とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

1年前シリーズ1年前シリーズ 「国語」はもういらない

2017-10-09 18:38:51 | 1年前シリーズ
 この3連休、これからの「国語」教育のためと思って、「言語技術」と呼ばれる分野の研修を受けていた。分析的に読み、書くにはどうすればいいかについて学んだ。屈辱的なほどこれまでの国語教育のいい加減さを感じてしまった。自分は何をこれまでしていたのだという後悔しかない。そういう嘆きを1年前にも書いていた。この1年でどれだけ自分は成長できたのであろうか。


 いわゆる「国語」教育について、昔から生徒から
「何を勉強していいのかわからない。」
と言われてきた。「国語」教師として
「そんなことはない。国語というのは~~」
と一応理屈をつけて説明はしてきたのだが、実は何を教えていいのかわからないというのが事実であった。もちろん指導書をよく読み、その教えるべき内容を知り、どう教えるかを考え、自分なりに努力してきてはいたのだが、本音のところではよくわかっていないのだ。

 最近になって従来の「国語」教育とかかわりの薄かった、言語学、英語学、哲学、教育学などの人たちが新たな「国語教育」を提言し始めている。外国での「国語」教育を参考にしながら、「母語」の言語技術能力を高める教育を目指しているのである。とても示唆的である。

 本来の「国語」というのは日本の今の「国語」教育とはかけ離れているものだと思う。日本語を「母語」とする人の言語技術の教育であるべきなのだ。新しい真の「国語」教育を実践していきたい。
コメント
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