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手塚治虫文化賞10周年

2006-10-12 17:24:42 | ノンジャンル
 今日の朝日新聞の朝刊に、見開きで、「手塚治虫文化賞10周年」の特集記事が組まれていました。浦沢直樹さん、夏目房之介さん、萩尾望都さんが参加したシンポジウム、荒俣宏さん、いしかわじゅんさんの対談、そしておまけ的にしりあがり寿さんと西原理恵子さんによる手塚マンガの主人公キャラであるアトム、火の鳥、「三つ目がとおる」の三つ目、「ジャングル大帝」のレオを記憶によって書いてうまさを競うというお笑いイベント(?)もありました。
 10回の受賞作品も紹介されていましたが、私が読んだのは「MONSTER」の一部と「陰陽師」をパラパラ、「バガボンド」もちらちら、「PLUTO」は立ち読みで数回、そして「失踪日記」はきちんと全部といった具合で、とてもマンガ通とは呼べない有り様です。「西遊妖猿伝」は読みたくて探しましたが、どこのマンガ喫茶にもありませんでした。(買えばいいのに‥‥)
 この記事で面白かったのは、しりあがりさんと西原さんの対決にも笑いましたが、いしかわじゅんさんの話で、「失踪日記」の吾妻ひでおさんが最初に失踪した時には本当にマンガ仲間が皆心配して、戻ってきた時に、「何やってたの?」の問いに「いや、浮浪者やってた」って言うので、浮浪者のような生活をしていたのだと思っていたら、「ような」は必要無かったことをマンガを読んで知ったというのと、これは面白いというのではありませんが、岡崎京子さんが復活しておられたことを知ったことでしょうか。(今まで知らなかった方がおかしいのかもしれませんが‥‥)。
 全体的にも面白い記事だったので、興味のある方は図書館で読んでみたらいかがでしょうか?
 ちなみに第一回からの大賞受賞作は、以下の通りです。
 第一回「ドラえもん」(藤子・F・不二雄)
 第二回「『坊ちゃん』の時代」(関川夏央・谷口ジロー)
 第三回「MONSTER」(浦沢直樹)
 第四回「西遊妖猿伝」(諸星大二郎)
 第五回「陰陽師」(岡野玲子、原作;夢枕貘)
 第六回「バガボンド」(井上雄彦)
 第七回「黄色い本-ジャック・チボーという名の友人」(高野文子)
 第八回「ヘルタースケルター」(岡崎京子)
 第九回「PLUTO」(浦沢直樹・手塚治虫)
 第十回「失踪日記」(吾妻ひでお)