【桜花賞】エンブロイダリーが中団から突き抜けV!重賞連勝で桜冠奪取:サンスポZBAT!
第85回桜花賞(G1、3歳オープン、牝馬、芝・外1600m)は、ジョアン・モレイラ騎手の3番人気エンブロイダリー(美浦・森一誠厩舎)が中団追走から直線で馬群の間を抜け出すと突き抜けV。クイーンCからの重賞連勝で桜冠奪取を果たした。J・モレイラ騎手は史上7人目の桜花賞連覇を達成した。タイムは1分33秒1(稍重)。
クビ差の2着には2歳女王アルマヴェローチェ(2番人気)、さらに2馬身半差遅れた3着にリンクスティップ(4番人気)が入り、1番人気のエリカエクスプレスは果敢に逃げるも直線で後退し5着に敗れた。
桜花賞を勝ったエンブロイダリーは、父アドマイヤマーズ、母ロッテンマイヤー、母の父クロフネという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。通算成績は6戦4勝。重賞は今年のクイーンC(G3)に次いで2勝目。森一誠調教師はJRA・G1初勝利、J・モレイラ騎手は2024年ステレンボッシュに次いで桜花賞2勝目。
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中団待機から直線でアルマヴェローチェとの叩き合いを制し、エンブロイダリーが桜の女王になりました。
エンブロイダリーはアドマイヤマーズの初年度産駒として注目されてきましたが、母系はビワハイジ~アグサンにつながる名牝系。府中コースのクイーンカップで見せたスピードに加え、稍重の阪神1600mでハービンジャー産駒のアルマヴェローチェを捻じ伏せたパワーは素晴らしかったですし、今後のさらなる活躍が楽しみになりました。次は普通はオークスだと思うのですが、今日の内容だと再びアルマヴェローチェとの一騎打ちになりそうな…。
そのアルマヴェローチェですが、今日は阪神JF以来の休み明け。プラス12kgは成長分だと思いますし、惜しい2着に入っているので全く悲観する必要はないですが、それにしても、こうやってポツンポツンとレースを使うってのはどうなんでしょうね…。素人の勝手なIFですが、もしもどこかのレースを使ってから今日を迎える流れだったら…という気がしないでもありません。
オークスに向けてという意味では、3着に入ったリンクスティップも相当に面白そうです。
今日は最後方から大外を回して少し離れた3着までが精一杯でしたが、父キタサンブラックで母系にはSadler's Wells、Roberto、Kingmambo、Nashwanといったいかにもな名前が並んでいます。オークスがどんな競馬になるかは分かりませんが、距離が延びること、底力が試されることは願ったり叶ったりでしょうし、ひょっとすると逆転まで狙える器かもしれません。
1番人気に推されたエリカエクスプレスは軽快な逃げで勝負をしたものの、最後は力尽きて1.1秒差の5着に敗退。さすがに3戦目での1番人気は荷が重かったかもしれませんが、中団、後方待機の馬が上位を独占する中、頑張って5着に粘ったのは能力の証とも言えそうで、将来が楽しみな一頭なのは確かです。まあ、そもそもエピファネイア×Galileoであることを考えれば、僅か3戦のみで可能性を絞る必要はないですしね。
ということで、2025年クラシック第一弾の桜花賞が終わりました。
上位2頭プラス1頭がなかなか強い内容を示しましたから、オークスでも引き続き中心になるとは思いますが、春の3歳牝馬には何があるかわかりませんし、あまり序列を決めつけずに各馬の動向に注目していきたいと思いますm(_ _)m
しかし、モレイラさんは昨年のステレンボッシュからの桜花賞連勝だったんですよねぇ。やる時はやるヤツと言いますか、持ってる男は違うと言いますか、何だかんだでさすがのひと言、本当に大したものです(^^;)
**2025/4/13阪神11R 桜花賞(G1/芝1600m)・稍重**
桜花賞【2025年4月13日阪神11R】:競馬ラボ
福島4レース 3歳未勝利(ダ1700m)で優勝したブルータスの関係者コメントです。
◇丹内騎手のコメント 「ゲート内で待たされるとまだ良くないようで、今日もスタートがひと息。それであの位置からの無理をしない競馬になりました。最後は地力で差し切ってくれましたよね。結果論ですが、こういう競馬で勝てたというのはひとつの収穫かなと思います」
◇高柳瑞調教師のコメント 「逃げや番手からの競馬であれば、もう少し安心して見ていられましたけどね。想定していた競馬にならず、囲まれた時には負けも覚悟しましたが、ジョッキーが焦らず馬の力を信じて乗ってくれたことで、新しい可能性が見えてきました。あそこで大外を回していたら分からなかったですし、うまく内目を回って最後もしっかり。冷静に競馬をしてくれたので良かったです。ゲートはだいぶ良くなっていたものの、まだ待たされるとイライラしてしまいがち。このあたりは課題ですね。終わってみれば、ここでは力が違いました」
