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国の個人情報流出1.7倍

2007-09-28 17:51:56 | ノンジャンル
 昨日、こちらで個人情報に関して述べましたが、9月8日の朝日新聞の夕刊には「国の個人情報流出1.7倍」という見出しの記事が出ていました。特に社会保険庁からのも流出がひどく、全体の件数の半数近くを占めているそうです。住民データバンクを作る時にも心配されていたことが、現実に起こった形になっています。ところがそれに対して総務省の担当者は「ファックスの誤送信なども個人情報の漏出としてきめ細かく報告されるようになったからためではないか」ち説明している、というのですから、その意識の低さに驚きます。
 まず、どういった種類の流出があったか、この担当者は把握していません。
 第二に、ファックスの誤送信なども、というように、あたかもファックスの誤送信が個人情報の流出でないかのような、言い回しです。ファックスの誤送信は立派な個人情報の流出です。
 第三に、これは一つ目とも関連しますが、調査がきめ細かくなったから、数字が増えているかのような物言いです。どういった種類の流出があったか、把握もしてないのに、こんな判断をしているのは憶断と言われても仕方がありません。
 それに対して、民間からの流出は4割減だそうです。企業の顧客情報漏れはマスコミで大々的に報道されていますし、企業も自粛を強いられるなど、社会的な制裁を受ける場合が多いように思います。
 それに比べて、官庁の甘いこと、甘いこと。個人情報流出の件で処分をきちんとしているのでしょうか? いっこうにそうした報道は私の耳に入って来ないのですが‥‥。役人のモラルの低下を示す一つの事件だと思いました。