自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

トーニチ トルクレンチ QL15N-MH

2014年07月22日 22時29分06秒 | 工具
金属と違ってデリケートなカーボンパーツの取り付けには、適正トルクでの締め付けが重要です。
むやみに、力任せに締め付けしまうとカーボンパーツを粉砕してしまうこともあります。
かといって、締め付けが甘いのも危険なこと。
自分でパーツを取り付ける時は、取説の適正トルクを守れるようにトルクレンチを使うようにしています。

普段使用しているトルクレンチは、「grunge」



バイクの組み立てに必要な最低限のビット(ソケット)が付いて価格も手ごろで重宝します。
トルクも2~24N/Mと幅広く対応しています。
トルクの調整は、グリップ部を回して小窓の数値に合わすことで行います。



このトルクレンチは、「それなり」にトルクをかけてもよい部分には安心して使えるのですが、低トルク=6N/M以下 の時は、少し不安を感じていました。
「6N/M は、こんなに力を込めてもいいの?これくらいで止めたいのだけれど・・・」と、自ら判断することも。
信じていない訳ではないのですが・・・(それは信じていないということですよね)

このトルクレンチのレンジが、2~24N/Mと幅広いために低トルク部分の設定誤差が影響しているのではないかと思うようになりました。
低トルクの設定では、グリップの半回転で1N/M 程の設定。
少し幅があるように感じます。

そこで、もう少し精度の良さそうなトルクレンチを探してたどり着いたのが、これ。
トーニチ QL15N-MH



東日製作所 トルク機器を専門に扱うメーカーです。
自転車パーツにそれほどの精度が必要とは思えませんが、気になるとやはりより正確でありたいと。
トーニチでは、この手の種類を「ラチェット付プリセット型トルクレンチ」と呼ぶようようです。
grunge も同じ機構です。

3~15N/Mと扱えるレンジは狭いのですが、逆にそこが安心感にも繋がっています。



トルクの設定は、グリップ部のロックを解除して小窓とグリップの補助メモリで合わせます。
0.1N/M 単位で設定できます。



試しに、5N/Mと6N/Mを比べてみました。
結構違います。
低トルクの1N/Mの差は、大きいように感じます。
grungeなど、場合によっては一旦指定トルクの1N/M下で締め付けてみて、再度指定トルクにした上で締め付けるなど少し慎重にした方が良いかもしれません。

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