メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Dream TheaterのScore(DVD)

2006-09-09 20:25:24 | メロディック・ハード
Dream Theaterのスコア~フル・オーケストラ・ライブ2006。
名前の通り、2006年4月1日に、NYラジオ・シティ・ミュージック・ホールでオーケストラと競演した時のライブDVD。

Dream Theaterは結成20周年で、その記念ライブだ。
第1部が今まで通りの、バンドでのライブで、第2部がオーケストラとの競演である。
まだ第1部しか見ていないが、素晴らしかったので、書いてみたい。

選曲は多岐に渡る。
20周年記念ということで、20年前に作られた“Another Won”が入ったり、「Falling In Infinity」に収録されなかった“Raise The Knife”が入っている。
その他、Metropolis Pt.2まで、各年代から1曲ずつ選曲されている。
Dream Theaterにとって、今まで作られた作品は、どれもが愛着があり、思い出深いものなのだろうと感じた。

演奏は、Dream Theaterらしく、高度で完璧な演奏だ。
テクニックに裏打ちされた楽曲は、実に安定があり、まったく危なげない。
マイク・ポートノイの、ダイナミックなドラミングを核とし、ジョン・ペトルーシのギターが、ジョーダン・ルーデスのキーボードが、超人的な速さで自在に駆け巡る。
ジョン・マイヤングのベースは、この日もベースとは思えない、高速ランニングで、しっかりと低音を支える。

これまでのライブと違うのは、ジェームズ・ラビリエのボーカルパートが多いことだ。
高度な演奏で、変リズムが多く、どこをどうやって入り、どうやって合わせたらいいのかわからないような、難解なギターとキーボードの中を突き進む。
その姿は、未開のジャングルを切り開いているかのようだ。
あらためてジェームズ・ラブリエの歌があるから、Dream Theaterのサウンドは身近に、親近感を持って聴けるのだと思った。
メンバーとオーディエンスを結ぶ架け橋。

ジョン・ペトルーシは、チョーキングとアームを使用して、細かいビブラートを繊細に表現していた。
彼のギターは、とにかく速いし、うまいし、音色がきれいだ。
手元を見ないで弾くこともあり、毎度のことながら驚愕だ。

第1部は全8曲。
最後の“The Spirit Carries On”は、その歌詞の内容もあり、こみ上げる感動をどうすることもできなかった。
それまでの7曲は、8曲目に到るまでの道程だったのか。。

第1部だけでも十分素晴らしい。
第2部ともなると、どうなってしまうのか??

次回に続く。