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とりあえず一口馬主の楽しいこと

気合の出資馬応援と飲み食い! たま~に趣味の話題など。。(^^ゞ

パンサラッサ:2023サウジカップ 1000万ドルの逃走劇!!

ダート三冠路線整備で出資馬選びも変わるのか!?

2022-11-30 18:44:11 | イベント・募集馬検討

ダート路線大改革! JDDは「ジャパンダートクラシック」に改称で10月実施へ:サンスポZBAT!
地方競馬主催者、全国公営競馬主催者協議会、日本中央競馬会(JRA)および地方競馬全国協会(NAR)の合同による「全日本的なダート競走の体系整備について」の記者会見が28日、東京・港区の地方競馬全国協会で開かれた。
2024年の3歳ダート3冠競走を中心とした2・3歳馬の競走体系が整備されることは今年6月に発表済み。大井競馬場で行われる羽田盃(1800メートル)、東京ダービー(2000メートル)をJpn1競走に格上げし、ジャパンダートダービーは秋に移設することが決まっていた。春2冠、秋に1冠という芝の3冠レースに近い形態として施行される3冠目について、レース名は「ジャパンダートクラシック」(大井、Jpn1、2000メートル)に決定。10月上旬に実施されることも発表された。このレースの勝ち馬には、JBCクラシックの優先出走権が付与される。羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートクラシックの3競走は、3歳ダート3冠競走に位置付けられ、賞金を大幅に増額。3冠ボーナスも設定される。
これまでダートグレード競走の空白期間だった3歳1~4月にはブルーバードC(1月中旬、船橋、Jpn3、1800メートル)をはじめとするダートグレード競走を新設羽田盃の前哨戦に雲取賞(2月中旬、大井、Jpn3、1800メートル)と京浜盃(3月中旬、大井、Jpn2、1700メートル)、東京ダービーの前哨戦にユニコーンS(JRA、G3、実施時期は変更)、ジャパンダートクラシックの前哨戦に不来方賞(9月上旬、盛岡、Jpn2、2000メートル)をそれぞれ位置付け、上位馬に優先出走権を与える方針だ。
3歳馬については、兵庫チャンピオンシップ(5月上旬、園田、Jpn2)が1870メートルから1400メートルへと変更。3歳春の短距離路線の頂点となるこのレースに向けては、2歳秋と3歳春に高額賞金の重賞級認定競走(ネクストスター)を新設する。2歳時に全国8つの競馬場、3歳時に4つの競馬場で実施されるネクストスターは、地方デビュー馬のみが出走可能。3歳春の4競走は、それぞれの優勝馬に兵庫チャンピオンシップへの優先出走権が付与される。また、北海道スプリントC(門別、Jpn3、1200メートル)が3歳限定戦として8月に移設されることも発表された。
古馬短距離路線は、下半期のJBCスプリントに対して、上半期に目標となる競走がなかったことから、これまでJpn2だったさきたま杯(浦和、1400メートル)をJpn1へと昇格。施行時期は6月中旬となる。
古馬中距離路線では、ローテーションの整備および出走馬の質の向上を図る観点から川崎記念(Jpn1、2100メートル)の実施時期を変更。厳寒期の名物レースは、4月上旬に移設される。
古馬牝馬路線はエンプレス杯(川崎、Jpn2、2100メートル)を上半期の頂点競走として設定。5月上旬の定量戦として施行される。また、TCK女王盃は実施場と施行時期を変更。園田競馬場での兵庫女王盃(4月上旬、Jpn3、1870メートル)として生まれ変わる
3歳牝馬路線では、マリーンC(船橋、Jpn3)が従来の1600メートルから1800メートルへと延長され、3歳限定戦に。実施時期も9月下旬へと変更されて、3歳牝馬の下半期の頂点として位置付けられることになった。同競走優勝馬にはJBCレディスクラシックの優先出走権が付与される。
これらの改革は、2023年の2歳馬競走から実施。ダート3冠競走は24年に新たな幕開けを迎える。

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日本中央競馬会(JRA)および地方競馬全国協会(NAR)合同による「全日本的なダート競走の体系整備について」は、既に様々な形で情報が出ていましたが、28日に記者会見があったようです。

今までからの一番大きな変更点は、3歳ダートの三冠路線がハッキリと整備され、春の二冠(羽田杯、東京ダービー)、秋の一冠(ジャパンダートクラシック)を中心とした競争体系が、明け2歳世代から適用されることでしょう。

こうなると、『ダート馬に出資をしても、ひとつ勝ってしまうとそのあとが(使いどころがなくて)微妙かも…』という感覚はだいぶ変わってくるのかもしれません。ブルーバードカップなどの新設競走を含め、本当に強い馬は三冠路線に挑戦となるわけで、最初から『ダート馬で一発!』を狙っていくクラブや会員さんが増えても全く不思議ではない気がします。

ちなみに明け2歳世代と言えば、たとえば私の出資馬ならステラエージェント’21、エンパイアブルー’21あたりは、この路線を進む可能性がないワケじゃありません。正直、ステラエージェント’21については芝路線か、あるいはどうせ行くなら米国の三冠路線?みたいな妄想があるにせよ、少なくとも、選択肢が増えたことはとてもありがたいと思います。

広尾TCにとって…という意味でも、ここまで地道に募集してきたダンカーク産駒やマジェスティックウォリアー産駒がめざす方向性として、ダート三冠路線はとても魅力的だと思いますし、ひょっとすると、(ヘニーヒューズ産駒の)サンライズシェル’21のような募集馬導入が増える可能性もありそうです。(他クラブの動向はよく分かりませんが、一口馬主業界でこれから重宝される種牡馬は、芝でもダートでも走る馬を出すタイプなのかもしれません…)

まだ実感は湧いていませんが、今後は選ぶ側もダート三冠路線を意識しつつ出資を検討することになるのかも…。まあ、実際には口で言うほど簡単ではないでしょうが、こういう新しい施策も含めて楽しんでこその一口馬主ですからね(^^ゞ

 

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社台スタリオンステーション・2023年種付料発表!

