シュウジデイファーム在厩のバスラットレオンは、今週より坂路入りを開始しています。
◇石川代表のコメント 「先週のうちに三度目の焼烙治療を終えており、今週からBTCの坂路へ。12日は普通キャンター2本を乗っており、ここからまたペースを上げていきたいです。今のところソエは落ち着いていますが、場合によってはショックウェーブ放射などでフォローしながら進めていくことも考えます」
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ソエへの対応が、かなり入念に施されています。「今のところ落ち着いている」とのことなので、大きな心配はいらないでしょうが、何と言っても次は重賞で相手も強くなりますからね。今週からは坂路入りも始まっていますが、少なくとも前走時以上の状態に仕上がって欲しいと思います。
このところ、札幌デビューの評判馬を中心に、2歳ステークスでライバルになりそうな馬を探しているものの、まだ全体像はハッキリ見えてきていません。いや、今はまだ結果より内容、相手より自分のことが大事と分かってはいますが、せっかくのチャンスですから結果も欲しいのが正直な気持ちで(^^ゞ
次走を勝てば年末、来春の大きな舞台に一気に近づくことができる…。そう考えると、やはり軽いソエぐらいは力づくで抑え込み、結果を求めていきたいところ。。先週の近況にあったように、シュウジデイファームの皆さんには引き続き「やれることは何でもやって」頂いて、それが大きな一歩に繋がってくれたら最高です!
【7/26札幌5R メイクデビュー札幌でのバスラットレオン:公式HPより】
シュウジデイファーム在厩のカイザーノヴァは、13日、札幌競馬場に入厩する予定となっています。
◇石川代表のコメント 「11日は坂路の1本目に15-14、2本目に3F39秒を切るくらいで。前を追いかけるようにテンから行った分、終いは13秒台になってしまいましたが、それでもバテることなく走れていました。以前よりも動けるようになってきていますので、次走も楽しみです」
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どうやらいまだにBTCでは本気を出さないようですが、それでも石川代表に「以前よりも動けるようになっている、次走も楽しみ」と言ってもらえるようになったのは大したものです。クローバー賞の相手関係は良くわかりませんが、私もとても楽しみなレースだと思っています(^^)
私は本質的にはカイザーノヴァは距離が延びて良さが出るタイプだと思っていますが、気性面やら何やらで1200m戦から使われ始めました。結果的に新馬勝ちと重賞5着でしたので、作戦はまんまと成功したわけですが、手綱を取った坂井騎手も距離延長には前向きでしたし、その意味でも今回はとても大事なレースになります。
1200mより1500m、1500mより1800m、そしてさらに…と進んでいくためにも、レースをするたびにそのパフォーマンスを上げていって欲しいですね。
現状、世間様の評価はバスラットレオンに分があるかもしれませんが、次で良い競馬をすれば、また少し風向きも変わってくるでしょう。18年産版矢作厩舎セットには、そうやって2頭で切磋琢磨をしながら着実に階段を上っていって欲しい。。そして3歳になったら、できるだけ大きな舞台で2頭の対決を見てみたいと、例によって勝手な妄想をしています(^^ゞ
【7/11函館11R メイクデビュー函館でのカイザーノヴァ:公式HPより】
ゴッドシエルは、12日、いったんイクタトレーニングファームへリフレッシュ放牧に出ています。
◇松永幹調教師のコメント 「さすがに連日のこの暑さですからね。本馬のみならず、デビュー前の初入厩馬たちは、総じて食欲がわかない様子。この状況でピッチを上げていっても馬体減やコンディション低下を招くだけですので、ここは牧場でひと呼吸入れて、軽く仕切り直しを図ってあげたいと考えます」
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ゲート試験合格後の近況で、松永先生の「リフレッシュ放牧を挟んであげてもイイかな」とのコメントが伝えられていましたので、一旦、放牧を挟む可能性が高いのは分かっていました。ただ、その後も金曜、日曜、火曜と坂路入りをしていたようなので、これはストレートデビューかも?と考えていたのも正直なところ。。実際にこうして放牧になってみると、安心感が8割で残念感が2割といったイメージです(^^ゞ
