私事で恐縮ですが、8月16日から17日にかけて西伊豆に旅行した時のことを書かせていただこうと思います。
今回の旅行を思い立った直接のきっかけは、南伸坊さんの著作『歴史上の本人』を読み、運慶が東上して最初に彫った像が伊豆・韮山にあることが知って、それを是非私も見たいと思ったからだったのですが、どうせ行くなら、ちょっと足を伸ばして、前から是非泊まってみたいと思っていた堂ケ島まで行って一泊し、そしてそれならついでに、これまた念願であった西伊豆のきれいな海でのシュノーケリングも楽しんでしまえ、と即決し、たまたま仕事の入っていなかった日に民宿の予約が取れ、実現に至ったのでした。
朝6時30分に車で厚木を出発。国道129号で平塚へ南下し、西湘バイパスで小田原へ、そして箱根新道、国道1号、国道136号を経由して、運慶の像のある伊豆・韮山の願成就院に着いたのが、ちょうど参拝時間の始まる10時ちょっと前という順調な滑り出し。人気のない中、どこが受付なのかしばし迷った末、思い切って母屋を訪ねると、御住職が直々に出てきてくださり、無事に運慶作の像を見ることができたうえ、御住職の丁寧なご説明まで一人占めすることができました。その後、伸坊さんが絶賛していたその像を丹念に眺め、像の組写真も思わず買ってしまったのでした。(なお像の素晴らしさについては、伸坊さんの著作の247ページ、250~251ページを読むことをお勧めします。)
次に向かったのは、ネットで見つけた西天城高原。牛が放牧されているその雄大な景色を味わおうと、国道136号と国道414号を南下した後、県道59号を西に進み、仁科峠に到着。阿蘇の草千里のような雄大な景色を味わうことはできましたが、放牧場と思われるところに牛は見当たらず。牛舎らしき赤屋根が点在する場所に行ってみると、牛糞の臭いはありますが、やはり牛も人影も見当たらず。あるのは誰も利用しなくなって廃墟化が進んでいる数々のコテージでした。(以前に伊豆を一周した時も感じましたが、伊豆ではこのような研修施設やレジャーランドの廃墟をよく見かけるように思います。)
気を取り直して県道59号の少し先にあるはずの「大滝」へと至る遊歩道を目指しましたが、入り口がどうしても見つかりません。何度往復してもそれらしき場所がないので、半分諦めながらも地元の人に聞いてみると、「大滝レジャーランド」というのはあるとのこと。取りあえずそれを目指してみました。行き止まりにはキャンプ場と魚釣り場があり、車を停めて探索してみると、おっと、ありました、遊歩道! しかしそれは最近手入れされた様子もなく、やはり「廃墟化」していて、いくつもの倒木で塞がれているものでした。それでも強引に進んでいくと、ネットで見た「大滝」ではありませんが、それなりに雰囲気のある滝が出現! 道は先につながっていましたが、そこからは急な上り坂になっていて、不穏な雰囲気に包まれていたため、怖くなり引き返すことに。出発点に戻り、どうしても「大滝」が見たい私は遊歩道の反対側へ強引に車で突っ込もうとしましたが、そこへレジャーランドの関係者が現れ、「大滝への遊歩道は危ないので、あまりオススメできません」と言われました。ということは、やはりさっきの遊歩道がそれで、あの先に「大滝」があったのか、制止される前に、秘かに途中まで行って正解だったな、と思ったのでした。(明日へと続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
今回の旅行を思い立った直接のきっかけは、南伸坊さんの著作『歴史上の本人』を読み、運慶が東上して最初に彫った像が伊豆・韮山にあることが知って、それを是非私も見たいと思ったからだったのですが、どうせ行くなら、ちょっと足を伸ばして、前から是非泊まってみたいと思っていた堂ケ島まで行って一泊し、そしてそれならついでに、これまた念願であった西伊豆のきれいな海でのシュノーケリングも楽しんでしまえ、と即決し、たまたま仕事の入っていなかった日に民宿の予約が取れ、実現に至ったのでした。
朝6時30分に車で厚木を出発。国道129号で平塚へ南下し、西湘バイパスで小田原へ、そして箱根新道、国道1号、国道136号を経由して、運慶の像のある伊豆・韮山の願成就院に着いたのが、ちょうど参拝時間の始まる10時ちょっと前という順調な滑り出し。人気のない中、どこが受付なのかしばし迷った末、思い切って母屋を訪ねると、御住職が直々に出てきてくださり、無事に運慶作の像を見ることができたうえ、御住職の丁寧なご説明まで一人占めすることができました。その後、伸坊さんが絶賛していたその像を丹念に眺め、像の組写真も思わず買ってしまったのでした。(なお像の素晴らしさについては、伸坊さんの著作の247ページ、250~251ページを読むことをお勧めします。)
次に向かったのは、ネットで見つけた西天城高原。牛が放牧されているその雄大な景色を味わおうと、国道136号と国道414号を南下した後、県道59号を西に進み、仁科峠に到着。阿蘇の草千里のような雄大な景色を味わうことはできましたが、放牧場と思われるところに牛は見当たらず。牛舎らしき赤屋根が点在する場所に行ってみると、牛糞の臭いはありますが、やはり牛も人影も見当たらず。あるのは誰も利用しなくなって廃墟化が進んでいる数々のコテージでした。(以前に伊豆を一周した時も感じましたが、伊豆ではこのような研修施設やレジャーランドの廃墟をよく見かけるように思います。)
気を取り直して県道59号の少し先にあるはずの「大滝」へと至る遊歩道を目指しましたが、入り口がどうしても見つかりません。何度往復してもそれらしき場所がないので、半分諦めながらも地元の人に聞いてみると、「大滝レジャーランド」というのはあるとのこと。取りあえずそれを目指してみました。行き止まりにはキャンプ場と魚釣り場があり、車を停めて探索してみると、おっと、ありました、遊歩道! しかしそれは最近手入れされた様子もなく、やはり「廃墟化」していて、いくつもの倒木で塞がれているものでした。それでも強引に進んでいくと、ネットで見た「大滝」ではありませんが、それなりに雰囲気のある滝が出現! 道は先につながっていましたが、そこからは急な上り坂になっていて、不穏な雰囲気に包まれていたため、怖くなり引き返すことに。出発点に戻り、どうしても「大滝」が見たい私は遊歩道の反対側へ強引に車で突っ込もうとしましたが、そこへレジャーランドの関係者が現れ、「大滝への遊歩道は危ないので、あまりオススメできません」と言われました。ということは、やはりさっきの遊歩道がそれで、あの先に「大滝」があったのか、制止される前に、秘かに途中まで行って正解だったな、と思ったのでした。(明日へと続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)