栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、27日、坂路で54秒台をマークしています。
- 22.10.27 坂井瑠 栗東坂良 1回 54.5-38.7-24.5-12.1 馬ナリ余力
- 22.10.23 助 手 栗東坂稍 1回 55.3-41.1-27.2-13.7 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「帰厩後の様子も特に変わりはなく、この馬らしく元気いっぱい、走る気満々といった感じです。まだ体に余裕があるイメージですが、11月12日(土)東京11R 武蔵野ステークス(G3・ダ1600m)まであと2週ありますので、しっかり調教していきたいと思います。ダートも上手にこなせるパワーがある馬。海外を経験して心身ともにひと回り成長してくれていますし、改めて日本のダートでどういう競馬をしてくれるのか。いい勝負ができるのではと期待しています」
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21日に帰厩をしたあとも順調で、23、27日と坂路入り。特に27日は坂井瑠星騎手を鞍上に据えた二週前追い切りの位置付けですから、54.5-38.7-24.5-12.1秒を馬ナリとそこそこの時計を出してきました。
そんな中、矢作先生からは「この馬らしく元気いっぱい走る気満々」「海外を経験して心身ともにひと回り成長してくれた」「(武蔵野Sでも)いい勝負ができる」と非常に前向きなコメントがたくさん出ており、次走は一年ぶりの国内ダート戦ながらも、『自信があるのはパンサラッサよりむしろコチラ…』みたいな雰囲気すら感じます(^^;)
いや、パンサラッサはG1天皇賞に挑むのですから求められるレベルも違うでしょうし、バスラットレオンと比較してどうこうの話ではないですよね(^^ゞ 2頭にはそれぞれ頑張ってもらうだけですし、きっと期待に応えてくれると思っています。
それにしても、バスラットレオンの状態は良さそうですねぇ。。どんなレース展開になるのか分かりませんが、ひょっとしたら、今度の武蔵野Sがバスラットレオンの新境地開拓レースになる可能性もありそうです(^^)
【チャンピオンヒルズ在厩時のバスラットレオン:公式HP(2022/10/26更新)より】
栗東トレセン在厩のプライムラインは、26日、坂路を併せ馬で時計をマークしています。
- 22.10.26 北村友 栗東坂良 1回 54.7-40.7-26.8-13.2 馬ナリ余力
エンペザー(古馬2勝)馬ナリを0.6秒追走0.1秒遅れ
◇田中克調教師のコメント 「帰厩後の1本目にしては楽に駆け上がってきましたね。朝の気温は6℃しかなく、だいぶ寒くなってきましたので、体調も徐々に上向いている印象です。目標レースは11月13日(日)阪神12R ドンカスターC(2勝クラス・ダ1400m)。今のところ硬さなどは大丈夫ですが、その点にも気を付けながら、来週、再来週と負荷をかけていきたいと思います。次走の鞍上は坂井瑠星騎手の予定です」
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先週22日にこっそりトレセンに帰厩したあと早速坂路に入り、比較的時計のかかるコース状態の中で54.7-40.7-26.8-13.2秒と、『一本目にしては楽に駆け上がって』くれたようです。
そして、復帰レースは11/13阪神最終のドンカスターC(ダ1400m)、鞍上は19年10月のデビュー戦と怪我を挟んだ2戦目、20年8月盛岡のエメラルド賞以来となる坂井瑠星騎手で挑むことになりました!