2022-11-23 14:48:16 | イベント・募集馬検討

社台SS繋養種牡馬の2023年種付料がHP上で公開されました。

社台スタリオンステーション繋養種牡馬の2023年シーズン種付料が決定:社台スタリオンステーション

すでにニュースにもなっていますが、最高額は昨年に続きエピファネイアの1,800万円。2022年は1,500万円の単独2位だったロードカナロアは1,200万円となり、キズナ、コントレイルとともに2位タイグループになりました。

今後しばらくはエピファネイアの高値安定路線が続きそうですが、それを突き抜ける可能性があるとしたら、これから産駒がデビューをするサートゥルナーリアやレイデオロ、さらには(少し先の話になってしまいますが)ディープインパクト後継の座をキズナと争うコントレイルといったところになりそうです。

そんな中、最も注目すべきは2022年の500万円から1,000万円へと、一気に倍額設定となったキタサンブラックでしょう。(2021年は300万円でしたから、僅か2年で3倍以上はスゴイです)

キタサンブラックは初年度から産駒が活躍したことに加え、やはり、先日のイクイノックスの天皇賞勝ちが非常に大きかったと思います。これからは名実ともに高額種牡馬の仲間入りですし、(エピファネイアを超えていくかどうかは別にして)どんな繁殖にも気軽に付けられる馬でなくなったのは間違いないと思います(^^;)

 

**社台スタリオンステーション 2023年繋養種牡馬種付料**(一部抜粋)

 

しかし、さすがに社台SSだけあって、活躍馬を送り出す優秀な種牡馬、高額種牡馬が揃っていますねぇ。。

割高と感じるかお手頃と思うかは、選ぶ側の事情、それぞれの評価軸で違ってくるだろうと思いますが、実際に配合する牧場や繁殖オーナーにとっては、かなりの先行投資ですから簡単な判断ではありません。

配合種牡馬を決める際には産駒が高く売れるかどうかを考えなければいけませんし、それには(血統構成だけでなく)流行や人気を察知する必要もあるでしょう。馬をセールや庭先で売る前提と、クラブ会員に提供する前提では結果的に違った選択になることもありそうですし、まあ、いずれにせよ自分のお金でやるとなったら本当に大変だろうと思います。

22日朝の記事で「ディメンシオンにレイデオロはウインドインハーヘアの18.75%(S4×M3)配合になるので面白い」などと気楽なことを書きましたが、じゃあ700万円払ってください、と言われたらちょっと考えちゃいますもんね(^^ゞ

ついでなので、木村さんの牧場にいる繁殖牝馬が2022年に配合された種牡馬について、その種付料を追記してみました。(受胎確認後とか産駒誕生後とか、いわゆる支払い条件が違う場合もあるので単純比較はできませんが)

 

**2021/2022/2023年木村秀則牧場 主な生産馬**(太字太枠は出資馬)

 

やはり、全ての繁殖に高額種牡馬を付けるわけにはいきませんから、その時点の期待度、産駒の売れ行きによって投資額がバラつくのは仕方がないでしょう。その点、1,500万円だったロードカナロアを配合されたディメンシオンには、最初から大きな期待がかけられていると感じますし、明らかにレトロクラシックに対する期待値が上がっていることも伝わります。

一方で、私が推しているエンパイアブルーなどは、個人的にはもう一段上の種牡馬を配合して欲しい気持ちはあるものの、それはすでに出資をしているエンパイアブルー’21の結果次第になってくるだろうと…。私が密かに募集を待っているエンパイアブルー’22を含め、これから良い仔を出すことでのし上がって欲しいと思います。

産駒の活躍という意味では、比較的お手頃な種牡馬をつけられてきたゴッドフロアーの産駒、ゴッドフロアー’22も目が離せない1頭です。もしもゴッドフロアー’22が活躍をすれば、24年以降については(半妹レトロクラシックのように)投資金額ランクがひとつ上がるかもしれませんし、何とかこのチャンスをもにして欲しいところです。

またまた調子に乗って勝手なことを書きましたが、どの繁殖牝馬も春には元気な仔を産んで欲しいですし、健康で長く繁殖生活を続けて欲しいと思います。そして、その中から1頭でも2頭でも、大きな活躍をする馬が出てくれたら嬉しいですm(_ _)m

 

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2023年春にはどんな仔が生まれるのだろう!?

