【ニュージーランドT】イミグラントソングがアドマイヤズームを外から差し切りV!重賞初制覇で3歳マイル戦線の主役に名乗り:サンスポZBAT!
第43回ニュージーランドトロフィー(G2、3歳オープン、牡・牝、芝・外1600m)は、石川裕紀人騎手の2番人気イミグラントソング(牡、美浦・辻哲英厩舎)が後方追走から勝負どころで外々を回って直線に入ると、グングンと脚を伸ばして先に抜け出したアドマイヤズーム(1番人気)をゴール前で外からクビ差差し切りV。重賞初制覇を果たし、3歳マイル戦線の主役に名乗りをあげた。タイムは1分32秒4(良)。
2着からさらに1馬身1/4差遅れた3着にコートアリシアン(5番人気)が入り、上位3頭がNHKマイルカップ(5月11日、東京競馬場、G1、芝1600m)の優先出走権を獲得した。
イミグラントソングは、父マクフィ、母エルノルテ、母の父ディープインパクトという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。通算成績は5戦2勝。重賞は初勝利。辻哲英調教師、石川裕紀人騎手ともにニュージーランドTは初勝利。
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昨年の朝日杯FSを勝ったアドマイヤズームを2番人気の1勝馬、イミグラントソングが破りました。
アドマイヤズームが今年初戦、本番前のステップレースだったことを差し引く必要はあるでしょうが、先に抜け出していたアドマイヤをしぶとく追いかけ、最後の最後に差し切った内容は注目に値するものだったと思います。
ただですねぇ、マイルカップはNZTと同じようなレースにはならないというのが通説になっていますので。。
逆に、2着に敗れたとは言えアドマイヤズームは充分合格点のレースをしたと思います。ここを使って状態は上向くでしょうし、(府中コースの経験がないのは気になりますが)この路線での実力上位は証明できたと思います。
そしてアドマイヤズームと言えば、2戦目の未勝利戦で対戦したエスぺシャリーに触れないわけにはいきません。
あの時はマイル戦でしたから残り300m地点で楽々交わされてしまいましたが、こんなに強い馬を相手に頑張っていたわけで、来週の福島では楽勝まであるんじゃないか…という気がしてきました(^^ゞ
2025/4/12中山11R ニュージーランドT(G2/芝1600m)・良**
ニュージーランドトロフィー【2025年4月12日中山11R】:競馬ラボ
【サンスポ杯阪神牝馬S】格上挑戦のサフィラが大激戦を制して重賞初V:サンスポZBAT!
第68回サンスポ杯阪神牝馬ステークス(4歳以上オープン、牝馬限定、G2、芝・外1600m)は、松山弘平騎手の9番人気サフィラ(4歳、栗東・池添学厩舎)が道中は2番手を追走して直線半ばで先頭に抜け出すと、後続の追撃を最後までしのぎ切って勝利。3勝クラスからの格上挑戦が実り、初重賞タイトルを獲得した。タイムは1分32秒8(良)。
重賞連勝を目指したアルジーヌ(3番人気)は、好位から馬群を割って際どく追い込むも惜しくもハナ差及ばず2着。さらにハナ差の3着には中団から差し脚を伸ばしたラヴァンダ(8番人気)が入り、1番人気に支持されたボンドガールは後方待機策から大外に持ち出したものの追い上げ届かず5着に敗れた。
サフィラは、父ハーツクライ、母サロミナ、母の父Lomitasで全兄に19年朝日杯FSを制したサリオスなどがいる血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。通算成績は11戦3勝。管理する池添学調教師はサンスポ杯阪神牝馬S初勝利、騎乗した松山弘平騎手は20年サウンドキアラに次いで2度目の勝利となった。
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サリオスの全妹が重賞を勝ちました!
血統が血統だけにサフィラはデビュー前から注目されていて、2歳時にはアルテミスSでチェルヴィニアの2着に入るなど素質の高さを見せていましたが、その後は重賞戦線で足りないレースを続けていましたし、2勝クラスを勝ったあとも準オープンでは3着どまり。それが格上挑戦でボンドガールらを下しての重賞制覇ですから、これはムチャクチャ嬉しいでしょう。
レース自体は1000m通過が59.4秒とかなりのスローになりましたので、番手を確保したサフィラにとってはこれ以上ないカタチ、まんまとハマった感があるのも確かですが、それでも重賞を勝ち切るのは簡単ではないですからね。
逆に、1番人気で5着に敗れたボンドガールは展開に泣かされましたねぇ…。
ボンドガールは1勝馬ながらG1、G2、G3でそれぞれ2着があるという珍しい馬。今回は本番前のひと叩きだったかもしれませんが、それでも勝つチャンスと目されていただけに…。まあ、脚を使って追い込んでは来ていますし、実力があるのは間違いないですから、そのうちに2勝目が転がり込んでくるでしょう。(○○を××すればすぐかも…(^^;))
**2025/4/12阪神11R 阪神牝馬ステークス(G2/芝1600m)・良**
サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス【2025年4月12日阪神11R】:競馬ラボ
**2025/4/13福島4R 3歳未勝利(ダ1700m)11:15発走**
◎ ブルータス
○ マンオブザマッチ
▲ オドラニャソンソン
△ ココデイック
△ モズノセイギ
△ モズシューター
△ グルナルーフス
ブルータスは2枠3番になりました。
基本的には前に行って決めてしまうのが一番安全ですから、この内枠は願ったり叶ったり。左右にテンから強引に行くタイプがいないのも良かったですし、大きく出遅れなければハナにいけるのではないでしょうか。
ブルータスも含めて有力馬が前掛かりなので、おそらくペースはそれなり以上に速くなるでしょう。ただし、3走前にマークした持ち時計1分46秒1にモノを言わせたいブルータスにとって、速い流れはプラスに作用するはず、直接的なライバルであるマンオブザマッチ、オドラニャソンソンが付き合ってくれればさらにチャンスが広がるでしょう。
何だかずいぶん強気になってしまいましたが、普通に考えれば直接的なライバルは前走2着のマンオブザマッチ、オドラニャソンソン、その後にココデイックらが続く構図に見えますからね。ダート替わりや休養明けの馬も不気味と言えば不気味ながら、それを気にしだすとキリがないですし、やはり最後はブルータスの力量上位を信じたいです!
うーむ。。勝ってスッキリしたいなぁ(^^ゞ