ファンタストクラブ在厩のアールグレイは、現在は、おもに屋内ダートコースで軽め1600~2400m、週2回坂路でハロン15~16秒ペースのキャンター1本を乗られています。馬体重440kg(4/14測定)
◇佐久間調教補佐のコメント 「この中間、左の飛節に疲れがきたため、大事を取って2日ほど調教を休みましたが、すぐに回復しましたので、すでに以前と同様のメニューで乗り込んでいます。カーッと元気一杯なところは、父の産駒の特徴のひとつ。やんちゃで悪さをするわけではありませんので、プラスと捉えても良いでしょう。今後は整備でき次第、屋外の坂路も使用していく予定です」
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何だかんだで馬体が440kgまで増えてきたところを見ると、5月生まれのハンデがだいぶ薄らいできたかもしれません。(増えたのは二日ほど調教を休んだ分だけじゃないと思いたい(^^ゞ)
「カーッと元気一杯なところがある」については、このところ続けて指摘をされているポイントですが、調教に支障が出るほどでなければ基本的には前向きにとらえたいです。この血統、この馬体で変に落ち着きがあるより全然良いと思いますし、それなりの時期にデビューをしてくれる『仕上がりやすさ』にもつながる気がします。
ところで、前々回(3/21)の近況で「ストライドが大きな走りという表現は相応しくないのかもしれませんが、ちょこちょことピッチで走るような馬でもない」と微妙な表現をされた本馬ですが、果たしてどういうタイプになっていきますかね。
カーッとし易い気性を考えると距離は短めかな?と思われますが、かと言ってハッキリ短距離馬という雰囲気でもなく、同じスワーヴリチャード×Giant's Causewayのエスペシャリーよりパワーもありそうで…。
まあ、現時点では想像するしかないですが、そう言えばエスペシャリーは遺伝子CC型で本馬はCT型なので、単純にマイルを中心に中距離までが主戦場になるタイプ?だと思っておきます(^^ゞ
【ファンタストクラブ在厩のアールグレイ:公式HP(2025/4/18更新)より】
シュウジデイファーム在厩のシェンロンは、すでにBTC入りを再開しています。
◇岸本担当のコメント 「縫った傷口に問題はなく、場内でハッキングを乗って確かめてから、BTC入りを再開。すでに普通キャンターで登坂しています。少し休んでからの騎乗、そして再度BTCでの調教と仕切り直す形にはなりましたが、馬が覚えてくれていたのか、特に過敏になったり、落ち着きを欠いたりするようなことはありませんでした」
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お尻の打撲のあとに肩先に傷を作るなど細かいロスがあったものの、一ヶ月に満たない期間でBTC入りが再開できましたし、小休止前にやったことを覚えていたようですから大した問題ではなかったですね。
雄大で黒い馬体は相変わらず目を惹きますし、焦らずしっかり乗り込んで中身を充実させていきたいです。
コメントの中に「特に過敏になったり、落ち着きを欠いたりするようなことはなかった」とあるように、本馬については気性面の課題がなさそうなのもイイ感じ。馬体の印象を含めて考えると、ある程度距離のあるところで活躍してくれるのではと期待したくなりますし、そのあたりは半兄ドゥレッツァに通じるところがあるのかもしれません。
いや、あまり簡単にドゥレッツァの名前を出すのは憚られますが(向こうはすごく強くなっちゃってますので(^^;))、確かに雰囲気がある馬なんですよね。雰囲気だけで実際には全然…みたいなのもいるのでアレですが、1年後、2年後に『やっぱり血は争えない…』的な感想が書けると嬉しいですし、それをめざして頑張って欲しいですm(_ _)m
(18日時点で本馬は残34口だそうです!)