2022-11-22 05:22:32 | イベント・募集馬検討

ジャパンスタッドブックの血統書サービスを眺めていたら、22年の種付実績がアップデートされていました。

22年の種付ですから産駒が生まれるのは23年春、つまり、現時点ではどうなるか全くわからないわけですから、あくまで可能性の話でしかない前提で、例によって木村さんの牧場にいるお馴染みの繁殖牝馬についてまとめてみました。

 

**2021/2022/2023年木村秀則牧場 主な生産馬**(太字太枠は出資馬)

 

パッと見で気がつくのは、すでに繁殖引退が伝えられているミスペンバリーには種付されていませんので、やはり22年産馬(レイデオロの牡)がミスペンバリーのラストクロップになるようです。同様にハイアーラヴも種付情報なしなので、こちらも22年産馬(レイデオロの牝)が最後の産駒になる可能性が高そうです。

ミスペンバリー’22、ハイアーラヴ’22はまだ募集にはなっていませんが、もしもこの世代が最後の出資チャンスということになれば、長く親しまれてきた繁殖牝馬の仔だけに、それなり以上の人気を集めることになるでしょう。

ミスペンバリーに替わって看板繁殖牝馬になりつつあるステラリードには、21年産馬に続いて(ルーラーシップを挟んで)再びレイデオロが配合されています。この流れは馬産地でレイデオロ産駒の評判が良いことに加え、ステラリード’21のデキ(売れ行き(^^;))が良かったから…と考えることもできそうです。(いわゆる2匹目のドジョウ的な)

ちなみにレトロクラシックにも21年ルーラーシップ、22年レイデオロが配合されているのは、実績ある繁殖牝馬の引退により、相対的にレトロクラシックへの期待度が上がった…という事なのかもしれません。逆に言えば、ディープインパクト亡き後、広尾TCがレイデオロを次代を担うエース種牡馬と考えていることの表れ、とも言えそうです。

となると、ディメンシオンについても、もしかしたらレイデオロが配合されているのかな?という気がしてきますが、ディメンシオンについてはまだ繁殖牝馬としてのデータが登録されておらず、23年産馬についての情報は何も入ってきていません。もしもディメンシオン×レイデオロならウインドインハーヘアの18.75%(S4×M3)配合になりますし、相当に面白いのは確かながら、あとしばらくはきちんとした情報が出るのを待つしかありません。

私が特に応援しているエンパイアブルーには、22年産世代のリオンディーズに続いてルヴァンスレーヴと、サンデーサイレンス18.75%配合(S4×M3)を継続しつつ、パッと見ダート色を強化というひねりが加えられています…

と、こうやって一頭ずつの話をしていくとキリがなさそうなので、それは別の機会にゆっくりやることにします(多分)。ただひとつ言えることは、産駒の活躍によって繁殖牝馬の位置付け、配合種牡馬の選択も変わってくるでしょうから、21、22年産馬には大いに活躍して欲しいですし、また、種付資金が潤沢になるよう広尾TCの益々の発展を願っていますm(_ _)m

 

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[広尾TC追加募集馬]マジで気になってきた(^^ゞ フォーエヴァーユアーズ’21

2022-11-20 05:20:19 | イベント・募集馬検討

フォーエヴァーユアーズ’21
ドバイで夢叶えた良血の父に相似、闘志を燃やす瞬間が永遠となる。

1歳 鹿毛 2021.03.02生 新冠産(パカパカファーム)
◇父:リアルスティール 母:フォーエヴァーユアーズ (母の父:Motivator)
◇美浦・奥村武厩舎予定
◇販売総額 2,600万円 / 総口数 2000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:四肢が長くスラッとした馬体をしており、顔や毛色までが父そっくりの本馬。初仔にしてはサイズの心配もなく、放牧地では仁王立ちになって他馬とやり合うなど伸び伸びと育ち、その一方で食事の際には同じ飼葉桶で仲良くシェアしながら頬張る微笑ましい一面も。自我を持つタイプでありながら競い合うことのオンオフの使い分けはできており、人との関わり方も習得、うまくコミュニケーションが図れている。馬体や血統から芝の中距離をイメージ。父と血統構成が似ているキズナの種牡馬としての多様性を考えれば、枠にとらわれない活躍までありそうだ。
◇測尺データ:馬体重449kg、体高154cm、胸囲176cm、管囲19.7cm(10/15測定)

◇最新近況(2022/11/18):ファンタストクラブ在厩。現在はダート周回コースでハッキングまたはハッキングキャンター1600~2400m。週2回、屋根付き坂路でハロン21~22秒ペースのキャンター1本。馬体重448kg(11月中旬測定)
◇佐久間調教補佐のコメント:「リアルスティールの産駒にはゴロンとした体型の馬が少ないイメージがあり、本馬も流線型の典型的な体つき。父の良いところが出ているのではないでしょうか。従順なタイプで乗り手が苦労するようなことはなく、スッとスピードに乗る感じで軽快に駆けてくれていますよ。目下はゆっくりと長めの距離を乗ることで素行を整え、基礎を作ったうえで来月から少しずつペースを上げていく予定。あわせてゲートの通過も行っていますが、問題なくこなしてくれています。先週来場した調教師によれば、『もう一段、体重を乗せていきたいところ。これからの成長も楽しみです』とのことでした」

