◇小泉厩舎長のコメント 「軽くお休みを挟んであげたことにより、ずいぶんとリフレッシュできた様子。今回は馬体重が500kg台までスッと増えてくれましたし、迫力のある元気の良さを見せてくれていますよ。これくらい余裕があった方がイイと思いますし、適度なゆとりを持たせたまま、次のトレセン帰厩につなげていければと考えます」
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例によってステルス登録になってしまっていますが、クラブから予告のあったサウジカップに加え、ネオムターフカップにも予備登録をされています。パンサラッサの場合はドバイに行く気が満々なので、国内でひと叩きをするぐらいならサウジに行った方が良いとの考え方もありますし、そもそもレーティング上位で選ばれる可能性が高いですから、基本的に次走サウジは確定的だろうと思います。(ちなみにネオムターフカップのエフフォーリアは回避するらしい…)
いずれにしても、次走は香港カップで大敗したあとのレースになりますし、一番大事なのはパンサラッサの状態面です。その点、小泉厩舎長の「今回は馬体重が500kg台までスッと増えてくれた、迫力のある元気の良さを見せている」との言葉は非常に心強いですし、2ヶ月ちょっとのレース間隔は札幌記念から天皇賞に向かった時と同じですからね。
当然ながら、第一希望のサウジカップに出られるのがベストですが、どちらのレースになったとしても、今度こそパンサラッサらしい気持ちの良い走りを見せてくれると思います!
サウジカップ(G1/ダ1800m)に予備登録された日本調教馬
- イズジョーノキセキ
- ヴァンドギャルド
- カフェファラオ
- ギルデッドミラー
- クラウンプライド
- ジオグリフ
- ジュンライトボルト
- テーオーケインズ
- パンサラッサ
- メイショウハリオ
- ワールドバローズ
ネオムターフカップ(G3/芝2100m)に予備登録された日本調教馬
- イズジョーノキセキ
- ヴァンドギャルド
- エヒト
- エフフォーリア
- サンレイポケット
- ソーヴァリアント
- デアリングタクト
- パンサラッサ
- ファルコニア
- プリマヴィスタ
- ユンコーンライオン
- ユーバーレーベン
- ソーヴァリアント
- ワンダフルタウン
- ワールドバローズ
【2022/12/11香港 香港カップ(G1/芝2000m)でのパンサラッサ:公式HPより】
◇小泉厩舎長のコメント 「『若干右トモに疲れがあるかな』(獣医師)とのことでしたので、念のため、先週末にショックウェーブ放射で対処。11日朝は58秒台で登坂してみましたが、ダランと体が伸びることもなく、いいリズムで駆け上がっていけましたので、もう心配はないでしょう。テンションも今はいい意味で落ち着いていますよ」
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阪神カップ後の様子については先週時点で「特に大きなダメージはない様子」との話がありましたし、実際に坂路58秒の試走でも何の問題もなかったようで、良い流れで次走に向かっていくことができそうです。
その次走に関してですが、2/25サウジカップデーの二つのレース、1351ターフスプリントとリヤドダートスプリントに予備登録をされています。ただ、ザッと見たところバスラットレオンが選ばれるかどうかはかなり微妙に思えますし、基本的にはフェブラリーS(2/19東京)が本線と考えておこうと思います。
でも、どうなんでしょうねぇ…。せっかく阪神カップで芝1400m戦を使ったあとでもありますし、陣営としては、『もしもターフスプリントに選ばれたら出たい…』とは考えている気がします。同じレースに登録されているキングエルメスはさて置いて、バスラットレオンはドバイ、英国で遠征競馬をうまくこなしてくれましたし、パンサラッサと一緒に行くのはアリだと思うんですよねぇ(^^ゞ
1351ターフスプリント(G3/芝1351m)に予備登録された日本調教馬
- エントシャイデン
- カイザーミノル
- キングエルメス
- グレナディアガーズ
- サブライムアンセム
- ジャスパージャック
- ジャスパープリンス
- ソングライン
- テンハッピーローズ
- バスラットレオン
- ピンシャン
- ファルコニア
- ホウオウアマゾン
- ミッキーブリランテ
- ラウダシオン
- レシステンシア
リヤドダートスプリント(G3/サ1200m)に予備登録された日本調教馬
- イグナイター
- エコロアイ
- オーロラテソーロ
- ギルデッドミラー
- キングエルメス
- グッドディール
- ケイアイターコイズ
- ケイアイドリー
- サクセスエナジー
- ジャスティン
- ジャスパープリンス
- セキフウ
- ダンシングプリンス(Dレーン)
- デュアリスト
- バスラットレオン
- ヒロシゲゴールド
- ピンシャン
- ホウオウアマゾン
- マルカラピッド
- ラプタス
- リメイク
- リュウノユキナ
- レッドルゼル
- レモンポップ