エメラルド賞からの2年余りで坂井騎手は様々な経験を積み、今や飛ぶ鳥を落とすG1ジョッキーになっているわけですが、もともと矢作厩舎所属だったプライムラインのことはずっと気にかけてくれていたハズ。。このところ続けて乗ってくれていた川田騎手だと、さすがに『この先ずっと…』というわけにはいきませんし、これからオープン入りをめざすパートナーを誰にするか?の観点では、坂井騎手の方が何かと融通が利きそうですからね(^^ゞ
と、またもや勝手なことを妄想してしまいました。とにかく今は余計なことを考えず、来週、再来週とドンドン調子を上げていくこと、そして復帰初戦から2勝クラス突破にメドをつけてしまいたいですm(_ _)m
【チャンピオンヒルズ在厩時のプライムライン:公式HP(2022/10/26更新)より】
パンサラッサは、10月30日(日)東京11R 天皇賞・秋(G1・芝2000m)に吉田豊騎手で出走します。
- 22.10.26 助 手 栗東坂良 1回 53.6-38.8-24.9-12.1 馬ナリ余力
- 22.10.23 助 手 栗東坂稍 1回 59.6-42.8-27.4-13.4 馬ナリ余力
- 22.10.19 助 手 栗CW良 6F 79.9-65.0-50.9-37.2-12.1(7) 稍一杯追う
ラヴェル(二歳1勝)一杯の内0.4秒追走0.1秒先着
◇矢作調教師のコメント 「26日に坂路を単走で追い切りました。時計は53秒台とやや遅めですが、馬場が重く、全体的な時計が掛かっていましたので納得はしていますし、やや物足りなかった先週に比べて今週は一段上がった感じ。身のこなしが良くなっています。さらにピリッとさせるべく、競馬当日はメンコを早めに外してスイッチを入れる方向で検討中。それでどこまで変われるか、色々と試してみたいですね。過去の事例からも天皇賞・秋を逃げ切って勝つことは簡単ではありませんが、それでもここは自分の競馬に徹するだけ。何とかスタートを決めて、この馬の逃げができればと思っています。どんな調教過程であっても競馬に行ったら頑張ってくれる馬ですから、そのあたりにも期待したいところです」
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パンサラッサの天皇賞出走、そして枠順が確定しました。
**2022/10/30東京11R 天皇賞・秋(G1/芝2000m)出走馬**
真ん中ぐらいの枠が希望だったことを考えると、2枠3番は想定以上の内枠ですが、府中の2000mで先手を取りたい馬が3番枠で文句を言ってはいけませんよね。あえて言うなら、ゲートで待たされるリスクが少ない偶数番が欲しかったかなぁ…ですが、それはクジ運だけの話になりますし、今さら言ってもどうにもなりませんからね(^^ゞ
他馬との関係で言えば、すぐ外にいるポタジェ、ダノンベルーガ、ジオグリフといったところがあえて被せてくるとも思えませんし、ゲートさえ決めてしまえばジャックドール、バビットが外に回った並びも悪くないハズ。。細かいことを気にしだしたらキリがないと割り切れば、出走、枠順確定までの流れは概ね順調と言って良いでしょう。
最終追い切りの53.6-38.8-24.9-12.1秒は、確かに数字はそれほど目立たないものですが、JRAの動画を見ると楽な手応えのまま終いまで伸びていましたし、矢作先生や岡助手が「良くなった」という手応えを感じていれば充分です。
まあ、「どんな調教過程であっても競馬に行ったら頑張ってくれる馬」との表現には、矢作先生の『プロセスは必ずしも100%ではなかった…』との思いが入っているのかもしれませんが、結局、帳尻を合わせて9分以上のデキでは出走してくれるでしょうし、パンサラッサはレースに行けば間違いなく頑張る馬ですからね。
ということで、いよいよ決戦の日曜日が近づいてきました。私としても、『迷わず行くだけ!』のパンサラッサに笑われないよう、何事にも惑わされずに応援したいと思います!m(_ _)m
【天皇賞秋・枠順確定後の表情】パンサラッサの2枠3番に矢作調教師「あとはジョッキーがスタートに気をつけて…」:競馬ニュース・特集なら東スポ競馬
[GⅠ天皇賞秋=2022年10月30日(日曜)3歳上、東京・芝2000メートル]
展開面で大きなカギを握るパンサラッサ(牡5・矢作)は2枠3番と内めの枠順をゲットした。矢作調教師は「真ん中の枠がやりやすいとは思っていたけど、ジャックドールが外にいるし、コース形態からも内が不利ということはないからね。あとはジョッキーがスタートに気をつけて、うまく出して行ってほしい」と早くもゲートを気にかけていた。
