昨日(4/4)のブログへのyo-サンからのコメントの中に「愛染かつら」という映画の題名が。
聞いたことはあるような…、だけど内容までは知りませんでした。
それで、改めて調べてみました。
愛染カツラとは―
長野県上田市別所温泉の北向観音境内に生育するカツラの巨木(雄株)である。推定の樹齢は300年以上、600年から650年、1000年以上などの諸説があり、慈覚大師円仁と千手観音にまつわる伝説が残されている。この木が世に知られる契機となったのは、川口松太郎の小説『愛染かつら』である。川口はこのカツラの木と木に隣接する愛染明王堂に着想を得て、1編の恋愛ドラマを書き上げた。小説及びこれを原作とした映画の大ヒットによって、この木も「愛染カツラ」と呼ばれるようになっている。
映画「愛染かつら」とは―
日本映画。 1938~39年松竹作品。監督野村浩将。脚本野田高梧。原作川口松太郎。主演上原謙,田中絹代。愛し合う病院長の息子と子持ちの看護師が,周囲の迫害に耐え,幾度かのすれ違いを繰り返しながらついに結ばれるまでの,波瀾万丈のメロドラマ。
それで、映画の主題歌「旅の夜風」と劇中歌「愛染草紙」をご紹介したいと思います。
(昔の白黒映画画像がバックに流れているものをYou Tubeで見つけました。)
その映画の主題歌「旅の夜風」(←クリック)
西條八十作詞・万城目正作曲
1.花も嵐も 踏み越えて
行くが男の 生きる道
泣いてくれるな ほろほろ鳥よ
月の比叡(ひえい)を 一人行く
2.優しかの君 ただ独り
発(た)たせまつりし 旅の空
可愛い子供は 女の生命(いのち)
なぜに淋しい 子守唄
3.加茂の河原に 秋長(た)けて
肌に夜風が 沁(し)みわたる
おとこ柳が なに泣くものか
風に揺れるは 影ばかり
4.愛の山河 雲幾重(いくえ)
心ごころは 隔てても
待てば来る来る 愛染かつら
やがて芽をふく 春が来る
「愛染草紙」
作詩 西条八十 作曲 万城目 正
昭和14年
1.流れくる 流れくる
君がやさしの 歌声かなし
男涙は ながさぬものを
何で泣く泣く 荒れ野の夜風
2.ひとすじの ひとすじの
愛の燈灯(ともしび) 君ゆえ聖(きよ)い
呼ぶな我が子よ 悲しい母を
遠い故郷 夕日が落ちる
3.おもいでの おもいでの
加茂の柳よ 比叡の月よ
離れ離れの ふたりの胸に
返れあの日の 見果てぬ夢よ
4.ほろばろと はろばろと
愛の山河 今日旅終えて
結ぶ縁の 愛染かつら
花よ降れ降れ より添う肩に
どうです?昔の白黒映画を知らない若い方々にとっては、どのように映ったか…。
時には、この様な大昔の映画や歌に触れるのも良いのでは?
yo-サン
興味深い情報コメントをくださってありがとうございます。
このように昔のことを思い出して懐かしむのも良いものですね
(ちなみに、私にとっては大昔のことですけど)