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スティーヴン・ウーリイ監督『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』

2007-09-19 15:53:31 | ノンジャンル
 スティーヴン・ウーリイ監督の'05年作品「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」をWOWOWで見ました。動機は当然ローリング・ストーンズの映画だからです。
 '63年、チェルシー。ローリング・ストーンズのギタリスト、ブライアン・ジョーンズがマネージャーのふりをして電話でライブへの出演交渉に成功し、その演奏風景をバックにタイトルロールが流れます。
 '68年、ブライアン邸に入るマネージャーのトムと建築家のフランク。ブライアンにトムがフランクを紹介し、フランクは改築に着手します。トムはブライアンの恋人で女優のアンナとがからみ合った様子を映した無数の写真をアンナに渡し、2人の関係を秘密にするように言います。フランクはブライアンのパラノイアぶりを見て仕事を断りたいとトムに言いますが、結局説得されてしまいます。フランクはそれ以来単なる建築家からブライアンの言うがままに動く存在に成り下がります。14才の少女を妊娠させたブライアンの回想シーン。ブルース音楽を志向し、仲間が集まりローリング・ストーンズを組んだブライアンの元にトムが自分をマネージャーにしてくれれば、ビートルズのように世界を征服してやると言って自らを売り込み、受け入れられます。ストーンズはアメリカ進出を狙いますが、ブライアンのドラッグでの逮捕歴で彼はアメリカに入国できません。'65年、ミュンヘン。ファンの波からアンナがブライアンを救い、パリの彼女の隠れ家へブライアンを連れて行き、ドラッグを教えます。目隠しプレイ、SMプレイにふける二人。'68年、アンナではない美女が訪れ、眠るブライアンに迫ります。トムはブライアンの浪費がひどく、5人の女が子供の認知を求めていると財務担当者から言われますが、すべて金で解決しろ、と命じます。ブライアンはフランクに腕立て伏せを50回やればアンナと寝ていい、と言い、フランクは必死になって腕立て伏せをしますが、からかわれていたことに気付きます。'66年、ストーンズの収録現場でドラッグのために使い物にならないブライアン。アンナに怠惰な生活ぶりを非難されるブライアン。ブライアンはアンナを交えて4Pを試みますが、アンナの拒否に会い、アンナに暴力を振るいます。キースはアンナを連れて、トムに相談し、ブライアンを残して先に出発します。ブライアンの自宅を訪れたグループのメンバーたちは、ブライアンをクビにし、退職金として10万ドル、バンドが継続している限り、毎年2万ドルを払うとしてブライアンの同意を得ます。ドラッグ中毒になっていくブライアン。フランクも薬の世界へ引き込まれて行きます。訪れたトムは、自分の演奏を録音したテープを燃やすブライアンからバンドから外されたことを伝えます。フランクは工事代を払わず、工事も中止だというブライアンに殺意を抱き、プールで溺死させます。トムはドラッグの証拠を消すためにブライアンの衣装をすべて焼きます。ブライアンの死の3日後、追悼コンサートが催され、前代未聞の50万人のファンが集まります。ブライアンは麻薬が少量した検出されなかったにもかかわらず、麻薬による事故死とされ、享年27才で死にました。トムはブライアンの死の数週間後、ストーンズの事務所を解雇されます。アンナは帰国させられ、葬儀に出られず、フランクは'93年死の床でブライアンを殺害したことを認めました。
 という映画ですが、ストーンズのファンの人が見たら、ガッカリでしょう。というのは、ストーンズの音楽があまり流れないからです。ブライアン・ジョーンズの人となりに興味がある人は満足できるのではないでしょうか。キースやミックを演じる役者は結構実物に似ていて、面白かったです。出て来る女の子も綺麗な子ばかりだし、裸になるし、とそういう面でも楽しめるかもしれません。ローリング・ストーンズのメンバーはこの映画を見て、どんな感想を持ったのでしょうか? 気になります。