【天皇賞・秋】逃げ宣言パンサラッサは3番枠からの発走 矢作調教師「コース形態から、内が損と言うことはない」 : スポーツ報知
◆第166回天皇賞・秋・G1(10月30日、東京競馬場・芝2000メートル)
出走馬15頭の枠順が10月27日、決まった。
展開のカギを握るパンサラッサは2枠3番からの発走。矢作調教師は「真ん中ぐらいの方がやりやすいと思っていたけど、コース形態を考えると、内が損ということはないからね」と冷静に分析した。
また、同型とされるジャックドールやバビットが外めの枠に入ったことも確認。「この並びなら、テンから(さらに)出していかないといけないのかな」と矢作調教師は改めて、逃走宣言に力を込めた。
【天皇賞・秋】パンサラッサ 上向きラスト1F12秒1!矢作師も納得「身のこなしが良くなっている」:スポニチ Sponichi Annex
歴史的な逃亡劇を演じるか。パンサラッサの最終追いは坂路単走。レースで見せる激しい闘争心をベールに包み、4F53秒6~1F12秒1の抑えた時計で駆け上がってきた。この平常心が逆に不気味。動きを確認した矢作師は「今朝は(4F)53秒台の指示。先週に比べ一段階上がった感じ。身のこなしが良くなっている」と納得の表情だった。
指揮官の瞳がギラリ輝いたのは“逃げるのか?”の質問。前のめりで答える。
「もちろん。ファンの方もそれを望んでいる。それに徹するしかない。府中の2000メートルを(天皇賞・秋で)逃げ切ったのはニッポーテイオー(87年)までさかのぼる。簡単ではないが」
自分に言い聞かせるように強い決意を口にした。札幌記念で2着した内容は十分主力級。最終追いを終えたこの日、香港カップ(12月11日、シャティン)への招待受諾も発表された。今春のドバイターフ同着VでG1初制覇。海外遠征で箔(はく)を付けたパンサの逃げが波乱を呼ぶ。
坂路単走で軽快な動きをみせたパンサラッサ Photo by 提供写真(スポニチ)
【天皇賞秋・採れたて】パンサラッサ課題さえクリアなら「同型が多い中でもやれると思っています」:競馬ニュース・特集なら東スポ競馬
[G1天皇賞秋=2022年10月30日(日曜)3歳上、東京・芝2000m]
<栗東>今春はドバイターフの1着同着で日本の競馬ファンを大いに沸かせたパンサラッサ。前日の最終追いに騎乗した岡助手は「まだ本調子じゃないのかなと思っていた中で、期待以上にしまいまでしっかりと動いてくれました。あれでもう一段階上がってくれれば。ここ2走はスタートがこの馬らしくなかったですが、しっかり出てくれさえすれば同型が多い中でもやれると思っています」。
チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、ウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「トレセン帰厩に向けて、半マイル56秒と58秒程度を取り入れながら、順調に乗り進めることができていますよ。まだ見た目は子供っぽい印象ですが、こちらに来た時よりも動きは着実に良化しつつありますし、坂路で楽に時計が出る感じも悪くないと思います」
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今週から半哩56秒を始めたキングエルメスがキャピタルS(11/26東京)目標ですから、すでに56~58秒を週2本やっているテラステラの復帰については、同じぐらいかもっと早いタイミングになる可能性が高いでしょう。
先週の記事では『帰厩が今月末の場合は11/13の3R、来月上旬の場合は11/26の3Rに組まれている1400mの未勝利戦』と書いたのですが、間を取って11/20の阪神3R(芝1600m)なんてのも(マイルを試すという意味では)悪くないですし、いずれにしても、11月中に復帰戦を見ることができそうです。
チャンピオンヒルズに入ってから約2ヶ月、小泉厩舎長からは「こちらに来た時よりも動きは着実に良化、坂路で楽に時計が出る感じも悪くない」との嬉しいコメントがもらえましたし、写真を見ても(まだ子どもっぽいと言われちゃいましたけど(^^;))北海道時代より明らかにそれらしい筋肉がつき、大人の身体に近づいてきました。
全てのベースとなる内面の成長についてはやってみなければ分かりませんが、何となく、復帰初戦から『これまでとはひと味もふた味も違うテラステラ』が見られそうな気がします(^^)