チャンピオンヒルズ在厩のテラステラは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。11日朝より15-15程度を開始しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「競馬モードから少しずつ落ち着きを取り戻しつつある様子。11日朝、終いにかけてハロン15秒まで上げた感じも悪くありませんでしたので、このまま徐々にピッチを上げていければと思います。トレセンや実戦を経験していく中で、前進気勢がしっかりと出てきている印象でしょうか。馬体面とともに良い方向に成長が進んでいるようにも思います」
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どうやら続けてレースを使ったあとも順調のようで、小泉厩舎長から「前進気勢がしっかりと出てきている。馬体面とともに良い方向に成長が進んでいる」との嬉しい言葉がもらえました。前走・万両賞で負かしたペースセッティングがシンザン記念で2着に入ったことで、万両賞が高いレベルの戦いだったことが証明されましたし、まさに前途洋々と言ったところでしょう。
ちなみにテラステラはサウジダービーに登録されているようですが、ダート1600mという条件はこれまで使ってきた路線とだいぶ違いますので、おそらく本線はファルコンS(3/18中京)だろうと…。そのあたりについては、さすがにクラブからひと言あって良い気もしますが、まあ、今のところは勝手にそう考えておこうと思います(^^;)
(ちゃんと調べていないんですけど、選ばれちゃうことあるのかな?)
サウジダービー(3歳/G3/ダ1600m)に予備登録された日本調教馬
- エコロアイ
- エコロアレス
- エミサキホコル
- オメガタキシード
- クルゼイロドスル
- コンティノアール
- ゴールデンウィンド
- サノノエスポ
- サンライズジーク
- ジュンウィンダム
- ジョウショーホープ
- タイセイクラージュ
- ツーエムルーイー
- テラステラ
- デルマソトガケ
- テーオーリカード
- ドナスウェット
- ドナアミティエ
- トーアライデン
- パラシュラーマ
- フラッパールック
- ブリタニア
- フリッパー
- フロムダスク
- マニバドラ
- ユイノマチブセ
- ラックスアットゼア
- ラブミーモナコ
【2022/12/24阪神9R 万両賞(1勝C/芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
◇小泉厩舎長のコメント 「ショックウェーブ放射の力を借りることなく、腰周辺にコンドロイチン注射を入れただけで疲れが和らいできていますからね。以前ほどピンポイントで硬さが目立つわけでもないですし、方向性は悪くないと思います。相変わらず疲れやすいのかもしれませんが、回復の度合いは以前に比べて早くなっているのかもしれません。ここからまた乗り進めていきましょう」
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ショックウェーブをやるまでもなく、コンドロイチン注射だけで疲れがとれた…ということで、要するに、レース後のケアが『普通の馬と同じぐらい』で済んだという事でしょう。これは当然悪い話ではないですから、これからしっかり乗って今月末か来月頭に帰厩をし、播磨S(2/19阪神/ダ1400m)をめざすスケジュールで進むこともできそうです。
秋から冬場にかけてはプライムラインにとってかき入れ時ですから、このまま良い流れで次走に向かって欲しいですし、今度こそ3勝クラスでもやれるところを見せて欲しいと思います!
【2022/12/18阪神12R 御影S(3勝C/ダ1400m)でのプライムライン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のカグヤは、おもに角馬場での調整後、ウッドチップ坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。1月上旬の馬体重は436kgです。
◇元野副厩舎長のコメント 「こちらの環境に慣れてきた分、少し落ち着きが出てきた印象でしょうか。飼葉喰い自体に問題はないものの、馬体重の増え方が緩やかなことからも分かるように、まだ食べたものが実になりにくいところがあるようですね。徐々にハロン17秒ペース寄りに進めつつ、ペースアップのタイミングや負荷を検討していきたいと思います」
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前走は430kgでのデビューでしたから、ようやく馬体がもどってきた…という感じですね。。
その上で、実戦を一度使った上積みを求めるなら、あまりレース間隔をあけない方が…なのですが、本馬の成長を第一に考えるなら、ある程度間隔をあけてフレッシュな状態になるまで待つ方が良い気もします。
そうですねぇ、、上手くハマればすぐにでも勝てそうなスピードはあるだけに、次走でどの路線に行くのか、そしてどういう競馬をさせるのか、などなど来週以降の近況に注目したいと思いますm(_ _)m
【2022/12/18中京5R 2歳新馬(芝1400m)でのカグヤ:公式HPより】