メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

韓国戦を見て感動

2010-06-12 23:09:28 | 中村 俊輔
韓国がギリシャに勝利!!

素晴らしい快進撃だった。
序盤から、ボールへの寄せが速く鋭く、とにかく足が動いていた。
高いポジションからボールを追いかけ、ギリシャにボールを支配させなかった。
W杯という最高の舞台にいても、気負うこともひるむこともなく、力を出し切っていたと思う。

同じアジア民族として、韓国の勝利がうれしいっ!!
すごく感動したし、勇気づけられた。

日本と違うのは、攻撃が速いこと。
ボールを奪ったら、即座に攻撃に転じる。
そのカウンターへの変化が鮮やかだった。
そして、パスが正確だし、ボールを持ったら次の瞬間反転して、ボールを奪わせないようにしていた。
もちろん、日本よりもフィジカルは強い。
だけどそれだけじゃない、ボールを奪われないように身をかわしているんだ。
そして、味方のサポートも速い。
流動的に動きながらボールをつないでいた。

この日も、シュートをする場面では、付近の選手が一斉にゴールに集まっていた。
それも、直線的にゴールに突進するのではなく、ゴール前5m前の、少し離れた所を目指してからゴール前を目指す-緩やかなカーブを描きながらゴール前に集まっているように見えた。
その方が、ゴールに背を向けないからだろうか?

とにかく、選手達の戦術理解力が高く、同じリズムで同じ動きをして、選手達でポジションがかぶらないことが(当たり前のことだろうが)見事だった。
統率されていた。
チームとして完成されていた。


このことは、素直にうらやましい。
日本は大丈夫だろうか?
選手達のポジションをいじってる場合じゃないだろう。
チーム力は、選手間と監督間の信頼関係があってこそ。
猫の目のように変わるスタメンでやって、いいはずがない。

ここまで来たら、開き直って、部分部分でいいから、積み上げてきたものを出し切ってくれ~~。
調子いい選手は、チャンスだと思ってがんばってくれ~~。

どんな形でもいい、勝ってほしい。

Rhapsody Of Fire の The frozen Tears Of Angels

2010-06-12 19:45:57 | メロディック・ハード
イタリアのシンフォニックなメロディック・パワー・メタル・バンドの8作目。

この作品はすごい!!
正直、Rhapsody Of Fireになってからは、今までの焼き直しが感じられて今イチだったが、『The frozen Tears Of Angels』は、内容が凝縮された上に、さらなる高みに昇ったような高揚感がある。

確実にUPしたのが、スケールの大きいドラマティック感だ。
アレックス・スタロポリのオーケストレーションは、ファンタジー系のサウンドトラックにもってこいの、画像が浮かぶ壮大で崇高な造りだ。
広がりと高さ、奥行きまである。
それに絡む男女のクワイアの見事なことったら。背筋がゾクゾクして凍りつくようだ。
現世から、一瞬で天使と悪魔の棲む世界へと連れて行かれる。
クリストファー・リーのナレーションは相変わらずだが。。

そこにルカ・トゥリッリの攻撃的な早弾きリフが、闇を切り裂き緊迫感を伴って、2曲目の“Sea Of Fate”が始まる。
リフが実にカッコいい。パトリースのベースもカッコいい。
さらにファビオ・リローネの感情を込めた歌のうまさと説得感はどうだろう。
声が美しいこともあって、思わず聴き入ってしまう。
歌メロがキャッチーで最高!

教会音楽のように崇高なのに、邪悪なデス声で歌う4曲目の“Reign Of Terror”もいい。
対比によって、デス声と疾走感が増幅されている。

バラードもいい。
5曲目のイタリア語で歌う“不滅の炎 {Danza Di Fuoco E Ghiaccio}”は、リコーダーを使ったトラッド&バロック調で哀愁が漂う。
7曲目の“Lost In Cold Dreams”は、アコギをベースに、クサいほど情感的に高らかに歌い上げる。
間にこれらのバラードが挟まれるから、聴きやすいのかも知れない。


いつにも増して疾走曲が多いように思う。
ルカのエッジの利いたリフが冴え渡る。
が、どの曲も単純ではなく、リズムや曲調の変化があって静と動の対比がなされている。
これにより、作品に深みを与えることになった。

バロック調のクラシックと教会音楽、トラッドとヘヴィー・メタル。
これらが自然に共存している奇跡。
Rhapsodyでしか成し得ない。
この唯一であることの“凄味”こそがRhapsodyの魅力なのだ。