チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル58秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「先週末からペースを上げていますが、25日は雪の影響により馬場が使えませんでしたので、各馬ウォーキングマシンやトレッドミルでの調整となりました。24日までの感じで言えば、だいぶ走りに勢いが出始めていましたし、グイッと自ら雰囲気よく坂路を駆け上がっていましたよ。来月初旬にもトレセンへ帰厩することになるかと思われます」
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いつでもドーンと来い!といった状態のバスラットレオンと比べると、パンサラッサはまだまだこれからといったところでしょうが、もともとやり出せばすぐに動けるタイプですし、サウジカップまでには帳尻があってくるだろうと思います。
そのあたり、チャンピオンヒルズと矢作厩舎の連携がバッチリなこと、また、海外遠征の経験が豊富でどんな状況も何とかしてしまうところがこのチームの凄さですからね。相手が強いこと、サウジのダートが初めてなことなど、厳しいレースになるのは百も承知ですが、今回もパンサラッサらしいパフォーマンスが見られるのではないでしょうか。。
のその前に、今度のレースでは香港C大敗の分まで頑張ってもらわなければいけませんからね。実は、理由やプロセスはそれぞれ違うとはいえ、2021年秋以降のパンサラッサには『2戦続けて好走したあとに大敗する』サイクルが存在しており、今回もその流れがあるとしたら、サウジとドバイは好走するタイミングのハズなんです…。
まあ、さすがにそんな簡単な話ではないのでしょうが、ひょっとしたらパンサラッサの気持ちの中に、外からは計り知れない何かがあるのかもしれませんし、この際、サウジとドバイでジンクス健在をアピールしてくれてもOKです!(^^ゞ
【2022/12/11香港 香港カップ(G1/芝2000m)でのパンサラッサ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「25日は雪の影響により馬場が使えませんでしたので、各馬ウォーキングマシンやトレッドミルでの調整となりましたが、先週末、今週と半マイル56秒、58秒程度で登坂。特に56秒ぐらいのペースで行く際は抑えるのに一苦労で、手綱を放したらドーンと楽に突っ走って行きそうな勢いを感じます。順調ですよ。来月初旬にもトレセンへ帰厩することになるのではないでしょうか」
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先週の近況では「良い時のフォームで唸るように駆け上がっていきました」とコメントされ、今週はさらに「手綱を放したらドーンと楽に突っ走って行きそうな勢い。順調ですよ」ですからね。状態はすでにかなり良くなっているようで、1351ターフスプリント(2/25サウジ)まで待ち切れないぐらいの感触かもしれません。
その1351ターフスプリントでは、同じキズナ産駒で連覇を狙うソングラインやスピード自慢のレシステンシアなど、日本の強豪たちとの対戦が待っています。ただ、あのBaaeedに果敢に挑んだことを考えれば別にビビる必要はないはずですし、今のバスラットレオンなら好勝負以上を期待してもおかしくないのでは?と思います。昨年の海外遠征はもちろん、帰国後の武蔵野Sや阪神Cでの経験も武器にして、再び世界の舞台で輝きを放って欲しいと思います!
