今日は府中市美術館で「リアル 最大の奇抜」。
西洋絵画の画法が入る以前の江戸期の「リアル」を集めた展示。
会場にはいるとまず森狙仙の「群獣図巻」。
輪郭を線で描かず、細かな筆で一本一本の毛をひたすら描くことで獣のモフモフした柔らかさやしなやかさを表現した絵。
何というか超かわいいんだけど、獣の目つきがリアルでそこは怖かったww。
他に、村松以弘の「白糸瀑図」は細部は南画の画法を取り入れてるんだけど、横幅170cmもの大作に仕上げることで迫力と驚きを与えてくれる先品。
熊本藩の中老職にあった米田松洞は、桃源郷のような山の風景をひたすら細かく書き込んでいて、でもちょっとほのぼのした風合いもあってアールブリュット風の味も出ている作品。
最後の部屋は、司馬江漢と円山応挙の作品が一堂に。
南画から西洋絵画までいろんな画法を取り入れることで自分なりのリアルを追及した司馬江漢。今見るとちょっと消化不良なこともあってヘタウマ風に見えちゃう絵もあるんだけど、もともと超うまいのに敢えて新しい画法にチャレンジしたその画家としての業が時代ごとの作品の変遷が展示されていることで垣間見れて良かった。
一方の円山応挙はやっぱり卓越したうまさ。20代のころの作品から段違いでビックリでした。
という訳で、かわいい動物画とか若冲とかの流行りじゃなくて、自分なりのリアルを追及した江戸期の画家、という面白い視点でまとめられた今回の展示はとっても面白かった。
あと、常設展の牛島憲之も良かった!
淡い印象なんだけど、ときどきハッとなるような色使いをしていて印象的。
帰りは自転車で行ったので、桜を見ながら野川沿いをのんびりサイクリング。
もう散り始めていたけど文字通りの桜吹雪を浴びながらのサイクリングは気持ち良かった。
銭湯は千歳烏山の給田湯。ちょっと心配してたけど、中島さんのペンキ絵も新しくなっていて一安心。それにしても日のあるうちの銭湯は本当に最高ですね。
西洋絵画の画法が入る以前の江戸期の「リアル」を集めた展示。
会場にはいるとまず森狙仙の「群獣図巻」。
輪郭を線で描かず、細かな筆で一本一本の毛をひたすら描くことで獣のモフモフした柔らかさやしなやかさを表現した絵。
何というか超かわいいんだけど、獣の目つきがリアルでそこは怖かったww。
他に、村松以弘の「白糸瀑図」は細部は南画の画法を取り入れてるんだけど、横幅170cmもの大作に仕上げることで迫力と驚きを与えてくれる先品。
熊本藩の中老職にあった米田松洞は、桃源郷のような山の風景をひたすら細かく書き込んでいて、でもちょっとほのぼのした風合いもあってアールブリュット風の味も出ている作品。
最後の部屋は、司馬江漢と円山応挙の作品が一堂に。
南画から西洋絵画までいろんな画法を取り入れることで自分なりのリアルを追及した司馬江漢。今見るとちょっと消化不良なこともあってヘタウマ風に見えちゃう絵もあるんだけど、もともと超うまいのに敢えて新しい画法にチャレンジしたその画家としての業が時代ごとの作品の変遷が展示されていることで垣間見れて良かった。
一方の円山応挙はやっぱり卓越したうまさ。20代のころの作品から段違いでビックリでした。
という訳で、かわいい動物画とか若冲とかの流行りじゃなくて、自分なりのリアルを追及した江戸期の画家、という面白い視点でまとめられた今回の展示はとっても面白かった。
あと、常設展の牛島憲之も良かった!
淡い印象なんだけど、ときどきハッとなるような色使いをしていて印象的。
帰りは自転車で行ったので、桜を見ながら野川沿いをのんびりサイクリング。
もう散り始めていたけど文字通りの桜吹雪を浴びながらのサイクリングは気持ち良かった。
銭湯は千歳烏山の給田湯。ちょっと心配してたけど、中島さんのペンキ絵も新しくなっていて一安心。それにしても日のあるうちの銭湯は本当に最高ですね。