彼のプロデュース作品は、どれも自分好みに仕上がってるから、一度聴いてみなきゃ!
そんな勘違いによって、聴いてみましたHeavenly。
けれど、サシャのサの字もない。
おかしいなと調べてみると、“Heaven's Gate”だった。。
きっかけは勘違い。けれど結果オーライ。
予想外に素晴らしかった。
古くは、マホガニー・ラッシュが好きだから、ラッシュも聴くかっていうのがあったっけ。
フランスのメロディック・パワー・メタルの5作目。
サウンドは、一聴してジャーマン・メタルだと思った。
トビアス・サメットを思わせるBenの高音に突き抜ける声。美しいコーラス・ワーク。
リズムはシンプルで力強い。
エドガイというより、アヴァンタジアに近い。
それが、3曲目の“Farewell”が始まると、いきなりQueenになる。
ピアノをフューチャーし、ギターリフがギターソロが、ブライアン・メイをパクったかと思うほど似てる。
そして、Benのボーカルだ。
フレディが乗り移ったかのように、華麗に軽やかに歌い上げる。
感動的な素晴らしいバラードだ。
他にも、キャッチーで耳馴染みのいい曲がいっぱい。
こむずかしくないのがいい点だ。
それでいて、ギターソロはメロディアスで泣きがあるからポイントが高い。
スピーディーである上に、シンフォニックさも、くどくなっていない。
8曲目の“Ode To Joy”は、ベートーベンの第9のカバー。
Hellweenを思わせるスピード感あるリズムに乗り、ギターがキーボードが気持ちよさそうにソロを弾き、交錯する。
ボーナストラックの10曲目“Playtime”は、その名の通りツインギターが弾きまくる。
高速だし、テクニックはなかなかのものだ。
だけど、なぜかどことなくダサい。B級から抜け出せない。
コレはご愛嬌か。
目新しさはないかも知れない。
かつてのバンドのいいトコ取りかも知れない。
でもそれが何だっていうのだろう?
Avantasia+Queen+Helloween でいいじゃないか!