【シュウジデイファーム在厩のシェンロン:公式HP(2025/4/18更新)より】
シュウジデイファーム在厩のカフラーは、おもにBTCのダートトラックで軽め2500m、坂路でハロン15~18秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇岸本担当のコメント 「機を見て、終いをハロン15秒くらいまで伸ばしており、少しずつその頻度を上げているところ。スピード対応に問題はありませんので、あとは乗り込んでいって基礎体力を高めていき、さらに次のステップへと導いていきたいですね。着実に馬体が締まってきています」
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シンプルなコメントの中に「スピード対応に問題はない」「着実に馬体が締まってきている」と嬉しい内容が詰まっています。「あとは基礎体力を高め、さらに次のステップへ」とあることからも、現在の順調さが窺えます。
前回(4/4)近況あたりから15-14程度の調教が入ってきていますが、今のところ走る能力については合格点以上の評価がもらえています。気持ちの面で多少ピリッとしたところがあるようですが、(順調に調教が積めているように)気性難というほどの課題ではなさそうですし、この調子でバンバン乗り込んでいって欲しいです。
馬体は440kg台でもうひと回りの逞しさが欲しい印象ですが、そこは体力アップを図る中で少しずつ筋肉を増やしていければ…。American Pharoah産駒でもシュッとした体型ですから、ここから(馬体重自体は)大きく増えないのかもしれませんが、見た目以上にギュッと詰まった中身で勝負をしていきたいです。
これは何となくの勘でしかないですが、タイプ的には怪我で引退を余儀なくされたメリタテスに似たところがありそうな。。ハマった時にはムチャクチャ強い競馬をしてしまうタイプ、悪くないんじゃないかと思います(^^)
【シュウジデイファーム在厩のカフラー:公式HP(2025/4/18更新)より】
チャンピオンヒルズ在厩のパラディオンは、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン18~20秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇木村マネージャーのコメント 「ハミの取り方がもうひとつでしたので、整歯などをして対処。週明けに15-14程度を乗ってみましたが、まだ余裕がなく、手綱を動かしながらの登坂となりました。イメージしていたほどテンからガムシャラに行く感じではなく、もう一段パワーをつけていきたい印象ですね。今後は週1回の15-15を織り交ぜ、走り方を教えながら体力向上を図っていきたいと思います」
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チャンピオンヒルズへの移動により、これは早期デビューかっ!?と色めき立ちましたが、いざ坂路で15-14程度をやってみたところ手応えが案外だったようで、トレセン入厩レベルに到達するまでには多少時間がかかりそうです。
でも、こうやって多くの目で見てもらうことは重要だと思いますし、そもそもこんなに早い時期からトレセン近郊の外厩施設で鍛えてもらえるのは、それ自体がチャンスであり貴重な経験ですからね。
口向き、ハミ受けといった基本から体力強化、さらには走行フォームの改善とやるべきことがたくさん残っているようですから、日々のトレーニングに真面目に取り組み、徐々に高い評価をもらえるように頑張って欲しいです。
そうですねぇ、今から一ヶ月半は地道なトレーニングをこなしてもらい、6月頃に一度入厩してゲート試験をクリアする…みたいなスケジュール感で進んでくれたら御の字でしょう!m(_ _)m
【シュウジデイファーム在厩時のパラディオン:公式HP(2025/4/18更新)より】
ベネディクションは、18日、三石の家畜高度医療センターにおいて無事に手術を終えています。
◇石川代表のコメント 「左第四中足骨(=副管骨)の骨折につき、骨折部より近位部からを取り除いてもらう手術となりました。1週間ほどは抗生物質を投与して経過を観察。獣医師によれば、『まずは3週間ほど舎飼を行い、それから3週ほどの小パドックでの放牧。引き馬やウォーキングマシンといった軽めの運動についてはその後より行ってください』とのことでした。術後が順調であれば、2ヶ月半後ぐらいから跨っていけるものと思われます」
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まずは、無事に手術が終わって良かったです。
「骨折部より近位部からを取り除いてもらう手術」のところがよく理解できませんが(日本語的に(^^;))、少なくとも骨片(剥離部?)は綺麗に取り除けたようですし、2ヶ月半後から乗れるのであれば、軽度の骨折と考えて良いでしょう。
ということで、今後は舎飼い、パドック放牧の期間を大人しく過ごすことが第一。ベネディクションは頭の良い仔なので大丈夫とは思いますが、ジッとしているべき時に暴れたりすると何があるかわかりませんからね。
ちなみに馬体を見るとまだ幼いところが抜け切っていませんから、これからの休養・リハビリ期間にもっと成長して欲しいと思う反面、あまり重たくない方が回復後の立ち上げは楽そうと思ったりも…
みたいな話はシュウジデイの皆さんにお任せするとして、確かに大事な時期に乗り込めないのは痛いですが、この程度のロスを跳ね返すだけの素質はあると信じていますし、引き続き大きな期待をしつつ見守りますm(_ _)m
【シュウジデイファーム在厩のベネディクション:公式HP(2025/4/18更新)より】