メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

キリンカップ コロンビア戦

2007-06-05 22:07:07 | 中村 俊輔
アジア杯前の試合の位置づけ。
勢いをそのままアジア杯に持ち込むため、勝っておきたい。

俊輔は今日はスタメン。
右足首捻挫は完治していないが、試合に出るために帰国したのだから、テーピングぐるぐる巻きでがんばるんだろう。
その影響か、トラップミスや、ボールキープで珍しくボールが奪われ、信じられないプレーがあった。
好調にはほど遠い出来だ。
前半の、自軍の深いところでボールを奪われた時、らしくないと思った。
普通なら、体を反転させ、相手を寄せ付けずにパスを出すのに。。

それでもスルーパスをきれいに出していたし、プレイスキックもいいところへ飛ばしていたのはさすがだ。
プレッシャーを受けながらも、空いたスペースを見つけてパスしたり、サイドチェンジをしたりと、今までのオシムのサッカーとは違った閃きを感じ、今日の試合はおもしろかった。

コロンビアは、隙を見つけると、ガツガツ当たりながら素早くボールを取りに来ていて、本気モードで戦ってくれた。
賞金がかかっているためとはいえ、有難い。
日本もコロンビアも攻守の切り替えが早く、ボールを止めずにダイレクトで回さないと、プレスされて攻撃の形ができなかった。
このことは、オシムのサッカーの方向性で間違いないし、人もボールも素早く動かしていかないと、ゲームを支配できないってことだ。
アジア杯に向け、チーム力を向上させるために、今日、この試合で“動くこと”を確認できたのは良かったと思う。

この日、目を引いたのが、高原のフィジカル!!
当たり負けしないし、ぶつかって来るのを恐れない。
強靭な肉体と、不屈の精神。
競り合ってボールを奪う場面を何度も見た。
肘打ち食らっても、後頭部を蹴られても、ずっとピッチに立っていた。
結局点は取れなかったが、FWとはこうあるべきの姿を、身をもって示してくれた。
良きお手本となっていた。
頼もしかった。
高原のような選手があと5人いたら、日本のサッカーは大きく変わるだろうなぁ。

他の海外組、稲本と中田コは、可もなく不可もなくってところか。


コロンビアは強かった。
それでも引き分けに持ち込めたのは大きい。
ボンバーと阿部ちゃんの両センターバックの力による。
二人で離れずにうまくカバーし合って、二人でシュートさせなかった場面が多かった。
守備の裏を取られる場面があって、まだまだ危ないが、水際で食い止められたのは収穫だろう。
“なんで?”っていうシュートシーンが減ってて良かった。


最後に、俊輔のインタビュー、
「コロンビアの中盤がよく動いていたので、前半は相手ペースになってしまった。
攻撃の連動が今まで言われていたけれど、今日は守備に連動性があったように思う。
人のために走るというか。
動き方はだいたいわかってきたので、あとはそこに自分をどう出していくかだと思う。」

ほとんど忘れちゃったけど、このようなことを言ったと思う。
動きがさほど良くなかったけど、今日の試合で連動や仲間の動きの特徴をつかんだはずだ。
俊輔にとって、大きくプラスになったに違いない。

スコットランド・プレミアリーグが終わってすぐに、休息もなしに代表に合流し、さぞかしお疲れだろう。
本当に、お疲れ様。
早くたっぷりと休んでもらいたい。
次へのエネルギーを蓄えるために。