◆クラブのコメント 「馬体重458kgでの出走。奇数番枠で待たされた分、ゲートの出がひと息だったため、道中は慌てず馬群のなかで待機。2番人気馬の捲りにも動じず、絶好の手応えで直線を迎えると、最後は鮮やかに前を捕えきって先頭ゴール。惜敗続きにピリオドを打つ、待望の初勝利となりました。なお、このあとは、「1つ勝てましたので、まずは馬の状態を見ながら慎重に」(調教師)。もう一度、芝のレースも候補に含めつつ、選択肢を広めにとって方向性を検討していく予定となっています」
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瑞樹先生が仰るように、「逃げや番手からの競馬」で楽勝する姿を想像していましたので、中団で囲まれた時にはマジでいろいろ覚悟をしました。それでもバタつかずにジッとしていたことが結果的に奏功したわけで、いやホント、馬の力が違うとどういう競馬でも勝てちゃう、あるいは勝つチャンスがすごく大きくなるんですよねぇ。(今さらですけど(^^ゞ)
そんな中でもゲートがうまくないのは引き続き大きな課題。ブルータスはひとつ勝って満足するような馬ではないですから、時間をかけて練習を続け、イザという時に困らないようクリアしていって欲しいです。
注目の次については、「まずは馬の状態を見ながら慎重に」とのこと。
ブルータスに限らずエンパイアブルーの産駒は無事であることが第一条件ですから、レース後の様子をよく見極めて頂いて、(これまで同様)続戦の可否、もう一度芝にチャレンジするかどうかについては慎重にご判断頂ければと思いますm(_ _)m
ということで、今回ひとつ勝てたことで、これまで以上に焦ってレースを使う必要がなくなりました。
私としては、ブルータスは1勝クラスでやれるのはもちろん、将来はかなり上のクラスで勝負ができると感じていますので、3歳以降の素質開花、本格化を願いつつ、目標感を高めに保って見守りたいと思います!
福島4レース 3歳未勝利(ダ1700m)に出走したブルータスが優勝しました!
【レース内容】やや出負け気味。周りを見ながら出していきましたが、それほど無理せず中団前目で1角に入りました。ただし、1~2角で前にいた馬がペースを落としたため、向こう正面に出たあたりでは完全に中団インに押し込められる形に…。正直、一番面倒なパターンに陥ったと思いましたし、ぺーすが遅過ぎて折り合いもギリギリに見えました。それでも3角手前で外からマンオブザマッチがマクリをかまし、一気にレースが動いてやや馬群がバラけてくれたのが本当にラッキー、4角手前で前を射程圏に入れるところまで進出することができました。直線に入った時点で他馬とは手応えが違い、福島の短い直線をものともせずにキッチリ差し切り、マンオブザマッチに1・3/4馬身差をつける快勝劇となりました。
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キタキタキタ━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━!!
d==( ̄∇ ̄*)bイエーイd(* ̄∇ ̄)==b
まさかの中団待機になってしまうなど、多少の想定外はありましたが、まあ、勝てばすべてOKですっ!
いや、あの不得手な(?)カタチからでもキッチリ勝つのですから、やはりココでは力が違ったとしか言いようがありませんし、どうせ勝つなら想定外に対応できたこと、馬群の中で競馬をしたことが将来への良い経験になったとも言えますからね。
でもなぁ、正直、向こう正面で窮屈なカタチになった時は焦ったんですよね…(^^;)
今日は単勝1.6倍に支持されていただけに、オイオイまさか負けねえだろうな!的なイヤーな気持ちになりましたし、もしも今日のブルータスが負けたら○○を××してやろうかとか、一瞬、すごく悪いことを考えてしまいました。(反省m(_ _)m)
いやホント、とにかく勝てて良かったです。
私自身、出資馬の勝利は昨年の6月以来、ようやく長い長いトンネルを抜けられたわけですし、ここからエスペシャリーやテラステラ、エレガンシアといった馬たちが一気に攻勢をかけてくれる気がしてきました。
ということで、ブルータスはこのあとどうするんですかね。
戦前に「左トモに多少の疲れが…」といった話も出ていましたので、無理をさせる必要はないですが、もしも続戦するなら中2週で新潟のわらび賞(5/3・ダ1800m)あたりが候補かと思います。ぶっちゃけブルータスは上のクラスでも好勝負ができると思いますので、3歳限定戦のうちに一度は試してみたいところです(^^)
**2025/4/13福島4R 3歳未勝利(ダ1800m)・良**
サラ系3歳未勝利【2025年4月13日福島4R】:競馬ラボ