ディメンシオンは8月30日札幌11R キーンランドC(G3)に松田大作騎手で出走します。
-調教時計-
20.08.26 松 田 札幌芝良 5F 64.6-49.8-36.3-12.3(8) 馬ナリ余力
ランクアップ(三未勝)一杯の内0.2秒先着
20.08.19 松 田 札幌芝良 半哩 52.4-37.4-11.6(6) G前仕掛け
アルテラローザ(古馬1勝)馬ナリの内1.2秒追走1.4秒先着
◇藤原英調教師のコメント 「段々とコンディションの維持が難しくなってきている感じですが、そんな中にあって馬に落ち着きがありますし、飼葉も食べてくれている状況。動き自体も決して悪くないものでした。レースに使うからには負けに行く気などこれっぽっちもありませんので、最後のひと踏ん張りで結果を残してあげられればと思います。そして何より、無事に回ってきて欲しいですね」
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ディメンシオンのキーンランドカップ出走が確定しました。
追い切りは一週前が本馬場を半哩から52.4-37.4-11.6秒、26日の最終追い切りは5Fからで64.6-49.8-36.3-12.3秒。JRAの調教動画で洋芝の上を気持ち良さそうに、弾むようなフットワークで駆けるディメンシオンの姿が印象的でした。こう言っては何ですが、追い切りの動きはここ数戦で一番のデキかもしれません。
これが1200m戦2度目というのはメンバーの中では異色のプロフィールですが、もともとの能力、格では見劣っていませんからね。札幌コースの洋芝もディメンシオンに合っている気がしますし、輸送がないのもパドック無観客も大きなプラスになるはずです。
これは、最後の最後で一発あってもおかしくないのではないでしょうか。あとは何とかして内目の枠さえ引いてくれれば…。外枠に回ってCBC賞のように出負けするのだけが怖い感じです。
そして今回は引退レースということで、藤原先生がコメントを出してくれました。
「レースに使うからには負けに行く気などこれっぽっちもない、最後のひと踏ん張りで結果を残してあげたい、そして何より無事に回ってきて欲しい」
そうなんです、このコメントが全てなんです。無事を願うのは当然のことですし、様々な思いを抱いての応援になるはずですが、きっとディメンシオンは勝つために精一杯頑張ってくれるでしょう。現役競走馬として重賞を獲りにいくと決まった以上、コチラも勝利を祈って精一杯の声援を送りたいと思います!
◇東スポweb 『【キーンランドC】今週内ラチ沿いの恩恵受けるのはディメンシオン』
【キーンランドC(日曜=30日、札幌芝1200メートル)札幌競馬場発秘話】競馬では終わって初めて気づくことがしばしばある。例えば芝がAコースからCコース(内から3メートル地点に仮柵設置)に替わった先週の札幌開催。メインの札幌記念=ノームコアを筆頭に、1番枠の馬が計5勝を挙げる大活躍を見せた。「先週本馬場を歩いてみたら、荒れた内側がすっかりカバーされていた。枠の有利不利は大きかったと思うよ」と某厩舎スタッフは週明けに語ったが、その傾向に早く気づけば大儲けできた!? しかし、当然それは後の祭りだ。
さて今週の札幌のメインはG3キーンランドC。昨年は1番人気ダノンスマッシュが好位から抜け出しての快勝。2着タワーオブロンドン、3着リナーテと、1~3番人気がそのまま上位を占めたが、過去には2015年ウキヨノカゼ、17年エポワスなど伏兵陣が台頭したこともある。で、前記の馬場傾向を加味すれば、今年面白いのはディメンシオンかもしれない。
ヴィクトリアマイルを取り消し後の2戦は⑪⑨着。着順だけを見るといいところなく敗れたようにも映るが、レースをじっくり見直せば悲観する内容ではない。まずは前走の中京記念。先行集団を見るように、中団を引っ張り切れない手応えで追走。直線で外に出し、馬の間をうまく抜けてきたが、ゴール前では余力のなくなった馬が壁になってまともに追えずじまいだった。
一方、2走前のCBC賞は、前が止まらない開幕週の競馬。スタートがひと息で意識的にポジションを取りにいったが、結果的に終始外々を回る形になりラスト失速。それでも前に付けるスピードを見せ、6ハロン戦にも対応できるところは示した。うまくかみ合えば一変の可能性がありそうだ。
状態や札幌コースへの適性について藤原英厩舎・田中博司助手に話を聞くと「札幌に入厩してからも環境の変化に動じることなくきているよ。先週の追い切り(芝5ハロン62・8秒)の感じからも洋芝はこなせるイメージは持っている。中山でも走っている馬だし、小回りの札幌も特に気にはならない。ジョッキーもこの距離にも十分対応できるといっていたし、6ハロン戦でもスピード負けはしないと思っているんだけどね」と強気のコメント。
今週も内ラチ沿いがビクトリーロードとなるようなら…2走前の6ハロン戦で位置を取れるスピードをみせたディメンシオンに注目する手がありそうだ。
◇SponichiAnnex 『【キーンランドC】ディメンシオン 滞在効果を強調「普段に比べて落ち着きある」』
ディメンシオンは前々走のCBC賞以来2回目のスプリント戦となる。当時は11着だが外枠がこたえたことは確か。田中博助手は「どれだけ流れに乗れるかだけど、1200が合いそうなイメージはある」と前向きに語る。「初めての北海道だけど、普段に比べて落ち着きがあるし、カイ食いもいい。どこが心配ということはない」と滞在効果を強調した。