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15日の朝、『エピファネイア安泰、リアルスティール躍進! @JRA2歳種牡馬ランキング』という記事の中で、「リアルスティール産駒と言えば、広尾TCの追加募集馬フォーエヴァーユアーズ’21。。バランスの良い馬体をしていて、今回追加募集馬の中ではゴッドフロアー’22に続く売れ行きを示していますが、まだ『残口僅か』なので誰でも買える状況という… いや、そういうことに気づいてしまうと想定外の出費につながりかねないので、種牡馬ランキングはあくまで参考情報として…」と書いていました。

その後、18日には『残口僅か』から『満口直前』に変わりましたし、やはりこの馬のことが以前よりだいぶ気になってきました。(私の他にもかなり気にしている方が多そうな雰囲気です…)

それは何故かと言いますと、私も最初に写真を見た時から感じていたのですが、確かに募集のPOINT!にあるとおり、本馬は父リアルスティールによく似た雰囲気を持っていますし、このタイミングで産駒が走り始めたのは何かのサインかもと…。それに、本馬の血統表と竹内さんの血統診断を改めて眺めていたら、私、あることに気がついてしまったんですよね。

 

フォーエヴァーユアーズ’21(5代血統表)

 

具体的に言いますと、竹内さんの血統診断にこんなくだりが出てきます。

「本馬の母父はタイトルホルダー(G1 を3 勝)と同じMotivatorで、タイトルホルダーの母メーヴェと同様にフォーエヴァーユアーズはMotivator×Shirley Heightsの顔合わせを所有しています。タイトルホルダーの父はKingmambo系ドゥラメンテですから本馬はタイトルホルダーと共通点が多い配合になっています」

要するに、Motivator×Shirley Heightsを構成要素に持つ母にサンデー持ちのドゥラメンテを配合されたタイトルホルダーとフォーエヴァーユアーズ’21を比較した内容なのですが、Motivatorの部分をMotivatorの父Motjeuに置き換えてみると、「Motjeu×Shirley Heightsを構成要素に持つ母に、Kingmambo系ドゥラメンテを配合された…」と読むことができるんですよね。

Motjeu×Shirley Heightsと言えば広尾沼にどっぷりハマっている方ならピンとくる… いや、ピンと来なくても全然良いのですが、パンサラッサの母ミスペンバリーが、まさにMotjeu×Shirley Heightsを持っているんですよねぇ。。何が言いたいかと言いますと、「本馬はタイトルホルダーと共通点が多い」と言うならば、ミスペンバリー×サンデーサイレンス系ディープインパクトのディメンシオンに、Kingmambo系ロードカナロアを配合して生まれた『ディメンシオン’22』とも共通点が多いってことになるわけです。

 

ディメンシオン’22(5代血統表)

 

タイトルホルダー(5代血統表)

 

あれ?? だったら余計なことを考えずに、いずれ募集されるであろうディメンシオン’22に出資すれば良いだけかも…。タイトルホルダーと血統構成上の共通点が多いのは、フォーエヴァーユアーズ’21よりむしろディメンシオン’22じゃないのか…。しかし、ディメンシオン’22は一体どんな馬に育っているのだろうか…。ひと目で良いので早く見てみたい…。

いろいろ考えていたら、頭の中がこんがらがってディメンシオン’22の話になってしまいました(^^;)

とにかくですね、母は欧州で7勝を挙げていますし、重賞勝ちを含めてコンスタントに勝ち馬が出ているなかなかの牝系。(サイズも含めて)馬体に目立った欠点がなく血統的に期待が持てるのであれば、『お値段がソコソコの初仔のうちにチャレンジしてみる』という作戦は大いにあり得るわけでして、次の出資のヤマ場である11月末(多分)に向けて、もう一度(あくまで冷静に)検討してみようかと思っていますm(_ _)m

 

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


*広尾TC様よりクラブ公式HP等からの情報転載許可を頂いています。

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ゴッドフロアー’22満口御礼、次のターゲットは…

2022-11-11 05:08:39 | イベント・募集馬検討

**広尾TC 2023/2024年2歳募集馬ラインアップ**(太字太枠は出資済・残口は11/10時点)

ゴッドフロアー' 22 は「満口」となりました (11/10 現在):広尾サラブレッド倶楽部

 

ゴッドフロアー’22が、10日、無事に満口御礼になりました。実際には10日朝の時点で『残50口』から『満口』表示に変わりましたから、9日夕刻に『残50口』を見た方の夜間駆け込み申し込みで売切れた、ということなのでしょう。

当歳募集馬については答えが出るのはだいぶ先になりますが、ゴッドフロアー’22には、管理する矢作先生、そして(私を含めた)多くの出資会員の期待に応える活躍を期待したいですm(_ _)m

今回追加募集馬の中で、次に売れているのはフォーエヴァーユアーズ’21ですが、現時点でまだ『残口僅か』表示ですので、満口までには500口以上の余裕があります。(『残口僅か』の範囲は『売却済み65%=1300口~75%=1500口未満』)

となると、(ゴッドフロアー’22の満口により)おそらく11/7募集開始後最初のヤマ場は越えたと考えて良く、これからしばらく(早特1期限の11月末まで?)は、だいぶ落ち着いて検討することができそうです。

私も次なる周年記念募集馬(来年3月上旬)の顔触れ予想も含め、落ち着いて冷静に作戦を練り直したいと思います(^^ゞ

 

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


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デプロマトウショウ’21満口、ゴッドフロアー’22は残50口に!

