メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

赤川次郎作品って

2005-08-25 12:48:05 | Weblog
「ローレライは口笛で」を読んだ。
う~ん、全然良くない。

なぜローレライの口笛を吹くのかがわからずじまいだし、犯人の設定に無理がある。
謎解きも、こじつけ説明のようで、説得力がない。
偶然が絡む要素も多く、「なぜ?」がたくさん生じてしまった。
さらに事件を引き起こす必然性が感じられないのだ。
また、途中で犯人がわかってしまったし、もう一人の犯人の関連性も希薄だ。

他の赤川作品にも感じることだが、全体的に軽すぎる。
会話の流れは楽しいのだが、それだけだ。後には何も残らないし、作品について深く考えることもないから、漠然とした「腑に落ちなさ」が残るだけ。
ただの時間潰し。
彼の作品ってこんなだっけ?