**8/30札幌11R キーンランドカップ(G3/芝1200m)出走馬**
【吉澤ステーブル在厩のディメンシオン:公式HP(8/21更新分)より】
札幌競馬場在厩のバスラットレオンは、29日に時計を出す予定となっています。
◇矢作調教師のコメント 「天候や馬場状態にもよりますが、シュウジデイファームでの最終調教日を踏まえ、土曜日そして来週の水曜日に追い切って9月5日札幌11R 札幌2歳ステークス(G3・芝1800m)に向かおうかと考えています。調子は良さそうですよ」
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シュウジデイファームから競馬場に入り、最短で調整するプロセスも慣れたものでしょうから仕上げについては全く心配していません。予定通りに調整して頂いて、前走以上(同様?)のデキになれば必ず好勝負をしてくれるでしょう。(ここで『必ず勝つ』などと書かないことが大事!(^^ゞ)
という事なのですが、なんと、昨日時点で10頭の出走想定だった札幌2歳ステークスなのに、現時点では出走予定馬が15頭に増えていて…。 フルゲートは14頭なのに…。
どうやらコスモス賞、クローバー賞からの転戦組が流れ込んできたようですが、全くもってアレアレ?な感じです。最終的に何頭が登録するかは分かりませんし、例えこのままだったとしても弾かれるのは1頭だけですから、『何とかなる』と思っておくしかないですが…。
出れば好勝負と分かっていても、出られなければ勝負もクソもありません。少しだけ予想外の展開になってきましたが、それでもバスラットレオンの運、矢作厩舎の勢いを信じたいと思います!
**9/5札幌11R 札幌2歳ステークス(G3/芝1800m)出走予定馬**
【2020/7/26 札幌5R メイクデビュー札幌でのバスラットレオン:公式HPより】
美浦トレセン在厩のグランソヴァールは、27日朝、ウッドで追い切られています。
-調教時計-
20.08.27 助 手 美南W良 5F 67.8-52.8-39.1-12.6(8) 一杯に追う
20.08.23 助 手 美南坂良 1回 55.1-40.3-26.5-13.2 馬ナリ余力
◇尾関調教師のコメント 「年齢を重ねてムキになるようなところがなくなり始め、良く言えば折り合いに進展が、悪く言えばややズブさが出てきた感じでしょうか。トモなどは少しずつしっかりとしてきていますので、本来であればもっと走りに素軽さがあってもいいはずなのですが、まだ若干重たく映ることも影響しているのかもしれません。9月6日新潟10R 古町ステークス(3勝クラス・ダ1800m)まであと一週間ありますし、追い切ったことで変わってくるでしょうからね。鞍上は戸崎圭太騎手の予定です」
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一週前追い切りは美浦ウッドを一杯に追われて67.8-52.8-39.1-12.6秒。グランソヴァール的にはまだまだといったところでしょうが、「ズブさが出てきた」のが追い切りに現れている可能性もありますし、あと一週間でのさらなる良化を期待したいと思います。
次走は1800mへの距離延長がひとつの(大きな)テーマです。その一戦で戸崎騎手に手が戻るのも、この挑戦を評価するうえで必ずプラスになると思いますし、久々の騎乗となる戸崎さん自身もきっと頑張ってくれるでしょう。復帰初戦から全開の勝負とはいかないかもしれませんが、今年中のオープン入りに向けて収穫のあるレースになって欲しいと思います!
【2019/9/14 中山9R 古作特別でのグランソヴァール:公式HPより】
美浦トレセン在厩のアレアシオンは、27日朝、ウッドで一杯に追い切られています。
-調教時計-
20.08.27 助 手 美南W良 5F 67.3-52.6-39.0-13.1(5) 一杯に追う
レッドアダン(古馬1勝)馬ナリの内1.4秒追走同入
20.08.23 助 手 美南坂良 2回 55.8-41.0-27.2-13.2 一杯に追う
アランブレラ(古馬2勝)馬ナリを0.1秒追走同入
◇尾関調教師のコメント 「レースの一週前と仮定して27日はしっかりと強めに。チークピーシズ着用の効果もあったのでしょうか、まずまず動けたように思います。相変わらずトモが頼りない感じではあるものの、午後になっても脚元は大丈夫。28日は休ませて、また乗り出していきたいです。なかなか100%とはいきませんが、一歩一歩乗り越えてきている感じはありますので、来週9月6日新潟4R 3歳未勝利(ダ1800m)への出走をめざしていきたいと思います」
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楽観できる要素は少ないものの、アレアシオンも本当に良く頑張ってくれています。先週の近況を見た時は、『さすがにこれではレースを使えないんじゃないか…』と思ったものですが、27日の追い切りで最低限の恰好をつけてくれたようで、何とか首の皮一枚、JRA未勝利戦での勝ち上がりをめざすことが出来そうです。
まあ、簡単に勝てる状況にないのはプライムラインの前走からも明らかですが、それでもレースに出ないと始まらないわけですから…。逆に言えば、とにかくレースに出て一生懸命走りさえすれば、何が起きるかわからないのが競馬ですからね。。難しい挑戦なのは承知の上で、最後まで望みを捨てずに応援したいと思います!