2022-11-10 05:03:34 | イベント・募集馬検討

**広尾TC 2023/2024年2歳募集馬ラインアップ**(太字太枠は出資済・残口は11/9時点)

デプロマトウショウ' 21は「満口」となりました (11/09 17:45現在):広尾サラブレッド倶楽部
ゴッドフロアー' 22の残口数が「残50口」、デプロマトウショウ' 21の残口数が「残2口」、ゼロカラノキセキ' 21の残口数が「残208口」となりました (11/09 17:30現在):広尾サラブレッド倶楽部

 

昨夕、デプロマトウショウ’21が満口となり、2021/11/21募集開始の『21年産追加募集馬』は全て完売となりました。

プロフィールや馬体、募集後の近況などを見返すと、何故この馬が1年も売れ残っていたのか不思議なほどですが(かく言う私も長~い様子見の末、つい先日出資をしたクチですが(^^ゞ)、最終的に完売となれば、クラブ的にとってそのプロセスはあまり関係ないんでしょうね。(キャッシュフローがどうこうはあるでしょうけれど…)

いずれにしても、これで今現在出資可能な広尾TCの21年産募集馬は、3月の周年記念募集馬であるゼロカラノキセキ’21、6月本募集のミスペンバリー’21、セイリングホーム’21、パーフェクトラヴ’21、ラズベリータイム’21、そして今回追加募集となった4頭を加えて合計9頭になりました。どの馬たちも時間の経過とともにジワジワと売れているようなので、何だかんだで最終的には完売御礼、またはそれに近いところまで行くことになりそうです。

22年産馬については、私も出資をした今回追加募集馬中の1番人気、ゴッドフロアー’22が残50口まできています。ここまでくると、さすがに満口御礼は時間の問題、おそらく今日中には売り切れてしまうでしょう。

昔と違い、昨今のクラブ馬の活躍は目覚ましいものがありますし、物価高騰の流れ(それでも日本はかなりマシな方ですが)を考えれば、段々と募集価格が上がっていくのは仕方がないことなのかも…。そういう納得の仕方が正しいかどうかは別にして、どの馬たちにも額面通りの活躍、いや、額面以上の一発長打を期待したいと思います(^^ゞ

 

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2023/24年2歳追加募集馬、申込み初日はゴッドフロアー’22が1番人気

2022-11-08 05:23:55 | イベント・募集馬検討

**広尾TC 2023/2024年2歳募集馬ラインアップ**(太字太枠は出資済・残口は11/7時点)

デプロマトウショウ' 21の残口数が「残82口」、ゼロカラノキセキ' 21の残口数が「残225口」となりました (11/07 10:00現在):広尾サラブレッド倶楽部

 

追加募集馬への出資申込み解禁日を終えて、1番人気のゴッドフロアー’22は『満口直前』に、それ以外の馬たちは『募集中』のままという結果になりました。いわゆる『即日満口馬』が出なかったのは想定通りではありますが、逆にゴッドフロアー’22が満口直前までいったのは大したもの。。矢作厩舎人気なのか何なのか、もっと様子見する方が多いかと思いましたし、これほど人気が集中するとは思っていませんでした。(自分でゴッドフロアー’22に出資しておいて言うのもアレですが(^^;))

それに合わせて…ではないでしょうが、デプロマトウショウ’21が残82口に、ゼロカラノキセキ’21が残225口に、さらにはミスペンバリー’21がようやく『満口直前』まで売れてきたのは、簡単に目新しさに飛びつくのではなく、既募集馬と追加募集馬をフラットに比較してから結論を出す、という方が増えている所為かもしれません。

まあ、売れ行きに関してはいろいろな感想があると思いますが、時間が経つと何となく売れてしまうのが、近年の一口馬主バブルの凄いところで、これからの現役馬の活躍、募集馬の近況内容次第では、意外に早い時期に満口馬が複数出る可能性もあるでしょう。ちなみに次の満口馬は、勢い的にはゴッドフロアー’22とデプロマトウショウ’21の争いか…。

いや、別にそういう競走じゃないですね(^^ゞ

私としては、どうしても応援したいゴッドフロアー’22が確保できましたので、あとは(再三書いているように)冷静に足下を見つめながら、次に向けての作戦を検討していきたいと思っていますm(_ _)m

 

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


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追加募集開始を前に、2022年産馬の見通し整理(^^ゞ

2022-11-06 05:32:30 | イベント・募集馬検討

2023年2歳・2024年2歳馬募集「Hiroo no REIWA Additional Lineup」11月7日(月)より募集開始!!:広尾サラブレッド倶楽部
2023年2歳・2024年2歳馬募集「Hiroo no REIWA Additional Lineup」が11月7日(月)より申込受付開始となります。先日、天皇賞・秋でのパンサラッサの活躍もあり、募集開始前からたくさんのお問い合わせを頂いております。
今回も、ベネディーレやゴッドフロアーなど広尾ゆかりの血統はもちろんのこと、2022年セレクションセール、牝馬2番目の高額取引馬のピエノフィオレ’21など楽しみな面々が勢ぞろい!!近年の募集では、多くのお申込みをいただいており、募集開始日に満口となることも多くなっております。是非、お見逃しのないようお願いいたします。

◆募集馬一覧◆
2023年2歳馬(現在1歳馬)
ピエノフィオレ’21(父エピファネイア)
フォーエヴァーユアーズ’21(父リアルスティール)
クエストフォーワンダー’21(父サトノアラジン)
ベネディーレ’21(父リオンディーズ)