【2022/12/24阪神11R 阪神カップ(G2/芝1400m)でのバスラットレオン:公式HPより】
キングエルメスは、24日、チャンピオンヒルズへ放牧に出ています。
◇矢作調教師のコメント 「そこまで大きく疲れている様子はなく、脚元も大丈夫。前走はギリギリのところでテンションを抑えることができましたし、トレセンに戻ってきたらスイッチオフ。いつものエルメスでいてくれました。ただ、ここでの使い詰めはさすがに負担が掛かり、今後のローテにも影響が出そうですので、いったん放牧を挟んでリフレッシュ。今春に向けて英気を養いたいと考えます。まだ流動的ですが、安田記念を大目標にマイラーズカップあたりから始動していく感じになりますでしょうか」
◇小泉厩舎長のコメント 「詳しくはこれから乗ってみてですが、トモの疲れなど、あまり回復が早いほうではないですからね。すでに馬体重は500kgありますが、まずは疲労回復とコンディションアップに注力していければと思っています」
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先週の睦月Sを勝った直後には、中一週で東京新聞杯に向かう可能性にも言及がありましたが、「ここでの使い詰めは負担が掛かり、今後のローテにも影響が出そう」との理由から、(それほど大きく疲れていなくても)まずはリフレッシュ放牧後を挟んで立て直し、マイラーズC(4/23京都)から安田記念をめざすローテーションになりました。
まあ、ローテーションについてはとても説得力があると言いますか、何となく矢作厩舎にしては普通過ぎる… いやいや、普通で全然良いので、ここでいったんテンションコントロールやフォームなどをしっかりチェック頂いて、再び挑む重賞路線、さらなる高みをめざす厳しい戦いに備えて欲しいと思います。
しかし、考えてみれば睦月Sを勝ったお陰で出るレースを選ぶことができるわけで、本当に先週の勝利は大きかった…。そう言えばパンサラッサもオクトーバーSを僅かに勝ち切ってから覚醒し、福島記念、中山記念、ドバイターフと一気に階段を駆け上がったわけで、キングエルメスも偉大な先輩に一歩でも近づいて欲しいと思います。
【2023/1/21中京 睦月ステークス(OP/芝1600m)でのキングエルメス:公式HPより】
◇小泉厩舎長のコメント 「まだ腰に力が付ききっていないため、引き続きコンドロイチン注射で刺激を与えながらの調整。25日は雪の影響により馬場が使えませんでしたので各馬ウォーキングマシンやトレッドミルでの調整となりましたが、この中間から半マイル57秒台を取り入れるなど、少しずつ乗り進めています。良くなる余地を残しているなかでの2連勝は大きいですよね」
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その気になればサウジダービーに出られる状況下だったとは言え、「まだ腰に力が付ききっていない」とあるように、テラステラは明らかに成長途上ですからね。中一週で万両賞を使った上に、間隔をあけずに海外遠征というのは単純に負担も大きいでしょうし、今まで走ったことが無いダート1600mという条件にも無理がありますよね。
ただし国内のレースであっても、これからは相手がドンドン強くなるはずです。今までと同じでは簡単に勝たせてくれないでしょうから、次走ファルコンS(3/18中京)までに、さらに強くなるよう頑張って欲しいと思います。
それにしても、まさに「良くなる余地を残しているなかでの2連勝は大きい」ですねぇ。。万両賞でペースセッティングに競り勝ったおかげでゆったりしたローテーションが組めるわけで、本当に価値あるクビ差だったと思います。
【2022/12/10阪神7R 2歳未勝利(芝1200m)でのテラステラ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回、半マイル57~58秒程度で乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「25日は雪の影響により馬場が使えませんでしたので各馬ウォーキングマシンやトレッドミルでの調整となりましたが、この中間より半マイル57秒台までペースを上げてみても硬さは出てきませんし、だいぶしっかり動けるようになってきていますよ。それに治療機器の力を借りることなく良化が進んでいるのも良い傾向と言えるでしょう。この感じであれば、トレセン帰厩もそう遠い話ではないように思います」
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「トレセン帰厩もそう遠い話ではない」
いやいや、そうでなくっちゃ困ります…
私の勝手な想定では播磨S(2/19阪神)からの逆算で調整が進んでいるはずなので、今週末か来週にはトレセンに戻ってくることになるでしょう。(もしも違ったら、それはその時に考えます(^^ゞ)
いずれにしても、今のところマイナス要素はほとんど出てきていませんし、プライムラインは(勝ち負けは別にしても)準オープンで普通にやれる実力がある馬だと思うんですよね。。雪で調教ができないのはどの馬も同じハズですから、次走でどこまで内容あるレースをするかが、今後に向けての試金石になるだろうと思います。
【2022/12/18阪神12R 御影S(3勝C/ダ1400m)でのプライムライン:公式HPより】