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昨日のアイルランド音楽(=ケルト音楽)についての追加情報。
プログラムに書かれていた言葉―
・ホーンパイプって?
・リールって?
・ジグって?
曲名?いったい何?
早速調べましたら…、リズム名だったことが判明。
「ジグ」( クリック)
ジグは古くから踊られているダンスで、その中でも3つに分類されます。(ダブル、スリップ、シングル)
それぞれに違いはあるんですが、共通していることは「細かい3拍子の集まり」だということです。
3拍子というと、「ずん・ちゃっ・ちゃー、ずん・ちゃっ・ちゃー」のワルツを思い浮かべる方もいるかもしれません。
ただしジグは「タカタタカタタカタタカタ」といった具合です。
もしくは「高田・高田・高田・高田」でも可。
そもそもリズムを文字で伝えるのはなかなか難しいのですが、「タカタ」で1セットの3拍子です。
そう、めちゃ早いんです、急いでるんです、迫ってくるんです、慌ただしいんです!…演奏する分には。
口で「タカタ」「高田」と言いながら、太字「タ」の部分で机をたたいていただくとわかりやすいと思います。
そう、ジグはタカタ(or 高田)なんです。
ちなみに「ダブルジグ」は8分の6拍子(タカタタカタ)、「スリップジグ」は8分の9拍子 (タカタタカタタカタ)、「シングルジグ」は8分の12拍子(タカタタカタタカタタカタ)でひと区切り(1小節)なんだそうです。
ジグ高田、弱いプロレスラーみたいですね。
「リール」( クリック)
アイルランド音楽ではジグと並んでよく演奏されるリズムです。
リールは1つの小節の中に八分音符(ちょい短めの音符)が8つ入っています。
楽譜上は4拍子なので本来は「タカタカタカタカ」というように小節内で4回机をたたきたいところですが、かなり速いテンポなので
「タカタカタカタカ、タカタカタカタカ(2小節分)」というような感じで2拍子のように数えます。
とても軽快で、文字通り踊り出したくなるような曲が多いんです。
「ホーンパイプ」( クリック)
こちらはダンスソロの時に演奏される素敵なリズムです。
「リール」と同じ4拍子ですが、テンポがゆったりとして(早い場合もあるそうですが)、さらに「ターカターカターカターカ」とはずむような演奏が特徴的です。
「ホーンパイプ」という名前からしてリズムの名前というよりは、楽器の名前じゃない?と思われる方も多いと思いますが、その通りで、その昔イングランドなどで使われていた楽器名に由来するそうです。
それぞれケルト圏でも呼び方が異なり、イングランドでは「ホーンパイプ」、スコットランドでは「ストックホーン」、ウェールズでは「ピブゴーン」とよばれているそうです。(現代でも演奏に用いるアーティストがいるようですよ)
(以上、「ケルトの笛屋さん」からの情報)