東京ナイト

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Dorothy Little Happy Live Tour2012『飛び出せ!サマータイム』@新宿BLAZE

2012-08-18 22:13:51 | アイドル
という訳で、今日は、Dorothy Little Happyのワンマン。

Dorothy Little Happy Live Tour 2012『飛び出せ!サマータイム』@新宿BLAZE

いやー、本当に本当に素晴らしいライブでした!!

初めてドロシーを見たのは、去年の11月の「アイドル横丁祭」。
その時は、実はあんまり印象に残らなかったのですが、その後、いろいろな現場で彼女達のパフォーマンスを見る度に、すごく丁寧なダンスに心動かされ、先日のTIFでは3回もステージを見るまでになっていました。

で、今回が初めてのワンマン参戦。
当日券も出たようですが、会場の新宿BLAZEはほぼ満員。
男性客がほとんどで、ピンチケはおらず、年齢層は高め。
券の番号は良くなかったのですが、新宿BLAZEはステージが高いのでストレス無く楽しめました。

開演時間になると、ドロシーの妹分「Party Rockets」の登場です。
エイベックスからこの8月にデビューしたばかりとの事。
ハードロックでかっこ良い感じの曲でしたが、いまひとつピンとこず。
曲が激しい割に平坦すぎるのかな?
彼女達は2曲歌って退場。

で、お待ちかねのDorothy Little Happyが登場!
最初から飛ばしていきます。
客も大盛り上がり。

ドロシーの魅力は、なんと言っても「ダンス」。
指先まで「魅せる」意識に満ちていて、単に「ダンスの先生に言われたまま踊っている」凡百のアイドルグループとは、はっきり一線を画しています。
非常に表現力が豊かなので、単なる歌に合わせた振りに留まらず、ダンスだけでしっかり世界観を伝えられるほど。
しかも、5人の息もぴったり合っていて、とにかくきれい。
どれだけトレーニングを積めばこれだけのパフォーマンスを発揮できるのでしょうか。
中でも、富永美杜さんのダンスの切れは素晴らしい。
表情も考えられていて、レベルの高さを感じました。

で、もうひとつの魅力がメインボーカルの高橋麻里ちゃんの上手さ!
声量があるので迫力があるし、あれだけ動いているのにすごく安定した歌唱で素晴らしい。
これだけのボーカルは、今のアイドルシーン中でも指折りの存在だと思います。

最後、今回本当に感心したのは「ファンの質の高さ」。
「メンバーを盛り上げる」という意識が非常に高く、手拍子、掛け声、時には一緒に歌ったりして、多彩な「技」を繰り広げます。
ドロシーと言えば、「デモサヨナラ」のコール「オレモ!」ですが、それ以外の曲も本当に楽しく工夫された盛り上げがあるので、俄かファンの僕も分からないながら一緒になって楽しめました。

アイドルの楽しさは、単に一方的に与えられるんじゃなくて、ファンも積極的に盛り上がることで、より熱いパフォーマンスをアイドルから引き出すことだと思っているので、ドロシーの現場はほぼ理想形だと思いました。

仙台在住の5人組の彼女達。
ドロシーのコアなファンは、その仙台でずっと彼女達を応援してきているのでしょう。
新曲が出るたび、「どうすれば盛り上がるか」を考え、工夫しながら現場で作り上げてきたんだと思います。

今回、アンコール後に挨拶で、秋元瑠海ちゃんが、「ファンの皆さん、これからもドロシーと同じ歩幅で一緒に歩いていきましょう。そしていろんな景色を一緒に見ましょう」と涙ぐみながら話していました。

次から次に新しいアイドルがデビューし続ける東京だと、いろいろ目移りしちゃってどうしてもDDになっちゃうんだけど(特に僕は)、仙台で育んでいるドロシーとファンのこういう関係って何だかホントにいいなー、と思いました。
とか言って、これからもDDであり続けると思うけど・・・。

という訳で、初めてのドロシーのワンマンで、しょうじき知らない曲が半分以上でしたが、今年のベスト5に入る高まり!
たぶんメンバーにとっても会心のライブだったのではないでしょうか。
何しろ、Wアンコールが起きるほど盛り上がったし、最後の挨拶のあと、鳴り止まない拍手が本当に長くて、自分で拍手をしながら、その拍手の長さに感動してしまうほど。
あー、楽しかった!!