2024年2歳馬(現在当歳馬)
ゴッドフロアー’22(父モズアスコット)
スマートオランプ’22(父ミッキーアイル)
ヴェイパー’22(父ブリックスアンドモルタル)

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明日、11/7月曜日から2022年の追加募集が始まります。

個人的な出資検討の軸は例年通り木村さんの生産馬であり、今回募集馬の中ではゴッドフロアー’22を第一候補として考えています。(一部の方にはすでに出資宣言済と捉えられていますが、まあ、そう思われても仕方がない(^^;))

ただ、22年産馬にはディメンシオン'22をはじめとする有望な産駒が多くいると想定されており、当歳募集から飛ばし過ぎると肝心の本募集で息切れ…なんていう事態を招かないとも限りません。正直、キャッツアイ’22などは、それを避けたいが故に見送った面もありますし、ここで改めて、今後募集される可能性がある木村秀則牧場産馬の確認をしておこうと思います。

 

**2020/2021/2022年木村秀則牧場 主な生産馬**(太字太枠は出資馬)

 

こうして改めて眺めてみると、やはり22年産馬には、すでに満口となっているキャッツアイ’22、明日から募集開始のゴッドフロアー’22以外の注目馬、期待馬が(例年以上に)多いような気がします。

2020/21年産の木村秀則牧場生産馬については、私は結果的に2頭ずつに出資をしているわけですが、字面だけで考えると、22年産馬についてはとても2頭で収まりそうにない…。頑張ってキャッツアイ’22を見送ったとは言え、例えばゴッドフロアー’22に出資をしてしまったら、あともう一頭しか枠がないってことになりますから(^^;)

ということで、2020/21年産世代のように2頭までに収めるなんてのは考えないことにしました。いや、そもそも無理なことをやろうとしてもストレスになるだけですからね。

ちなみに22年産世代で(ゴッドフロアー’22以外で)私が注目している馬としては、言わずもがなのディメンシオン'22(ロードカナロア・牡)、そしてミスペンバリー最後の産駒であるミスペンバリー’22(レイデオロ・牡)。この2頭については狙っている方も多いでしょうが、無事に募集されれば全力で獲りにいきたいレベルです。(お値段は心配ですけれど…)

他にはステラリード’22、レトロクラシック’22の2頭のルーラーシップ産駒はとても興味深いです。ステラリード、レトロクラシックはいずれもウェルシュステラ産駒で父がスペシャルウィークとディープインパクトという関係ですから、2頭の22年産は血統構成が酷似していると言って良く、パラスアテナ全妹のステラ産駒に行くのか、ドンカルロ半弟のレトロ産駒に行くのか、はたまたその両方なのかと考えると頭が痛くなりそうです。

また、個人的にすごく期待をしているエンパイアブルーにリオンディーズの牡馬が生まれたのは非常に嬉しいことですし、当然エンパイアブルー’22に注目しないわけにはいきません。ハイアーラヴのレイデオロ牝馬もだいぶ気になる存在ですし、パーフェクトラヴ’22(アメリカンペイトリオット・牡)やルックオブラヴ’22(ゴールドシップ・牡)だって…。

やはり、『木村秀則牧場の22年産馬についてはとても2頭で収まりそうにない』ということだけはハッキリ確認できました。。まあ、具体的な作戦をどうするかは時間をかけて検討するとして、とりあえずは明日の募集開始に向けて、ゴッドフロアー’22に申し込むかどうかの結論だけを早急に出してしまおうと思います(^^ゞ

 

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


*広尾TC様よりクラブ公式HP等からの情報転載許可を頂いています。

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2023/2024年2歳募集馬、追加募集開始まであと二日

2022-11-05 05:38:26 | イベント・募集馬検討

**広尾TC 2023/2024年2歳募集馬ラインアップ**(太字太枠は出資済・残口は11/4時点)

デプロマトウショウ' 21の残口数が「残138口」、ゼロカラノキセキ' 21の残口数が「残252口」、セイリングホーム' 21の残口数が「満口直前」となりました (11/04 09:00現在):広尾サラブレッド倶楽部

 

追加募集馬への出資申込み解禁まであと二日と少しとなった金曜時点で、デプロマトウショウ’21、ゼロカラノキセキ’21がそれぞれ残135口、残252口に、さらにセイリングホーム’21が満口直前に変わりました。

新規の募集を前に、すでに募集中の馬がジワジワと売れているというのは、両者を比較して『既募集中のこの馬の方が魅力的』という結論に至った方が多い…のかもしれません。もちろん、それは単なるタイミングだけの話かもしれませんし、ラインアップが出揃ったことで全体の作戦が立てやすくなり、『既募集馬からはこの馬に、新規募集馬からはこの馬に出資する』というパターンの方もいると思いますけれど、さて、どうなんでしょうね。。

ちなみに私も先日デプロマトウショウ’21に出資をしたわけですが、11/7の申込み解禁日に『あの馬』には出資をしようと(今のところ)考えています。『あの馬』がどの馬かは別にしまして(バレバレかもしれませんが(^^;))、何と言いますか、パンサラッサが頑張ってくれたお陰で気持ちが前向きになったことは大きいですし、やはり、現役出資馬の活躍が次の出資への呼び水になるのは永遠不変の真理なんでしょうねぇ。。(^^ゞ

