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自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

ミニベロの話 その20

2016年03月23日 22時18分55秒 | パーツ
もったいないパーツ その3
カンパニョーロのWレバー



若気の至りで、レバーの中心部をくり抜いてしまったモノです。
1970年代の後半に流行った軽量化手法の一つです。
いくらも軽くはならないのに時間をかけて加工しました。
当時、ろくな工作器具を持ち合わせていなかったので、穴あけもハンドドリルです。
(現在は、ほとんど見かけなくなりました。)
穴をいくつもあけて、丸棒ヤスリで削り落とす!
手間のかかっている割には仕上がりはよくありませんでした。

そんなWレバーですが、カンパはカンパ。
やっぱりもったいないパーツです。

そこで過去ミニベロに使用し、その後部品箱にしまわれていたWレバーにカムバックしてもらうことにしました。



サンツアーのVX(ビックス)です。
サンツアー V-Luxeの後継モデルぐらいのグレードだった記憶しています。



保管状態が良くなかったのかワッシャーに錆も出ていました。
少し手を加えて取り付けました。



全然問題ありません。
何せモノの価値など分かりませんから。
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ミニベロの話 その19(フジタ ベルト と サカエ カスタム)

2016年03月21日 16時34分06秒 | パーツ
もったいないパーツ、その2
フジタ ベルト(BELT)ピラー



一枚革サドルのピラーは、サドルにヤグラ(取り付け部分)が隠れるのが定石。



サンプレックス タイプとも言われますが、ビンテージランドナーでは、今でも本家サンプレックスが根強い人気のようです。
国産では、フジタがベルトの名称で販売していました。





よく似たデザインですが、栄が販売したのがカスタムです。
新しいミニベロ用には、栄 カスタムを用意しているのですが、心のどこかで納得していないモヤモヤが残っていました。
「やっぱりベルトにしようかなあ。」

さて、譲るミニベロからベルトを外すとその後はどうする?
手持ちの栄 カスタムにするか?
今となってはそれも惜しい気がする・・・。

手元を離れる自転車に追加投資するのももったいないけど現在手に入る一番安いピラーであれば、ということでKalloy(カロイ)を購入しました。



カロイは、ピラー径のバリエーションも豊富でミニベロのシート径 26.8mmもライナップされています。
余談ですが、26.8mm径のピラーは、現在ほとんど無いようで選択肢はかなり限られています。

それにしても長いピラーです。



このヤグラ形状は、サドルの厚みが薄いロード系サドルには良いのですが、一枚革にはちょっと馴染みません。
(市販されているミニベロは大半がこのタイプですが・・・)

帰宅途中、電車の中でヤフオクを何気なく見ていると栄 カスタムが出品されていました。
程度が良さそうで、価格もほどほど。
思わず入札!






自分が何を考えているのか分かりません。
こんなに26.8mm径のピラーばかり集めてどうする!?





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ミニベロの話 その18(サンツアーV‐Luxe)

2016年03月20日 12時18分53秒 | パーツ
ケチで、器の小さい人間なので、気前よくミニベロを譲ると息子に言ったものの、そのまま渡すのがとても惜しくなりました。
3本クロモリの廉価なフレームですが、パーツは30数年前の上級ロードパーツをアッセンブルしています。
価値の全くわからない息子には、もったいない!
そこで、パーツを入れ替えて渡すことにしました。
だいたい外見が似ていればわかりません。

もったいないパーツ、その1
サンツアー サイクロン Rディレーラー



高校1年の時、最初のロードに装着した当時最軽量のディレーラーです。
小ぶりで仕上げのアルマイトも光沢があって高級感がありました。
取り外したロードは、その後、デュラエースEX、カンパヌーボと入れ替えました。

これは、外してコレクションケースに移しましょう。

ミニベロに取り付けるディレーラーは、サンツアー V-Luxe



サイクロン登場前の定番ロード ディレーラーです。
写真は、高校通学に使っていたハイテン鋼ランドナーに取り付けていたものです。
ろくに掃除もせず、雨の日でもガシガシ変速し、酷使したにもかかわずトラブルも無く、フレームを処分した際に取り外し保管していました。
(保管状態はあまり良くなかったようです。少しきれいにしてから装着します。)
ミニベロフレームとのグレード感や年代では違和感はありません。
老体に鞭打って再登場願いましょう。