【チャンピオンヒルズ在厩のテラステラ:公式HP(2022/10/26更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回15-15を切る時計で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「26日より半マイル56秒程度の調教へ移行。現時点ではまだ重たい走りでしたが、下地は整ってきていると思いますので、これから週2回、速めの本数を積み重ねていくなかで段々良化を示してくれるものと思われます。『11月26日(土)東京11R キャピタルS(L・芝1600m)あたりを一つの目標に進めてみる』(調教師)ことになりました」
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「現時点ではまだ重たい走り」ながら、半哩56秒をこなすところまで戻ってきてくれました。
そして、注目の復帰戦についてはジャパンカップ前日のキャピタルS(11/26東京)を「一つの目標に」とのことで、もしもそうなら、私の予想より早いぐらいのタイミングです。
もちろん、今後の良化度によって変わる可能性もありますが、間に合わないようなら12/10の阪神にリゲルS(L/芝1600m)がありますから、そのどちらかで久々のキングエルメスが見られると思っておけばよいでしょう。
ついでに余計なことを書いてしまいますと、キャピタルSを勝てば年末12/24の阪神C(G2/芝1400m)、リゲルSからの場合は年明けの京都金杯(G3/芝1600m)出走が視野に。。両重賞ともに賞金加算が必要条件になりそうですから、できることなら復帰初戦から能力全開、内容も結果も望みたいところです!(そんなに簡単じゃないでしょうけれど(^^ゞ)
【チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメス:公式HP(2022/10/26更新)より】
吉澤ステーブルEAST在厩のカイザーノヴァは、おもに内馬場でダク、ハッキングの準備運動後、外馬場でハロン17~20秒ペースのキャンター1600mを乗り込まれています。
◇澤担当のコメント 「行きっぷりや動きに問題はなく、有意義な調整期間を過ごすことができていると思います。暑かった時期はカッカして発汗が目立ちましたが、その分だけ代謝は良かった様子。それに対して今はこの馬なりに落ち着いていますが、代謝が落ちる分、やや毛づやがくすんで見える感じもしますね。ただ、体調が悪いわけではありませんので心配は要りません」
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先週の近況時に『基本的に調整は順調ながら、どのぐらいの期間で仕上げて行くのか今ひとつ読みにくい』と書いたのですが、今回も同様の雰囲気なので、復帰予想としては、11月13日の12Rではなく26日の12R(いずれも東京・芝1600m)が有力なのかもしれません。(トレセンに戻らないと始まりませんけれど)
まあ、「行きっぷりや動きに問題なく、有意義な調整期間を過ごすことができている」のですから、慌てずとも年内あと2走はしてくれそうですし、これまで同様、しっかりトレセンで仕上げて次走に向かってもらえればと思いますm(_ _)m
【2022/9/25中山9R 木更津特別(2勝C/芝1600m)のカイザーノヴァ:公式HPより】
【天皇賞(秋)】栗東レポート パンサラッサ(矢作芳人調教師):競馬実況web・ラジオNIKKEI
10月30日(日)に東京競馬場で行われる第166回天皇賞(秋)(GI)に出走予定のパンサラッサ(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)について、矢作芳人調教師の共同記者会見でのコメントは以下の通り。
「(札幌記念は)スタートも良くない中で、タフな馬場だったと思いますし、負けはしましたが、最後も差し返そうとしましたし、悪い内容ではなかったと思います。『パンサラッサには1000m通過が59秒5では遅い』というふうにも言われましたが、あの日の馬場はタフでしたから、決して遅いペースではなかったと思います。その中で頑張ってくれたと思います。
(中間は)北海道で放牧していましたので、栗東に着いた時には、いくらか疲れというか、輸送減りがありました。そこから疲れを取って、(調子を)上げてきたという感じです。レースのダメージについてはしっかり休んでいたので問題は無かったのですが、今回に関しては輸送で体が減ったところはありました。
(1週前追い切りは)しっかり負荷をかける、ということで、悪くない動きだったと思いますが、この馬に関しては我々の求めているレベルが高いので、1週前追い切りにしてはまだまだ物足りないな、という感じがしました。普通の馬なら凄く良い動きでしょうけどね。この馬ならもう一段欲しいな、というところがありました。
