堅曹さんを追いかけて

2002年(平成14年)9月から先祖調べをはじめた速水家の嫁は、高祖父速水堅曹(はやみけんそう)に恋をしてしまったのです

フランスの旅⑨ 帰国

2008-12-15 01:41:52 | 旅行記

とうとう日本へ帰る日となりました。

11月29日。

リヨンから又空路でパリに出て乗り継ぎ、日本へ一直線です。



荷物を朝7:00までに部屋のドアの前に出し、朝食をとって出発です。


Cimg6780  右の大きいほうが私のトランク


リヨンの空き時間で本屋さんにいって本を買ったり、マーケットで買った布地もありで、

そうでなくても最初から重いトランクが、MAXに重くなってしまいました。

ちょっと心配・・・。



ずっと一緒だった桐生のSさんはシルクマーケットに出品しているので、

まだリヨンに残ります。

一緒に朝食を食べながら、楽しかった旅行のこと、一人で帰ってくることの不安、

成果が出るのを祈っているからね、

と尽きない話をしました。


仕事で残られる方たちがバスを見送ってくれました。


Cimg6784  ピンボケですが


さようなら~。がんばってね~。とこちらも手をふりました。



今日は霧がでていてサン・テグジュペリ空港も来たときとは違う雰囲気です。


Cimg6789  霧にかすむ空港


エルメスで買い物した時にもらった免税書類を手にカウンターにいき手続きをしました。

次はいよいよトランクを預けます。

重さは....30kg!


どうりで重いはずです。

超過料金の説明を受けたら、え~!と思うほど高い。

どうしよう、と思ってオタオタしていたら、

隣の係りの人が、

「団体でトランクの軽い人もいるから、通してOKよ」(フランス語だから、多分そんな内容)

と私の係りの人に言ってくれて、追加料金なしで預けることができました。

ふう~。難関突破です。




国内線を一時間ちょっと乗って、パリに着きました。

Cimg6793  国内線搭乗機


シャルル・ド・ゴール空港。

乗り継ぎの時間は1時間15分あります。


添乗員のKさん、なんかピリピリしています。

私なんか、ちょっとでも時間あったらチョコレートぐらい買おうかな~、

なんて悠長にかまえていたら、トイレ終わったら、ドンドン国際線のほうに歩いていきます。


遠いのです。

広いのです。

そしてものすごく人がたくさん。

みんなはぐれないように必死でついていきます。


ふと、誰かが「○長のSさんがいない!」と言いました。

みんな見回します。

ザワザワ。

添乗員のKさん、顔がこわばります。

すぐに携帯でSさんを呼び出し、現在地にくるよう指示しています。



いつもいつも、人数かぞえて、確認していたKさん。

きっと乗り継ぎに関しては、それこそ乗り遅れたら大変なことになるので

あせっていたのだと思います。

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国際線の入り口でもう一度手荷物検査が行なわれました。

空港職員がする前に、警察官がパスポートのチェックをするという厳重さです。

検査もすごくきびしい。

ブーツや靴は必ず脱がされる。 コートもカーディガンも。

パスポートまで機械を通される。


なかなか進まない。

そして搭乗ゲートから、今度はバスで飛行機まで移動。

時間がかかるはずです。

添乗員のKさん、わかっていたからピリピリしていたんですね。



団体で添乗員さんにくっついていくだけの私たちは、のんびりしていました。

旅行中ずっと私たちのお世話をしてくださったKさん、本当にありがとうございました。


   いつも買い物で集合に遅れ気味だったのに、いやな顔ひとつせず、

   曲がり角で大きく手をふって「こっちですよ~」と待っていてくれました。


   食事中はみんなの飲み物の希望を聞いて、注文して、と

   椅子に坐っている暇もありません。

   でもサササっと、すごい勢いで食べて、

   終わり頃には飲み物代を集めて計算して支払い。


   にこやかに! スピーディーに!

   見ていてすごいな~と感心してしまいました。




そんなこんなで、Sさんもすぐに来て、飛行機にやっと乗り込み、一路成田です。



Cimg6800  AF276便


Cimg6803 遠ざかるフランスの町


また、坐りっぱなしの12時間弱。

映画をみたり、レシートの計算したりしていました。


一緒の並びのTさんが途中で軽食のカップヌードルを持ってきてくれました。

「スパイシー」と書いてあります。

日本で売られているのより小ぶりの容器。

ちょっとピリッとして本当にスパイシーなお味。

おいしかった。


Cimg6810  Cimg6811

  Tさんサンドウィッチもアイスクリームも持ってきてくれました。ありがとう。


帰国後、新聞の記事に

機内食のカップヌードルは高度の違いで沸点が80~85℃なので、

その温度で美味しく戻り、伸びにくい麺にしてあるのだと、書いてあるのを読みました。

なるほどね~。



さて夜が明け、日本の上空にやってきました。

あまり眠れず、足も行きよりバンバンになって、さすがに疲れを感じます。


成田に近づいて、ずっと窓から外をみていると、

あ!富士山!が。


Cimg6831_2  クリックするともう少しよく見えます。


いそいで隣のⅠさんに声をかけると、

「行きに見たときより裾まで真っ白になっているね~。」と。

そうだ、行きは8合目ぐらいまでの冠雪でした。


この一週間で日本も一段と冬に近づき、山には雪が降ったんだなあ、と思いました。


   「富士山、行きにお姿を拝見できて、私のジンクス通りいい旅になりました。

    ありがとう!」


って心の中でつぶやきました。



成田到着は日付が変わって

11月30日、9:05。

晴れ。

最後まで天気に恵まれた、最高のフランスの旅でした。


     Merci beaucoup, A bientot !

   

    


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