WOWOWで森崎東監督の'03年作品「ニワトリはハダシだ」を見ました。
舞台は舞鶴。戦後すぐに、朝鮮へ帰る朝鮮人を乗せた船が沈み、500人死んだ海はすぐ近くです。そこで潜水夫をする夫(原田芳雄)のいいかげんさに妻(倍賞美津子)は下の小学校低学年ほどの娘と家を出ています。上の中学生ぐらいの息子サブも母が好きで、そっちの方へ行きたいのですが、父に強引に引き止められ、潜水夫になる訓練を受けていますが、すぐに脱走し、妹のところへ行きたがります。二人の子供は知的障害児で養護学校に通っていて、そこの若い女の先生になついています。そんなところへ、暴力団とつながっている有力な検事がワイロで送られた、中には検事の不正の証拠となる重要書類があるベンツの車が外人の窃盗団に盗まれ、舞鶴に持ち込まれます。そこにサブはたまたま居合わせ、記憶力の異常にいい彼はその車のナンバーから、中に入っていた重要書類の中身まで覚えてしまい、彼は警察と暴力団の両方から追われることになります。彼を守ろうと、父や養護学校の先生が奮闘し、車は海の底へ、そしてこの件は揉み消されることとなり、サブたちは元の静かな生活を取り戻します。
倍賞美津子が在日韓国人の役なので、その話題が展開すると思いきや、料理や踊りで出て来るだけで、普通の風景の一断面としてしか映画の中では扱われません。そういう人々を特殊扱いせず、普通の風景の単なる一つの要素として受け入れているということでしょう。
同じことは知的障害に関しても言えて、サブの兄妹はたまに変わった体の動きをしたりしますが、しゃべり方も普通だし、表情も普通だし、言われなければ知的障害児とは分かりません。
実は、私も精神障害の認定を受けているのですが、こちらからも周囲の人から気付かれることはありません。
そんな見方もできる、森崎東監督の映画でした。
舞台は舞鶴。戦後すぐに、朝鮮へ帰る朝鮮人を乗せた船が沈み、500人死んだ海はすぐ近くです。そこで潜水夫をする夫(原田芳雄)のいいかげんさに妻(倍賞美津子)は下の小学校低学年ほどの娘と家を出ています。上の中学生ぐらいの息子サブも母が好きで、そっちの方へ行きたいのですが、父に強引に引き止められ、潜水夫になる訓練を受けていますが、すぐに脱走し、妹のところへ行きたがります。二人の子供は知的障害児で養護学校に通っていて、そこの若い女の先生になついています。そんなところへ、暴力団とつながっている有力な検事がワイロで送られた、中には検事の不正の証拠となる重要書類があるベンツの車が外人の窃盗団に盗まれ、舞鶴に持ち込まれます。そこにサブはたまたま居合わせ、記憶力の異常にいい彼はその車のナンバーから、中に入っていた重要書類の中身まで覚えてしまい、彼は警察と暴力団の両方から追われることになります。彼を守ろうと、父や養護学校の先生が奮闘し、車は海の底へ、そしてこの件は揉み消されることとなり、サブたちは元の静かな生活を取り戻します。
倍賞美津子が在日韓国人の役なので、その話題が展開すると思いきや、料理や踊りで出て来るだけで、普通の風景の一断面としてしか映画の中では扱われません。そういう人々を特殊扱いせず、普通の風景の単なる一つの要素として受け入れているということでしょう。
同じことは知的障害に関しても言えて、サブの兄妹はたまに変わった体の動きをしたりしますが、しゃべり方も普通だし、表情も普通だし、言われなければ知的障害児とは分かりません。
実は、私も精神障害の認定を受けているのですが、こちらからも周囲の人から気付かれることはありません。
そんな見方もできる、森崎東監督の映画でした。