Cheeky Parade with ストリート生 / ラブパレ2012夏Vol.8 @汐留AX

2012-08-18 11:34:32 | アイドル
という訳で、昨日はCheeky Paradeの定期公演に行ってきました。

ラブパレ2012夏~GAN GAN GANと生意気でいかせて頂きます!~Vol.8
Cheeky Parade with w-Street NAGOYA

TIFやa‐nationでもアグレッシブなライブを繰り広げて、かなりアピールできたはずのチキパ。
行けるか分からなかったので前売りではなく当日券を求めて会場に着くとあっさり前売りが買えました。
「もしかしたらソールドアウトかも?」と不安に思っていたのですが、動員にはそれ程影響がなかった模様。
「売れる」って、そんな簡単なものじゃないんですね。

で、今回のライブは、名古屋のストリート生がゲスト出演。
名古屋は、SKEにチームしゃちほこ、我らが「しず風&絆」もいるし、なんだか熱いですね。
とは言えさほど気になるメンバーもおらず、チキパの登場が待たれます。

で、いつもの音楽と共に、メンバーが続々登場。
でも二人足りません。
するとサングラスを掛けてやたらかっこつけた、ももかとまりやが登場!
「まりや様って呼んでもいいよ」だって。
チィキーだね~。
こういう小生意気はグループの個性としてホント重要。
若干すべり気味だったけど、気にせず「小生意気芸」を磨き上げて欲しいもの。

という訳で、今日も熱いライブをメンバーは繰り広げてくれたんだけど、やっぱお客問題は変わらず。
今日は、前回の定期公演と違い「厄介」はそんなにいなかったので良かったけど、客席の熱量と、メンバーの熱量が釣り合っていないんだよね。
メンバーがしゃべっているのに客席がざわざわしていたり、ファンの年齢層も低いだけあって集中できていない感じ。

新宿BLAZEで修正できればいいんだけど、ここが正念場ですね。
メンバーが頑張っているんだから、ファンとしても盛り上げてあげたいものです。

DVD「さくら学院 FIRST LIVE & DOCUMENTARY 2010 to 2011 ~ SMILE ~」

2012-08-18 01:35:04 | アイドル
という訳で、先週末のさくら学院のサマースクールですっかりはまってしまった「さくら学院」。
さっそく、タワレコで彼女達のDVDを買ってきました。

DVD「さくら学院 FIRST LIVE & DOCUMENTARY 2010 to 2011 ~ SMILE ~」

今年の6月に発売されたDVDで、3月に開催された『さくら学院 2011年度 卒業 ~旅立ち~』ライブと2010年4月開校から2012年3月の卒業までのさくら学院メンバーの成長を追った秘蔵ドキュメンタリー映像をまとめたもの。

しょうじき、3月の時点ではまだ彼女達の存在すら知らなかった位。
なので、そのドキュメンタリーと言われても・・・、ということでスルーしていたのですが、サマースクールですっかり気持ちが高まったので、さっそく買ってみたのです。

で、DVD2枚組み、収録時間約4時間のこの作品には、彼女達の青春の輝きが見事に瞬間冷凍されて残っていました。

PV「FRIENDS」の中に、牧場で楽しげに駆け回ってはしゃぐ彼女達が、一瞬、スローモーションになる素晴らしいカットがあります。
そのシーンを見る度に、「ああ、この瞬間がいつまでも続けばよいのに」と思ってしまいます。
編集したディレクターも同じ思いだったのではないでしょうか。

FRIENDS PV


人は成長して、大人になって、その過程で、いろいろなものを失っていきます。
でも彼女達は、まだその悲しさも寂しさも畏れも知りません。
だからこそ、その貴重な時間が、僕たち大人には愛おしく思えるし、懐かしくも寂しくも感じるんだと思います。
このドキュメンタリーDVDを観ながら、そんな感情の揺らぎを感じました。

武藤彩未、三吉彩花、松井愛莉の中等部3年トリオの卒業という大きなエピローグに向けて進んでいく、この2年間のドキュメンタリーは、成長の過程を追うとともに、なんだか成長することの悲しさも感じさせてくれました。

と言いつつ、2年間の成長は本当に目を瞠るほど。
「アイドルを超えた、スーパーレディーになる!」というのが、さくら学院の校則ですが、生徒達の自主性を尊重し、本当に伸び伸びと活動しているのが伝わってきます。
業界大手のアミューズに所属する、さくら学院。
短期的な収支より、長期的な展望を持って彼女達を育てている気がします。
そうじゃなければ、とてもサマースクールみたいな手がかかる割りに利益にならないイベントは開けないですよね。

自主性を全く尊重されず、目先の利益に追われ、身体を壊す程こき使われたりする事例が目に付くアイドル業界、もしかしたら、一番恵まれた環境で活動できているのかもしれません。

担任の森ハヤシ先生が、卒業式の挨拶で、「困った時、悩んだ時はいつでも声を掛けて欲しい。すぐに僕たちは駆けつけるから」と話していました。
森先生、なんだかいいやつです。

そんな大人に囲まれて、生徒会長の武藤彩未を中心に個性的な生徒達は一致団結して頑張ります。
なんだか部活を一生懸命頑張っているのを見守っているみたいな気がしてきました。
いやー、ホントにいいDVDでした。
卒業式のライブも良かったけど、ドキュメンタリー部分に感じるものが多かったです。

かなり出遅れてしまったけど、僕もこれから見守っていかなくては・・・。