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ベルナルド・ベルトルッチ監督『シェリタリング・スカイ』

2021-04-21 00:16:00 | ノンジャンル
 ベルナルド・ベルトルッチ監督・共同脚本、ヴィットリオ・ストラーロ撮影、坂本龍一音楽の1990年作品『シェリタリング・スカイ』をWOWOWシネマで観ました。
 以下、あらすじをサイト「Hatena Blog」から引用、一部改訂させていただくと、
「第二次世界大戦後まもない1947年の北アフリカ。ニューヨークからやって来た作曲家のポート・モレスビー(ジョン・マルコヴィッチ)とその妻で劇作家のキット(デブラ・ウィンガー)は、求めるべき夢さえ失なった彼らの深い喪失感を癒す為に、文明と隔絶し、あてどもない拡がりを持ったこの地を訪れる。
 旅の道連れのポートの上流社会の友人、タナー(キャンベル・スコット)は、結婚して10年、夫との心のすれ違いを感じるキットにかねてより心を寄せており、この機会に彼女に接近する。次の目的地に向かう際、ポートはホテルで同宿だったイギリスの旅行ライター、ライル夫人(ジル・ベネット)とその息子のエリック(ティモシー・スポール)と同道するが、キットとタナーは別行動をとり、一夜を共にする。
アフリカ奥地の風土に嫌気がさしたタナーは別の土地へ向かい、二人きりになったポートとキットは、彼らの心の虚無を象徴するかのようなアフリカの碧空の下で一時、愛を確認したかに見えたが、それもつかの間、ポートは腸チフスにむしばまれ、医者もいない砂漠の最果ての街で息絶える。
 ついに一人きりになったキットは、何もない砂漠の荒寥を自らの内面と一体化したかのように、アラブ人の隊商の中に身を埋め、男と体を重ねる。そんな彼女の行方を探すタナーの手で、キットはようやく砂漠からタンジールへと連れ戻されるのだった。」

 砂漠の街の夜の風景のヴィットリオ・ストラーロの撮影は見事で、原作のポール・ボイルズ本人のナレーションが映画の始めとラストで行なわれていました。