(今日の追い切りは)今回は普通に追い切れば良いという感じで、東京への輸送もありますし、息自体は出来ているので、もう一段、切れ味というか、シャープさを増せる追い切りが出来れば良いと思っていました。先週に比べて一段上がったな、と思いました。今日の坂路は時計がかかっているので、53秒という指示で、だいたいちょうどかな、と思います。今日は思った以上に馬場が重かったですね。(一段上がったと思ったのは)身のこなしでしょうか。あとは、乗っている騎乗者、岡助手の感触としても、一段上がったようなことを言っていました。
(東京競馬場の2000mは)簡単ではないですね。府中の2000を逃げ切ったのはニッポーテイオーまで遡るということ、ここのところの府中のレースを見ていると差し有利になっていますので、メンバーも強いですし、そう簡単なレースにはならないと思います。
(今回もいつものような形で進めるイメージか、という質問に)もちろんです。ファンの方もそれを望んでいると思いますので、そういう競馬に徹したいと思います。
(状態は前回に比べ)プラスアルファはあると思います。ただ、やはりもっと上げたかったのが正直なところです。
一部報道されていますが、メンコを外すタイミングとか、ジョッキーと考えていきたいと思います。こういうものはその時の馬の雰囲気で決めるものであって、事前に決めない方が良いと自分は思っています。
(逃げ方は)どうなりますかね。少し馬が大人になってきている感じがあって、以前ほどガーッと行かなくなっています。去年、オクトーバーSを吉田豊くんで逃げ切った時には大逃げだったのですが、あれは行ってしまったのですよね。ふたを開けてみないとわかりませんが、折り合いがつくようになっていますし、それが悪いことだとは思っていません。
目標をここと決めたからには、天皇賞(秋)を獲りにいっているので、どんな不利な条件だろうが、自分の競馬に徹して、応援してくれるファンの皆さんが望む結果を(得られるように)、頑張りたいなと思っています」
(取材:山本直)
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パンサラッサの記事連投すみませんm(_ _)m
でも、共同記者会見は一大イベントなので、あえて別記事で取り上げさせてもらいました。
矢作先生の発言に注目すべきところはいろいろあると思いますが、私のような素人に、プロでも何が正解か微妙な部分を全部解説するのは難しいのでしょう。そんな中、「どんな不利な条件だろうが自分の競馬に徹し、応援してくれるファンの皆さんが望む結果を(得られるように)頑張る」という、これが全てのメッセージなのだと理解しました。
その上で、(余計なことになりますけれど)仕上げに苦労しながら天皇賞をガチで勝ちに行き、結果としてそれがひと叩きになって香港カップで絶好調… みたいなことも想定しておこうかと思います(^^ゞ
クラブから、「パンサラッサは12月11日(日)香港・シャティン 香港カップ(G1・芝2000m)に選出され、招待を受諾しましたのでお知らせいたします。」とのアナウンスがありました。
香港カップは賞金の高さ、海外と言っても日本から近いこと、そして比較的日本馬が走り易いコースで行われる国際G1競走ですから、芝2000m路線の強豪なら一度は狙ってみたいレースです。国内には(天皇賞・秋のあとに)2400mのジャパンカップと2500mの有馬記念があるものの、2000m路線の馬にとってはちょっと長いなぁ…というケースはよくありますからね。
ただ、最近は日本馬がこぞって登録するため選出されるだけでも大変なレースになっていて、重賞を二つ三つ勝ったぐらいでは簡単に足きりされてしまうという厳しい状況で。。そんなレースに選ばれるだけでも大したものなわけですが、パンサラッサの場合はドバイターフを逃げ切った実績もあり、ひょっとしたらの可能性があるのですからスゴイです(^^)
もちろん今は天皇賞に全集中しているので、香港のことは来週から考えることになりますが、大きな夢をつなげていくためにも、是非とも天皇賞で良いレースをして欲しいですし、きっと頑張ってくれると信じています。
その天皇賞に向けては、今日の追い切りで良い動きができたよう。。時計は先週のCWで6F79秒台を出していますので、今週はあえてやや抑えめの内容ですが、矢作先生や安藤助手が上昇ムードを確認してくれたので問題ないでしょう。矢作先生からはいつものように逃げ宣言も出ていますので、あまり細かいことを心配せずに当日を迎えたいと思います!