 

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


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[広尾TC追加募集馬]何かと話題なので(^^;)… ピエノフィオレ’21

2022-10-29 05:56:33 | イベント・募集馬検討

ピエノフィオレ’21
端麗な容姿と軽やかなステップ、三冠牝馬の血統構成が夢舞台に誘う。

1歳 黒鹿毛 2021.03.09生 浦河産(宮内牧場)
◇父:エピファネイア 母:ピエノフィオレ (母の父:キングカメハメハ)
◇美浦・蛯名正義厩舎予定
◇販売総額 7,800万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇Point!:2022年セレクションセールにおいて、牝馬で2番目に高額取引されて話題を集めた募集本馬。四肢がスラッと長く、体のラインを美しく魅せる佇まいは、まさに容姿端麗という言葉がぴったりと当てはまる好馬体。半姉ほど大柄ではないものの、放牧地での群れの中から素軽くしなやかにスッと先頭に躍り出る走りが印象に強く、ピリッとした気性は母譲り、馬体の雰囲気は父譲りとも言えるだろう。三冠牝馬デアリングタクトと酷似した血統構成も頼もしく、本馬に惚れ込んだ蛯名正義調教師と共に大きな夢を狙っていきたい。
◇最新近況(2022/10/26):北海道・日高町のファンタストクラブ在厩。9月中旬より騎乗馴致に移行しており、現在はおもにダート周回コースでハッキングまたはハッキングキャンター1600~2400mを消化しています。馬体重443kg、体高154cm、胸囲178cm、管囲19.5cm(10/15測定)
◇佐久間調教補佐のコメント:「ガッシリと実の詰まった体つきをしており、重苦しさなどなく、ここまではバランスの良い動きで綺麗な形のハッキングができていますよ。集団調教の際に他馬が暴れると釣られることもありましたが、今はもう大丈夫ですし、縦列、併走ともに嫌がるようなことはありません。ここ最近は馬場見せを兼ねてウッドチップ坂路やダート坂路にも入るなど、少しずつお勉強を進めているところ。ガシッとした体でありながら、身のこなしに柔らかみがあるのがイイですね」

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広尾TC募集馬には珍しい2022年セレクションセールの落札馬ということで、何かと話題になることが多い本馬。かく言う私もそれなりに注目しておりまして、近況報告があったこのタイミングで現時点の感想を書いておこうと思います。

と、本題に入るその前に、セール時に主催者側から公表された『OCD手術歴あり、ゆう癖あり』について、簡単に調べたことを載せておきます。本来はクラブから『こういう理由で(蛯名調教師も含め)全然心配していません』的なメッセージを出して頂きたかったのですが、基本的に『クラブとしては特に影響のない情報には触れません』という話みたいですからね(^^;)

ただ、これから載せる内容は、あくまで私が個人的に(ネットで)調べた情報に感想を組み合わせたものですので、クラブの見解とは何の関係もありません。出資検討にあたってどうしても気になる方は、個別に問い合わせるのが良いでしょう。

まずOCDに関しては、JRAのサイト『馬の資料室(日高育成牧場):OCDって何?』に解説が載っていますので、基本的な内容についてはそれを読めば十分すぎるぐらいだと思います。その上で、一番気になる『競争能力への影響』については、なかなか客観的なデータがないのが現状で、最終的にはそれぞれの判断にゆだねられるだろうと思います。

ただし、OCD手術は一般的には『(余程ひどい症状だった場合を除き)後の競争能力には影響がない』と言われており、セールに出す馬にはあえて『念の為の手術』をする場合があるぐらい。ピエノフィオレ’21もそのパターンだったかもしれませんし、個人的にはあまり気にしなくて良いと思っています。また、一口馬主DBの『入厩前の手術による影響は?【一口データ研究室】: 一口馬主DB』の分析でも、入厩前にOCD手術をした馬の勝ち上がり率は、健康で手術と無縁だった馬の勝ち上がり率より高いとのデータもあり、『後の競争能力には影響がない』という一般論を裏付ける内容になっています。

実は、私のかつての出資馬スプラッシュエンドもOCD手術歴ありだったのですが、『それは必ずしもマイナスにはならない』と信じて出資をし、結果、スプラッシュエンドは頑張ってオープンまで出世をしてくれて… ということなので、ピエノフィオレ’21のOCD手術歴に関しても、私は全然気にしないスタンスで考えるつもりです。

次に『ゆう癖あり』についてですが、こちらはOCDよりややこしい話の可能性があるようです。

ゆう癖とは洗い場や馬房内で馬が左右に身体をゆらゆら揺らす癖のことで、クマが檻の中でやる仕草に似ていることから『ゆう癖(熊癖)』と呼ばれているのは御存じの通りです。(youtubeを探すといくつか動画もありますね) そして、OCDのように手術してしまえば無かったことになる症状と違い、絶えず左右に身体を揺らすことによる脚元への負担やストレスなど、競走馬にとってプラスになると思えない影響を、継続的に与える(かもしれない)のがいやらしいところです。

