細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

軍事衝突を回避する仕組みについて

2006-03-10 19:10:09 | 細野豪志事務所スタッフ
 前回の記事に関しましてお問い合わせを頂きましたので、スタッフから分かる範囲でお答えいたします。

 偶発的な軍事衝突を回避する仕組みについてですが、たとえば公海上などで二国の軍艦が偶然遭遇した際などに不測の事故や軍事衝突を避けるために、あらかじめ通信手段などを取り決めておくものです。
 米中間においては、1994年に米空母キティホークが黄海の公海上で中国の潜水艦と遭遇した事件を機に、1998年に両国間で艦船の事故防止のための軍事海上協議協定が締結された後、2000年には両国間で「海上における危険な軍事行動を回避することに関する米中間の合意」がなされています。
 日本においても、ロシアとの間で1993年に海上事故防止協定が署名されているほか、95年には韓国との間で軍用機を対象とした二国間取り決めがされていますが、中国との間にはまだそのような取り決めはありません。