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GW秋田旅行② 鳥海山登山

2013-05-03 07:18:17 | 山のぼり
という訳で、ゴールデンウィーク前半は、象潟で「池田修三展」を見た翌日、町のすぐそばに聳える鳥海山に登りました。

東北の山はいろいろ登っていますが、鳥海山は初めて。
登山中、下を見ると日本海が広がり、好天にも恵まれ、本当に素晴らしい登山となりました。
何より鳥海山の美しく日本離れした山容にびっくり。
海の側の独立峰ということもあり、他の山ではなかなか味わえない風景を目にすることが出来ました。

入山は、象潟からタクシーで鉾立まで。
最初は、途中の御室小屋まで進んで、そこでテント泊の予定だったのですが、ガスっていて視界が悪く、けっきょく鉾立山荘に泊まることに。

で、鉾立山荘、すごく良かったです。
何より安い!
一泊1500円くらいで、ガスも電気も使えて超快適。
小屋の外は、風がびゅーびゅー吹いていましたが、実に快適な夜を過ごせました。
ここは本当にオススメです。

翌朝、5時過ぎに小屋を出発。
もう視界が利きます。
心配していた天気も徐々に良くなりそうな雰囲気。

一面の雪の中を進みます。
鉾立までの道路が2日前に開通したばかりなので、足跡もほとんどなく、僕たちのパーティーだけしかいません。
ゴールデンウィークとは思えない静かな山旅。





風が強く吹いているので、雪は積もるというより、締められている感じ。
朝日に照らされた風紋が一面に広がり幻想的な美しさでした。

緩やかな登りを続け御浜を過ぎると、彼方にいよいよ山頂が見えてきます。
七五三掛の辺りでしょうか。
ここが一番美しく、迫力のある場所でした。
何だかアメリカの山の様な雰囲気。
途中、単独の登山者に抜かされましたが、その人以外、辺りに人影はなく、この広大な風景を満喫です。
後ろを振り返ると、象潟や酒田の町。それに日本海が見渡せます。



外輪コースに差し掛かると、風が強くなってきました。
かなりの強風でしたが、富士山みたいに急にどっと吹くのではなかったので、滑落の心配はありません。
それでも慎重に進みます。





いよいよ山頂が見えてきました。
アレ?、、、山頂にはたくさんの人影が。
山形側から入山した山スキーやスノボーダーたちがごろごろいます。
それまでの静かな雰囲気は一変、何だかスキー場の様な賑わいです。

風も強かったので、七高山を踏んで終了点とし、新山には登らずに下山することにしました。
帰路は僕たちの登ってきた象潟口のルートもスキーヤーだらけ。
御浜の辺りのボウル状の斜面を使って、まるで立山みたいに登ったり下ったりを繰返していました。
ブルーラインの開通は朝8時からなので、開通後に入山した人がたくさんいたみたいです。
まあ、いきなりゴールデンウィークの山っぽくなってしまいましたが、これだけいい山なのでそれも当然かなと。
他の登山者、スキーヤーもみんな楽しそう。

で、2時に鉾立に無事、到着!
いやー本当に楽しい山登りでした。
朝早く、自分たちでトレースを作りながら静かな山旅ができたのが最高の思い出です。
やっぱりこの時期の山は楽しいですね。

でも、鳥海山、本当によい山だと思ったので、今度は花の季節にまた訪れたいと思いました。

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