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[広尾TC追加募集]やはり気になりますねぇ… ゴッドフロアー’22(^^;)

2022-10-25 05:21:36 | イベント・募集馬検討

ゴッドフロアー’22
父を彷彿させる筋骨の逞しさ、あらゆる絶景を望む旅路が始まる。

当歳 栗毛 2022.02.15生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:モズアスコット 母:ゴッドフロアー (母の父:ハーツクライ)
◇栗東・矢作芳人厩舎予定
◇販売総額 5,100万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CC型
◇Point!:芝・ダート両G1を制した父の遺伝子を忠実に受け継ぐ、大迫力の好馬体。要所それぞれにバランス良く備わった筋肉量は見るからに傑出しており、放牧地では自信に満ちた様子でダイナミックかつ大きなアクションで元気に駆け回っている。一頭でも群れでも対応できる精神面、優れた血統の“いいとこ取り”とも言える米国産馬のようなパワフル感、骨格の大きさ、脚や繋ぎの適度な長さからも、父同様、あらゆるカテゴリーの大舞台が視野に入ってくるものと思われる。父の種牡馬としての名声を高めるパフォーマンスに大いに期待したい。

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募集開始はあくまで11/7ですから、現時点であまり思い込み過ぎるのは良くないのですが、どうしてもゴッドフロアー’22の矢作厩舎入りが気になってしまい、この馬については感想を先行してまとめておくことにしました。

まずは血統面についてですが、母ゴッドフロアーはウェルシュステラの仔ですから、ステラリードやレトロクラシックとは姉妹の関係になります。自身はジワジワと3勝クラスまで上がり、重賞にも出走した能力のある馬でしたから、繁殖としてすでに重賞勝ち馬(キングエルメス)を輩出しているステラリードに比肩する活躍を期待したいところです。

ただし、初仔のエピファネイア産駒(ゴッドシエル)は気性難が災いして結果を出せず、現在も募集中の20年産馬(ヴァリアントゴッド:父ダンカーク)は怪我により『TEL受付のみ』となっています。二度にわたって配合された19年、21年のモーリス産駒がいずれも生後直死となってしまった不運はあるにせよ、今のところ期待に応えられていないのは確かでしょう。

という事なのですが、ゴッドフロアーの現役時代は障害戦を含めて実に32戦を消化、6歳8月までフルに走っていたわけで、そういう重労働経験型の牝馬が繁殖入り直後に良駒を出せないのはよくある話。。31戦2勝だったステラリードの産駒初勝利が4世代目のパラスアテナだったことを考えれば、これから登場してくるゴッドフロアー産駒が『今までとはガラッと変わって…』となる可能性だって否定できないと思います。

血統構成要素としては、Galileo系Frankel産駒のモズアスコットを父に向かえたことで、Sadler's Wells、サンデーサイレンスのクロス持ちだったゴッドシエルから、さらに成長力と底力を強調したイメージに。種牡馬によって様々な産駒を出すウェルシュステラ系の特徴が出ているとしたら、ゴッドシエルともヴァリアントゴッドとも違うタイプに育つような気がします。

ちなみにSadler's Wellsというと『日本で走らせるには重すぎる』との印象を持つ方が多いですが、ことFankelの産駒となると話が別だったりするわけで、実際、Fankel×Storm Cat系へネシーである本馬の父モズアスコットが安田記念、フェブラリーSを勝っていることからも、極端なスピード不足は心配しなくて良いのかもしれません(希望的観測!)。(詳しい血統解説、マニアックな部分については、例によって竹内さんの血統診断ご参照をm(_ _)m)

 

ゴッドフロアー’22(5代血統表)

 

次に馬体の印象についてですが、これはもうパッと見で誰もが感じると思いますが、お尻からトモにかけての筋肉量が目立つこと目立つこと。。横からの写真に加えて後ろからの写真を眺めると、半腱半膜様筋と大腿二頭様筋がくっきり分かれるほどですし、腓腹筋外側筋、長趾伸筋(いわゆる『ヨロ』の部分)がこんもり盛り上がるほど発達しています。

写真については撮影時の天候条件などによって印象が変わると分かってはいても、そうですねぇ、当歳でこれだけの後半身をしている馬って、お馴染み木村秀則牧場の中でも結構珍しいのではないでしょうか。(「木村さん、実際に近くで見ていてどうですかね?」と聞けないのがもどかしい…けど仕方がない(^^;))

とにかく、募集のPoint!にある『大迫力の好馬体、筋肉量は見るからに傑出している』との表現は、この写真を見る限りではあながち大げさとも言えないなぁと…。半兄ゴッドシエルは気性難からくる馬体減りが問題で、結局、思ったとおりに鍛えることができませんでしたが、一年後以降、シュウジデイファームや矢作厩舎の皆さんにうまく鍛えてもらえれば、アッと驚くような好馬体に変わっていくような気がします。

ところでこの馬体、母ゴッドフロアーのイメージとはだいぶ違うよな?と思い、モズアスコットとゴッドフロアーの写真を引っ張り出して見比べてみました。すると思った通り、この筋肉のつき方、後躯の発達は明らかにモズアスコット譲りなんですよね。。(種馬の特徴を色濃く出すパターンは、ウェルシュステラ系にとって良い傾向じゃないかと)

いや、血統だ馬体だとややこしい話を抜きにしても、そもそも栗毛四白大流星の派手なルックスはゴッドフロアーではなくモズアスコットから受け継いだものでしょうし、これはある意味、『父の遺伝子を忠実に受け継いだ』とのセールスコメントに、簡単にダマされ乗せられないよう注意すべき案件なのかもしれません(^^;)

 


モズアスコット Photo by デイリーOnline(2019マイルCS当時)


ゴッドフロアー(2015/5/8:広尾TC公式HP掲載写真)

 

いやぁ、どうなんでしょうねぇ…。最初に公開情報を見た時は、『何でいきなり矢作厩舎なの?』と感じてしまったのですが、こうしてじっくり馬体を眺めていると、矢作先生が『この馬をやるぞ!』と判断された気持ちも分かると言いますか…。もちろん、モズアスコット産駒を成功させたいとの気持ちもおありでしょうし、そういうことも全部ひっくるめての5,100万円(53%ポイント還元付き)なのだと言われると、なんだか『そんなものかもな…』という気になりそうで怖いです(^^ゞ

あ、『感想を先行してまとめておく』だけのつもりが、気がついたら長々と書いてしまいましたm(_ _)m

総額5,100万円となると、おそらくは新規の方、大量ポイント保有会員さんがどう行動するかにより、売れ行きがガラッと変わるゾーンですからね。まだ申込み解禁までには2週間ほどありますし、慌てて何かを決めなきゃいけない状況でもないですから、本馬については(本馬以外についても)引き続きじっくり“冷静に”検討したいと思います。

 

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


*広尾TC様よりクラブ公式HP等からの情報転載許可を頂いています。

Comments (14)
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