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地球温暖化は経済を破壊する?

2007-09-17 15:50:14 | ノンジャンル
 9月1日の朝日新聞に興味深い記事が載っていました。来日中のドイツ首相メルケル氏が京都市内で演説したという記事です。
 記事を引用すると「10年前には環境相として訪れ、京都議定書の採択に携わったゆかりの地から、地球温暖化防止に向けた日独の一層の協力を呼びかけた。メルケル氏は『温暖化防止は難しいという議論があるが、何の対策もとらなけらば国内総生産(GDP)が最大20%減少するとの報告がある。温暖化防止は国民の豊かさを守ることだ』と対策の緊急性を強調。京都議定書を批准していない米国や途上国を巻き込んだ議論の必要性を訴えた。(後略)」
 まず、温暖化防止は難しい、と言っている人がいることに驚きました。これは自殺志願しているのと同じことです。それとも地球温暖化が進んでも人類が生きて行けると思っているのでしょうか? 理解に苦しみます。
 そして最も驚いたのは、このまま何の対策もとらないと国内総生産が最大20%減少するということ。ここには何年までに、ということが書かれていないので、何とも言えない部分もありますが、常識的に考えて今の産業をそのまま維持していくのが難しいというのは何となく直感的に分かります。
 私たちは経済成長神話の中で育って来たので、経済は成長しないといけないものだ、という固定観念あるのかもしれませんが、いつまでも成長が続くはずがないことにも誰もが気が付いているはずです。そろそろ私たちも考えを変えて、今の生活レベルを維持するにはどうすればいいか、いかにして省エネで生活できるか、経済成長がマイナスになっても快適な生活を維持するにはどのような方法があるか、ということを真剣に考える時期に来ているような気がします。
 先進国も途上国も未だに経済成長神話の虜となっています。私も国内総生産が減少すると聞いて驚いているぐらいですから、人のことは言えません。ただ、ここで経済成長に替わる価値観が提唱され、しかも快適な生活を誰にも提供できるシステムを確立していくことに力を注ぐべきだと私は思います。皆さんはいかが、お考えでしょうか?