もちろん、この暑さの中、飼い喰いが今ひとつの状況下でペースアップをしても良いことはない、との松永先生の判断は、ごもっとも以外の何物でもありません。「ひと呼吸入れる」期間がどれくらいかは分かりませんが、おそらくは王道と言われる秋の京都開催デビューをめざすことになるのでしょう。
まあ、秋の京都はその筋の期待馬、良血馬が集まるので大変ですが、どうせなら最初から当たってしまった方が気が楽とも言えますから、今は余計なことを考えず、しっかり休んで(出来ればさらに成長をして)また元気に戻ってきてもらいましょう(^^)
ファンタストクラブ在厩のリナーシェは、おもに屋外の坂路コースでハロン17~18秒ペースのキャンターを消化。週1~2回、15-15前後を乗り込まれています。
◇米田育成広報のコメント 「11日の2本目には終い14秒を切るくらいで登坂。相変わらず馬に落ち着きがあり、動き自体はキビキビとしたものですが、馬体重が前走時と同じ412~414kgあたりから増えてこないのが少々気になるところです。入厩後の追い切りを考えますと、もっと目方を増やしておきたいところ。調教師もそれがあって、帰厩には慎重な構えを見せている状況です」
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リナーシェの競馬場入厩、そして次走の目標レースがなかなか決まりません。
復帰レースに関しては、私は23日か30日の1500m戦だと思っていたのですが、どうにも想定したほど馬体重が増えてくれず、前走時と同じ412~414kgあたりで安定してしまったようで。。充分なリフレッシュ期間を確保し、調整もずっと順調だっただけに、正直、もどかしい状況が続いています。
とは言え、まだまだ先が長い馬ですから、ここで変に焦って使い急がない方が、きっと将来のためにはなるのでしょう。幸四郎先生も、出来れば北海道のうちに勝ち上がらせてしまいたいはずですが、それでも今は無理をさせるタイミングではないから…といったところでしょうか。
最終的にどのような判断になるかは微妙ですが、こちらとしても、一応、札幌開催中の出走がない可能性も頭に入れておかなければいけません。。と言いますか、どうせならこの夏はハッキリ休ませて成長を促し、改めて秋競馬で勝ち上がりをめざす作戦でも良いと思います。
【6/28札函館1R 2歳未勝利でのリナーシェ:公式HPより】
宇治田原優駿ステーブル在厩のマーテルは、おもにトラックで軽め2400m、坂路でハロン18秒ペースのキャンター2本を消化しています。8/11の馬体重は466kgです。
◇青山調教主任のコメント 「試験的に後半の脚を伸ばしてみたところ、スッと14秒を切る時計に。笹針を打ってからは以前と雰囲気が変わり、追ってからもシャキッと動けるようになりつつありますね。馬体重も順調に増えてきましたので、今週末もしくは来週より2~3Fから速めを乗っていきたいと思います」
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笹針を打って楽をした分でしょうか、馬体重が466kgまで増えてくれました。これで2~3Fからの速めをやってもあまり減らないようであれば、この馬なりにだいぶしっかりしてきたと思って良さそうです。
ただしどうでしょう、すぐに入厩態勢が整うかというと、そこは少し微妙かもしれません。先週の近況時には「8月末から9月初めにかけてトレセンに帰厩」かな?と思いましたが、実際にはもう少し時間が掛かりそうな気も…。現時点でトレセン入りを急ぐ理由はあまりありませんし、リナーシェの扱いなども考えると、幸四郎先生は結構慎重なところがありそうですからね。
もちろん、馬の状態を良く見極め、大事に作戦を考えて頂けるのはありがたいことですから、マーテルとしては来週からのペースアップにしっかり対応し、その2~3週間後には、調教師に入厩をアピールするぐらいの良い動きを見せて欲しいです。