(では休憩開けです。)
フランクが姿を消した後、シャイアンも列車に入り込み見事にハーモニカの男を救出する。マクベインが鉄道会社に屈せず、自らの手で駅を作り、この辺りを発展させようとしていたという強い意思の持ち主であったことをシャイアンへと伝えるハーモニカの男。その志を知ったシャイアンは、ハーモニカの男に力を貸すことを決意する。
ハーモニカの男は線路がマクベインの駅に至った時、駅舎がまだできていなかったら、土地の権利を失うという契約をシャイアンに教え、シャイアンは部下たちに駅舎の建設を急ぐように指示する。
一方のフランクは、ジルをそそのかして土地を売るように持ち掛ける。こんな土地など女一人でどうにかなるものではないと。ここを離れるつもりだったジルはその誘いに応じ、町で競売にかけることになるが、それはフランクの策略であり、裏で手を回して安値で買い叩こうという魂胆があったのだった。
いよいよ始まった競売に潜り込んでいたフランクの手下が、あらかじめ決めていた値段を告げ、落札しようとしたその時、「5000ドル!」との声が上がった。ハーモニカの男だった。予定外のことにどうすることも出来ないフランクの手下。
その5000ドルという金額は、シャイアンの首に掛かった懸賞金と同じ額だった。彼を保安官へと引き渡し、土地の権利を手にしたハーモニカの男。
その一部始終を見ていたフランクは、ハーモニカの男を買収しようと持ち掛けるが、もちろん彼は応じない。
憤懣やるかたない様子で出ていったフランクだったが、突然彼を襲う銃声が聞こえる。もはや用済みになったとモートンが仕組んだのだった。しかし、そこへ何故か助太刀に入るハーモニカの男。フランクは彼の思惑を推し量れずにいた。
一方のシャイアンは、計画通り護送中に見事脱走。彼にとっては朝飯前だった。そして、シャイアンは手下を引き連れてある場所へと向かう。
アジトへと戻ったフランクの目の前には異様な光景が広がっていた。それは、そこかしこに横たわる自分の手下たちとシャイアンの手下たちと思しきものの死体の山。いざ中へと踏み込むと、まだ辛うじて息のあるモートンを発見するが、彼を見捨ててフランクは去っていく。
その頃、マクベイン家の前では彼の意思を受け継いだ者たちによって鉄道建設が進められていた。ハーモニカの男も彼らと共に働いていた。そこへ現れたフランク。そして、そのあとに続くように駆け付けたシャイアンは、どうやら先ほどの銃撃戦で傷を負った様子だった。
「お前が生きていると落ち着かない」とフランクは、ハーモニカの男へ決闘を申し込む。対峙するハーモニカの男とフランク。おもむろにハーモニカの音色が聞こえてくる。
引き金を引く二人。致命傷を負ったのはフランクだった。地面へと崩れ落ちたフランクのもとへと近づくハーモニカの男。彼は、いまだに自分が何者なのか分からないでいるフランクの口にハーモニカをくわえさせる。
するとフランクの脳裏にある光景が蘇ってきた。それは、まだ幼いハーモニカの男の兄を自分が殺したという記憶だった。復讐を果たした男を目の当たりにしながら、事切れるフランク。
そして旅立っていくハーモニカの男と、その後を追うシャイアン。しかし、負傷が悪化したシャイアンは倒れ、彼の亡骸と共にハーモニカの男は去っていくのだっだ。
エンニオ・モリコーネの音楽が多用され、音楽のない場面は静かなシーンが多いように思われました。ヘンリー・フォンダの極悪非道ぶりも見ものだったと思います。
フランクが姿を消した後、シャイアンも列車に入り込み見事にハーモニカの男を救出する。マクベインが鉄道会社に屈せず、自らの手で駅を作り、この辺りを発展させようとしていたという強い意思の持ち主であったことをシャイアンへと伝えるハーモニカの男。その志を知ったシャイアンは、ハーモニカの男に力を貸すことを決意する。
ハーモニカの男は線路がマクベインの駅に至った時、駅舎がまだできていなかったら、土地の権利を失うという契約をシャイアンに教え、シャイアンは部下たちに駅舎の建設を急ぐように指示する。
一方のフランクは、ジルをそそのかして土地を売るように持ち掛ける。こんな土地など女一人でどうにかなるものではないと。ここを離れるつもりだったジルはその誘いに応じ、町で競売にかけることになるが、それはフランクの策略であり、裏で手を回して安値で買い叩こうという魂胆があったのだった。
いよいよ始まった競売に潜り込んでいたフランクの手下が、あらかじめ決めていた値段を告げ、落札しようとしたその時、「5000ドル!」との声が上がった。ハーモニカの男だった。予定外のことにどうすることも出来ないフランクの手下。
その5000ドルという金額は、シャイアンの首に掛かった懸賞金と同じ額だった。彼を保安官へと引き渡し、土地の権利を手にしたハーモニカの男。
その一部始終を見ていたフランクは、ハーモニカの男を買収しようと持ち掛けるが、もちろん彼は応じない。
憤懣やるかたない様子で出ていったフランクだったが、突然彼を襲う銃声が聞こえる。もはや用済みになったとモートンが仕組んだのだった。しかし、そこへ何故か助太刀に入るハーモニカの男。フランクは彼の思惑を推し量れずにいた。
一方のシャイアンは、計画通り護送中に見事脱走。彼にとっては朝飯前だった。そして、シャイアンは手下を引き連れてある場所へと向かう。
アジトへと戻ったフランクの目の前には異様な光景が広がっていた。それは、そこかしこに横たわる自分の手下たちとシャイアンの手下たちと思しきものの死体の山。いざ中へと踏み込むと、まだ辛うじて息のあるモートンを発見するが、彼を見捨ててフランクは去っていく。
その頃、マクベイン家の前では彼の意思を受け継いだ者たちによって鉄道建設が進められていた。ハーモニカの男も彼らと共に働いていた。そこへ現れたフランク。そして、そのあとに続くように駆け付けたシャイアンは、どうやら先ほどの銃撃戦で傷を負った様子だった。
「お前が生きていると落ち着かない」とフランクは、ハーモニカの男へ決闘を申し込む。対峙するハーモニカの男とフランク。おもむろにハーモニカの音色が聞こえてくる。
引き金を引く二人。致命傷を負ったのはフランクだった。地面へと崩れ落ちたフランクのもとへと近づくハーモニカの男。彼は、いまだに自分が何者なのか分からないでいるフランクの口にハーモニカをくわえさせる。
するとフランクの脳裏にある光景が蘇ってきた。それは、まだ幼いハーモニカの男の兄を自分が殺したという記憶だった。復讐を果たした男を目の当たりにしながら、事切れるフランク。
そして旅立っていくハーモニカの男と、その後を追うシャイアン。しかし、負傷が悪化したシャイアンは倒れ、彼の亡骸と共にハーモニカの男は去っていくのだっだ。
エンニオ・モリコーネの音楽が多用され、音楽のない場面は静かなシーンが多いように思われました。ヘンリー・フォンダの極悪非道ぶりも見ものだったと思います。