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ロバート・オルドリッチ監督『飛べ!フェニックス』その1

2011-08-09 03:14:00 | ノンジャンル
 ロバート・オルドリッチ監督・製作の'65年作品『飛べ!フェニックス』をWOWOWで再見しました。
 ベテラン機長(ジェームズ・スチュワート)と長年彼の相棒をしているナビゲータのモラン(リチャード・アッテンボロ)が運行している双発のオンボロ定期便は、砂嵐に巻き込まれて片方のエンジンが火を吹き、砂漠の真ん中に不時着します。その時の衝撃で崩れた積み荷の下敷きになって2人が死に、一人は片足を潰される重傷を負います。
 乗り合わせていた大尉(ピーター・フィンチ)は残された水の割り当てを決めると、最低量を守れば皆が10日間生きられる分の水があることが明らかとなります。過労で精神を病んでしまい仕事をクビになったボブ(アーネスト・ボーグナイン)が持っていたラジオから重傷の男の母国語の歌が流れると、機長はボブからそのラジオを借りて、重傷の男に持たせてやります。5日目にはるか上空を通過する機影を見て、必死に合図する人々を冷ややかに見る、ドイツ人のドーフマン(ハーディ・クリューガー)。
 大尉は最寄りの水場まで歩くと言い出し、機長やモランが自殺行為だと止めますが、頑固な大尉は彼らの言うことを聞きません。一方、飛行機のデザイナーを自称するドーフマンは機体の状態を調べ、残った部品を使えば、再び空を飛べると言い出しますが、機長は相手にしません。モランやドクターは皆に希望を持たせるためにも、ドーフマンの計画に乗るべきだと機長を説得し、ドーフマンの指導の元、新たな飛行機の製作に皆で取りかかり始めます。
 やがて、ボブが大尉に付いて行くと言い出し、自分の持ち物を他の人々にあげ始めますが、ドクターから病気のことを持ち出され、やむなく大尉への同行を断念させられます。大尉の部下の軍曹は足をくじいたふりをして残ることに成功し、大尉は志願者を一人連れて出発しますが、翌朝、ボブが夜のうちに水も持たず大尉を追っていってしまったことを知った機長は、ボブを連れ戻すために、一人で砂漠へ出発します。
 夜に作業をし、昼に寝る皆を尻目に、昼も黙々と作業するドーフマン。やがて瀕死の状態で大尉が戻ってきますが、一人それに気付いた軍曹は見て見ぬふりをします。そして助けられた大尉は、重病の妻を見舞うために飛行機に乗り、重傷を追っていた男が自殺したのを最初に発見することになります。(明日へ続きます‥‥)

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/