クレッシェンドラヴは、7日付けで競走馬登録を抹消いたしました。なお、出資会員の皆様には詳細をオフィシャルサイト等でご案内いたしますので、ご確認のほどお願いいたします。長きにわたる皆様からのご支援に対しまして、心より御礼申し上げます。温かいご声援、誠に有難うございました。
◇林調教師のコメント 「ラストランとなったオールカマー、その前の天皇賞・春と結果を出すことができずに申し訳ございませんでした。ただ、今春の日経賞では見せ場たっぷりでしたし、これまで第一線で息長く頑張ってこられたのは、倶楽部さん、そして支えていただいた会員の皆様のおかげでもあります。ありがとうございました。そして、このたびの抹消に際して、大きな脚元の故障を抱えることもなく無事に送り出せることができて本当に良かったです。気性も大人になってきて、今は乗り手の指示に従って動けるようになってきていますので、今度はセカンドキャリアに向けて頑張ってもらいたいと思います」
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改めてクラブからクレッシェンドラヴの登録抹消について連絡がありました。林先生も、どこかホッとしたようなコメントを出してくれていますが、これで本当に競走馬としての区切りがついたことになりますね。
私の思い出については、落ち着いてから別記事でやらせて頂くとして、気になるクレッシェンドラヴの今後、いわゆる『セカンドキャリア』については、サンスポさんなどが次のように報じてくれました。
重賞2勝のクレッシェンドラヴが引退、馬事公苑で乗馬に:サンスポZBAT!
2019年福島記念、20年七夕賞の重賞2勝を挙げたクレッシェンドラヴ(美・林、牡8)が7日付で競走馬登録を抹消した。産経賞オールカマーの8着が最後のレースとなった。JRA通算31戦7勝、獲得賞金は2億840万4000円。今後は東京・世田谷区の馬事公苑で乗馬となる予定。
20年七夕賞など重賞2勝を挙げたクレッシェンドラヴ Photo by サンケイスポーツ
なるほど、もしや?と思った福島競馬場の誘導馬ではなく、世田谷区の馬事公苑で乗馬になるようです。
ちなみに馬事公苑はいわゆる乗馬クラブではなく、馬事全般についての知識、技術の向上を目的に設立された施設で、東京オリンピックの馬術競技会場として、また、競馬学校設立以前のJRA騎手養成施設としても知られています。(確か、正式名称は『JRA馬事公苑』で、れっきとしたJRA運営の施設じゃないかと思います)
ただ、世田谷区にある馬事公苑は施設改修の工事中であり、その間、同事業を担うのが現在クレッシェンドラヴが在厩している「JRA馬事公苑宇都宮事業所」という関係で。。つまり、クレッシェンドラヴが世田谷区在住となるのは、改修工事(オリンピックの後片付けなど)が終わったあとになるのでしょうが、それがいつなのかはよく知りません(^^;)
いやですね、何を隠そう馬事公苑は私の家からそれほど遠くないところにありますので、比較的近い将来、激励のためにクレッシェンドラヴに会いに行く…みたいなことができるのかもしれません。
もちろん、会いに行くのは見学可能な場合に限られますが、今まで(家から遠くない場所にあるにもかかわらず)あまり意識してこなかった馬事公苑について、もう少し調べてみようかな?と考え始めていますm(_ _)m
栗東トレセン在厩のメリタテスは、6日朝から坂路入りしており、まずは普通キャンター1本を消化しています。
◇岡助手のコメント 「シュウジデイファームでしっかりと練習を積んできた甲斐があり、ゲートは何ら問題なさそうですね。ただ、牝馬だからでしょうか、環境が変わったこともあって少しイレ込み気味でした。いち早くトレセンに慣れて落ち着いてくれればと思います。飼葉ももっと食べて欲しいですね」
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5日にトレセンに入厩し、翌日から早速坂路入りをしたとのことです。
まだ環境に慣れておらず、イレ込み気味になったり飼葉の食いが今ひとつだったりはするようですが、「ゲートは何ら問題なさそう」とのことなので、最初のハードルであるゲート試験で苦労をすることはないでしょう。
バージョンワンさん情報によれば、(他クラブでは)初夏からずっと馬房の空き待ち状態となっている新馬がいるらしく、それほど貴重な矢作厩舎の馬房を使うのですから、ゲート試験はササッと受かって本格的にデビューをめざしたいところ。。外厩でのワンクッションを挟む案が有力かと思っていましたが、何となくこのままデビューをめざす気がしてきました。
まあ、そうは言っても馬の状態と追い切りでの動き次第になりますから、それを確認するステップに進むためにも、早くトレセンの環境に慣れて欲しいですし、あまり細くならないようにたくさん食べて欲しいですm(_ _)m
ミカエル・ミシェルはJRA騎手免許一次試験不合格 「がっかりしているし寂しいです。もっともっと勉強して再度挑戦します」:東スポ競馬 (tospo-keiba.jp)
JRA(日本中央競馬会)は6日、2023年度の調教師免許試験(新規)および騎手免許試験(新規)の第一次試験合格者を発表した。
騎手免許一次試験の合格者は「該当者なし」。JRAの通年免許取得を目指して受験していたフランス人女性騎手のミカエル・ミシェル(27)は不合格となり、来年1月に行われる最終2次試験に進むことはできなかった。
今回の結果を受けてミシェルは、「がっかりしているし寂しいです。でもJRAの騎手になるのは私の夢なので、来年の試験をトライするためにもっともっと頑張ります。今年の試験を受けることはとても良い経験になりました。今は試験とは?というのが分かった気がします。私は決して諦めません。もっともっと勉強して再度挑戦します」とコメント。夢を追うチャレンジは、来年以降に持ち越されることになった。
ミカエル・ミシェル Photo by 東スポ
女性騎手ミシェル JRAの通年免許最終2次試験進めず:スポニチ Sponichi Annex
フランス人女性騎手のミカエル・ミシェル(27)が、9月28日に競馬学校(千葉県白井市)で受験したJRAの通年免許の第1次試験を不合格となった。来年1月に行われる最終2次試験に進むことはできなかった。
M・デムーロ、モレイラも不合格となった難関の筆記試験。英語とフランス語に翻訳した厚さ20センチの過去問をやり込んで挑んだが、夢への壁は高かった。それでも試験前にミシェルは「もし今年がダメでも来年もチャレンジしたい。私の日本への愛は本物です」と話しており、来年以降も同試験を受験する見込み。19年夏のワールドオールスターキョッキーズで「日本に恋をしました」とのフレーズを残し、今回の来日時も感動で涙を流したミシェル。昨年の試験はコロナ禍で見送っており、夢への挑戦は始まったばかりだ。
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ミシェルさん、残念ながら不合格になってしまいました。(T_T)
JRAの通年騎手試験は非常に難しく、『強い(上手い)外国人ジョッキーから日本の騎手を守るため…』という説が出るほどの参入障壁になっていますからねぇ。。ミシェルさんはまだしも、もしもモレイラさんが日本で乗っていたら、その後のジョッキー勢力図はどうなっていたか?と考えると、少し複雑な気持ちになったりします。
それでもルールはルールですから、ミシェルさんには頑張って来年もチャレンジして欲しい…。コロナ禍、大きな怪我と試練が続いたにもかかわらず、夢を追い続ける彼女の成功を祈りたいと思いますm(_ _)m