ただし、例によってJRAのサイト『馬の資料室(日高育成牧場): さく癖について』によれば、いわゆる馬の悪癖については原因、対策に確立された正解がない場合もあり、そもそも直す(治す)べきものなのかについてすら、意見が分かれている状況が記されています。ゆう癖についても一般的な対処法はいくつかあるようですが、症状がどの程度のものなのかによって、対策、対処をどうすべきかは(すべきかどうかも含めて)大きく変わってくるのでしょう。

となると、ピオノフィオレ’21のゆう癖がどの程度のものなのか?が気になるワケですが、これはもう我々部外者は確認のしようがありません。ただ、ひとつの救いとしては、本馬はセレクションセールという市場を通じて、少なくとも一度は(蛯名調教師のような)プロの目でチェックされた馬であること、セール時点で公開されていた『ゆう癖あり』情報も含め、市場でそれなり以上の評価を受けた馬である、ということでしょうか。

もちろんこれから先、本馬のゆう癖がどうなっていくのかは分かりません。なので、結局のところ本件についての判断も各自でやるしかないわけですが、少なくとも蛯名調教師が(惚れ込んだかどうかは別にして)預かると言っておられるのは事実ですし、近況においてファンタストの佐久間調教補佐が一言も触れていない点を好意的に解釈すれば、『ゆう癖はあるがそれほど気にしなくて良いレベル…』 と考えることもできるでしょう。(あくまで個人の感想です)

 

いやぁ、軽い気持ちで書きはじめたら、本題の前に随分と長く書くハメになりました。まあ、結果的にOCD手術やゆう癖について改めて調べたりできたので、お陰様で多少の勉強にはなりました。あと、結論めいたことは言えないですが、以下、本馬に対する感想については、『OCD手術やゆう癖を気にしない前提』で進めたいと思います。

ということで、まずは血統についてですが、これがもう一般論として期待できる血統構成というだけでなく、広尾TC会員にとって、いや、クレッシェンドラヴ出資者にとって、いや、良くも悪くもハイアーラヴ産駒と長く付き合ってきた会員にとって、実に上手にスケベ心(?)をくすぐるような要素が入っているんですよねぇ…。

ピエノフィオレ’21(5代血統表)

 

エピファネイア×キングカメハメハ×サンデーサイレンスのパターンがデアリングタクトと同じであること、キングカメハメハ×シーザリオ、キングカメハメハ×シンボリクリスエスの相性の良さ、サンデーサイレンス×Sadler's Wellsをセットでクロスさせる技法については竹内さんの血統診断にある通りで、確かに期待値の高い配合なのが一目瞭然です。

そして竹内さん、今回はそういう一般的な分析に加えてフォーリアとハイアーラヴが3/4同血であることに注目してしまったという…。つまり、クレッシェンドラヴはハイアーラヴ×ステイゴールドですから、ざくっとクレッシェンドラヴ≒フォーリアクイーンと考えられますので、ピエノフィオレ’21は、『全体的にはデアリングタクトをイメージしつつ、母系にクレッシェンドラヴの要素がプラスされている』ことになるんですね。

まあ、後段の話は一般の一口ファン(?)には関係ないかもしれませんが、私のような広尾TC一本、思い入れ重視、ハイアーラヴ大好き会員にとってはそれなりに刺さる部分でありまして、竹内さんのお陰で妙なことに気づいちゃったなぁ…と、何となく気持ちがざわついたりはしています(^^ゞ

次に馬体についてですが、全体の印象として脚長ではあるもののバランスが良く、太くも細くもない均整の取れた好馬体と言って良いでしょう。測尺は10/15時点で馬体重443kg、体高154cm、胸囲178cm、管囲19.5cmとなっていますので、おそらくは、中型サイズでしっかりした身体つきの牝馬になっていくだろうと思います。

 

 

動画を見ると、(やや面倒くさそうに歩いているのはさて置いて(^^;))重くもなく堅くもなく、また、あまりに柔らかすぎて緩さを感じるような部分がないのは良いと思います。このあたりはサンデー×Sadler's Wellsセットのクロスに加え、キンカメやシンクリの要素がバランス良く取り入れられている血統構成ゆえかもしれません。

黒鹿毛の馬、黒っぽい馬は格好良く見えたりするものですが、それを差し引いたとしても、さすがにセールでそれなりの価格がつく馬だなぁと感じますし、まだまだ成長が見込める姿かたち、血統からも大きなマイナス要素はないと思います。

しかし、こうやって見ていくと、やはり良い馬に思えてくるんですよねぇ。。気になるところがないかと言えば(気性面など)微妙な部分はあるものの、この時期に全てを確認するなんて無理な話ですし、だとしたらどうすべきなのか…。

幸か不幸か『即満』まではなさそうな値付けになりましたので(^^;)、ポイント利用を前提に少し様子を見てみようかな?というのが現時点のぶっちゃけ感想ですが、果たしてそのとおりに行動できるかどうかは私にもわかりません。。ここは一歩後ろに下がって冷静になり、ステラエージェント’21、エンパイアブルー’21、ステラリード’21、デプロマトウショウ’21の中に、高額牝馬をもう一頭追加するのかどうか、といった観点でも考えてみたいと思います。

あとはそうですねぇ、藤沢先生の厩舎をほぼそっくりそのまま受け継いだ蛯名厩舎がどうなのか、多少の興味があったりはしますので、それについても自分なりに検討していきたいと思います(^^ゞ

 

*広尾TC募集馬ページ → https://www.hirootc.jp/sellhorses/


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