自動車免許更新で見せるビデオ

　自動車免許の更新をするため、警察署に行って来ました。前回行った時には管理がルーズで30分も見ないで、ひどい人だと10分ぐらい見て帰ってしまう人もいましたが、今回はちゃんと職員が見張っていて、30分見ると個人的に声をかけてくれ、「もういいですよ」と言ってくれました。やはりこのところ交通事故がニュースになることが多く、警察も本気になって事故防止に力を入れ始めたのかな、と思いました。
　ビデオ自体もナビゲーターに片山右京さんを起用していて、説得力がありました。特に面白かったのは、水で滑りやすくなった道路で車がスピンし始めた時の対処法で、逆にハンドルを切って壁にぶつかりそうになる女性ドライバーのシーンは思わず声が出てしまいました。（そこまで力入れて見なくてもいいんですが‥‥）
　ただ、気になったことが一つ。それはビデオが事故防止の内容に終始してしまっていることです。私としては、車を運転する人が２年に一回必ず見るビデオなのですから、アイドリングストップの推奨とか、低燃費の車の購入のススメとか、エコドライブの仕方とか、環境問題に直結する内容をビデオの中に５分でいいですから入れてほしかった、ということです。交通事故は限られた人数の人にしか被害を与えませんが、多くの二酸化炭素を含む排気ガスは地球上のすべての人に被害を与えます。それは時には異常気象の豪雨、ハリケーン、海水上昇による津波の被害の拡大など、多くの人の命を奪うことにもつながることです。
　環境問題は厚生省がやればいい、という時代ではもうありません。すべての省庁が地球温暖化対策課を作って、すべての役所がすぐ本格的な施策を打つべきなのです。
　すでに北極海、南極、スイスの氷河は溶け始めています。それも猛烈な勢いで。次の世代のことを考えて、地球温暖化対策を最優先課題にして生きて行きましょう！