【天皇賞秋追い切り】パンサラッサさすがの走りで坂路ラスト12・1秒 「ひと追いでもう一段、状態が上がってくれば」:競馬ニュース・特集なら東スポ競馬
[G1天皇賞秋=2022年10月30日(日曜)3歳上、東京・芝2000メートル]
<栗東>パンサラッサは坂路で単走。前進気勢が強めになるところをなだめつつ、ラスト1ハロンで仕掛けられるとグンと加速(4ハロン53・6―12・1秒)。さすがの走りをみせた。安藤助手「自分の形で運べた前走は手応え以上に頑張ってくれました。今週のひと追いでもう一段、状態が上がってくれば」
さすがの加速をみせたパンサラッサ Photo by 東スポ競馬
【天皇賞・秋】パンサラッサ一段上がった、矢作師「行く」と逃げ宣言/G1追い切り速報:極ウマ・プレミアム
<天皇賞・秋:追い切り>パンサラッサ(牡5、矢作)は、坂路で4ハロン53秒6-12秒1を馬なりでマークした。
矢作師は「先週(19日)は物足りない気がした。普通の馬ならいい動きだけど、この馬としてはもう一段欲しいと思った。今週は一段上がった感じ。身のこなしが良くなったし、乗った岡助手の感触もそんな感じだった」と高評価だった。
前走の札幌記念2着から舞台が東京へと替わる。「東京芝2000メートルは簡単ではない。逃げ切ったのは87年ニッポーテイオー以来、出ていないくらいだから。それでも(ハナに)行きます。ファンの皆さんもそれを期待していると思うので。自分の競馬に徹します」と逃げ宣言だ。ドバイターフに続くG1・2勝目なるか。
坂路を単走で追い切るパンサラッサ(右)(撮影・白石智彦)Photo by 極ウマ
【天皇賞】パンサラッサ 秋の盾から香港カップの転戦を予定 : スポーツ報知
◆第166回天皇賞(秋)・G1(10月30日、東京・2000m)追い切り=10月26日、栗東トレセン
札幌記念2着から2か月半ぶりとなるパンサラッサ(牡5歳、矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)は、坂路を単走で追い切り、53秒6―12秒1。小気味のいいストライドで駆け上がり、好仕上がりをアピールした。なお、この日、矢作調教師は登録している香港カップ・G1(12月11日、香港シャティン競馬場・芝2000メートル)への招待を受諾し、出走することを明らかにした。
矢作調教師は「先週はもうひとつかなと思ったが、今朝の動きはすごくよかったですよ。香港カップには出走の方向です」とイメージ以上の良化に笑顔を見せていた。
単走で軽快な動きをみせたパンサラッサ(カメラ・高橋由二)Photo by スポーツ報知
島上牧場在厩のメリタテスは、引き続き、日に30分のウォーキングマシン運動により管理されています。
◇松田担当のコメント 「まだ気温などにも応じて熱感があったり、なかったりと日によって差がある状態。まずはしっかりと休養を与えてケアに専念した方が良さそうですね。今は運動のみのため飼葉の量をセーブしている状況ではありますが、ボソボソと少し時間をかけながらでも最後まで平らげてくれていますよ」
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患部の状態については時間が解決してくれるでしょうが、それよりも、飼葉をボソボソと時間をかけて食べているのが気になります。どちらかというと私は早食い派なので、感触すればイイってものじゃない気がするんですよね。。
いや、健康のためには時間をかけた食べた方が良いのでしょうが、食べることにもっと積極であって欲しいと言いますか、これから身体を大きくしていきたいメリタテスに対しては、どなたかに早食いの極意を伝えて欲しいくらいです(^^ゞ
まあ、本格的なトレーニング再開までにはまだ時間がありますから、その間に飼葉の食べ方やら何やらを含めて、多少のことではヘコタレない、タフな馬になるためのステップアップを期待したいと思いますm(_ _)m
NSR在厩のセントアイヴスは、一週間のリフレッシュを経て、今週より再び乗り出しています。
◇佐々木代表のコメント 「26日朝はダート周回コースでハロン18~20秒ペースのキャンター2000mを消化。背腰の疲れは抜けているようでしたので、週末ぐらいからまた時計を出していければと思っています。徐々にトモを鍛えていき、より動ける体にしていくことで、馬自身の気持ちももっと前向きになってくれればと思います」
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本馬については心身ともにまだ物足りない状況ですから、こちらも長~い目で見守るしかありません。
ただ、何かのキッカケでガラッと変わることがあるのもサラブレッドですし、そういうキッカケを見逃さないためにも、日々の地道な鍛錬を継続していって欲しいと思います。
そうですねぇ… なかなか思ったとおりに進んでいないのは確かですが、秋の追加募集馬には全妹も名を連ねていますので、妹のためにもそろそろ本気で良いところを見せて欲しいと思います(^^;)