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ミニベロの話 その16(Wレバー )

2015年11月04日 22時09分16秒 | パーツ
フリクションタイプのディレーラーをシフトするのは「Wレバー」。
そして私にとって「Wレバー」は、カンパニョーロ を意味します。
レバーの腹部分の凸文字が、なんとも言えない掴み心地。
クラシカルなデザインかもしれませんが、温かみを感じます。

最初に購入したWレバー。



バンド止めタイプでした。
現在のサイクラーで使用。

ミニベロ使っているのもカンパ。

 

若気の至り。軽量・穴あけブームに乗って、中をくりぬいてしまいました。

そして、Holksで使っているチェーンレスト(ポルタカテナ)。




進行中の New ミニベロ 計画。
Wレバーは、やはりカンパ。
相当以前に凹文字のカンパレバーを購入していました。
その時、既に希少になりかけていたものです。
用意したものがあるにもかかわらず、無性に凸文字がほしくなってしまったのです。
そして、先日の「京王閣フリマ」。
探していた、「ささやかなお宝」をゲット。



汚れを落とし少しだけきれいにしました。




では、凸文字と凹文字の比較を・・・



左:凹文字  右:凸文字
凹文字タイプは、すっきりした印象。



横から見たところ

2つの違いは、レバーのデザインだけではありません。
環付き取り付けボルトの受け部分も異なります。



凸文字タイプは、フラットでシンプル。
些細なことですが、こういったフィーリングも大事にしたいです。
所詮、趣味の世界ですから。
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ミニベロの話 その15(ブレーキレバー:オポジット レバー )

2015年10月17日 12時20分21秒 | パーツ
いざ探してみると見つかりません。
以前であれば、どこのショップでも見かけたワイヤー内蔵タイプのオポジットブレーキレバー。
一説によると、ハンドルに「穴を開ける」ということが、アメリカの安全基準に抵触し、販売することが難しくなったからであるとか。

ネットを調べてみてもあまり見かけず、あっても驚く値が付いています。
CLB にもインベルセレバー というのがありましたが、こちらは更に高額!
カンパのブレーキレバーが買えそうです。
それほどのものを求めてはいません。

今どきのロード系サイクルショップをいくら回っても出会えなさそう。
願うは、秋のフリーマーケットで見つかりますように・・・?

たまたま京都出張があり、ついでに立ち寄った老舗のショップ。
ショーケースを覗いていると、なんと!予期せぬパーツにご対面。
ダイヤコンペ #189 オポジットレバー
普通に販売されていました。



ただ、残念なのは、ブルーのアルマイト着色が施されていること。
一応、無着色の在庫を確認しましたが、店頭にある分のみとのこと。
アルマイト剥離のことは後で考えることにして買い求めました。

さて、アルマイトの剥離です。
日東 ダイナミックⅡでは失敗に終わったため信用を失った(私の中では)剥離剤を試してみることにしました。



アルマイト専用剥離剤「ストリッパー」

容器にパーツが浸る程度の「ストリッパー」を注ぎます。



すると、「すぐに」液が濁り始めました。



液にブルーの色が広がります。



みるみる容器全体に。



数分でパーツが見えなくなるほどの化学反応です。



ほどほどのところでパーツを取り出すと、部分的に黒ずみがあるもののブルーの着色は剥がれていました。



今回は、効果絶大、時間短縮、労力削減、で大満足 です。
薬剤、イイです。

黒ずみをウエスで拭き取るだけでアルミ色が現れました。



その後、仕上げを兼ねて日東 ダイナミックⅡの仕上げでも使ったスポンジ研磨剤で表面を整えました。



毎度のことですが、もう少し丁寧に作業するともっと良くなります。
・・・ですが、このくらいで止めにしておきます。

ブレーキレバーも準備できました。
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