とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「終わり」

2018-01-31 19:25:47 | 折々のことば
 今日の朝日新聞の「折々のことば」。

 生きているそのあいだ、なるたけ多くの「終わり」に触れておく。そのことが、人間の生を、いっそう引きしめ、切実に整える……(いしいしんじ)
 人は自分という存在の始点も終点も知らないし、知りえもしない。自分がどこから来てどこへ行くのか。いずれも霧の中だ。でも、人の生が「終わり」を孕(はら)んでいるのは確か。だとすれば、旅にせよ、茶事にせよ、小さな「終わり」をくり返し「からだの芯へ収める」ことで、中途としての人生にも光が射(さ)す。作家の『且坐(しゃざ)喫茶』から。(鷲田清一)


 昔は「終わり」は「ウザイ」ものだった。しだいに「いや」なものに変化してきた。そして今「終わり」に恐怖を感じている。いずれにしてもいつも「終わり」を避けてきた。そろそろ「終わり」を受け入れる準備をしなければいけないのかもしれない。「終わり」をしっかりと見つめることができた時、心が豊かになるような気がする。
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書評『論理的思考 最高の教科書』(福澤一𠮷著)

2018-01-28 18:11:35 | 書評
 英語教育では4技能という言葉が流行っている。近年まで英語教育は読むことが重視され、聞くことや話すことが重視されていなかったので、聞くこと、話すことを重視するような教育が必要であり、それを実践するように英語教師は研修ばかりさせられているようである。しかし、本当に4技能が大切なのは国語のほうである。ところが国語教育ではそういう話が全くでない。国語教育はもはや無用の長物という扱いなのである。残念であり腹立たしい。

 本来論理的に自分の意見を表明できることが国語教育の根幹にあるべきなのだ。そして討論する力が必要なのである。私はそういう意味での国語教育を実践していきたいと考えている。

 福澤先生の講義を一度聞いたことがあり、論理力の重要性に目覚めることができた。しかし論理性を育てることはそう簡単ではない。教師がしっかりと教えられるようになるためには十分な勉強が必要だ。さらには、小学生から体系的に学べるようになっていなければならない。繰り返し学んでいきたい本である。
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「根拠」のないワイドショー

2018-01-24 08:57:44 | TV
 ワイドショーがいけないのは真偽も不明なことを根拠にコメンテーターが意見を言うことです。最近のワイドショーにおける根拠は週刊誌やスポーツ新聞などの記事です。その記事が出た時点で、その真偽があきらかになっていない段階で「もしそれが真実だとしたら」という断りをいれながらコメンテーターが「持論を展開」するのです。これはあきらかにおかしな結果をもたらします。

 曖昧な根拠をもとにしてならばどんな意見を言うこともできます。曖昧な根拠を直接関係しない事実と結びつけてあたかも明確な根拠としているようなこともあります。

「〇〇さんが不倫をしているという報道が週刊誌でなされました。」
「それが事実だとしたら許せませんね。」
「〇〇さんは奥さんがいて、3人のお子さんがいます。3人目のお子さんはまだ生まれたばかりです。」
「この報道が事実だとしたら、そのお子さんが本当にかわいそうですね。」
「〇〇さんはおしどり夫婦として有名でした。」
「この報道を見た〇〇さんのファンはどう思うでしょう。芸能人はそういう自覚をもたないといけないですね。」

 もはや意見にならない意見としかなりません。

 もちろんこのままではワイドショー側も罪悪感を感じます。だからワイドショーレポーターの仕事は当事者にそれが事実だと言わせることになります。あの手この手で事実確認をする。そしてそこでウソを言ってしまったら最後、永久に抹殺されることになるわけです。この追いつめ方も異常です。思惑通りの回答がえられるまで決して許さないのです。こういう正義感を向ける対象は別にあるのではありませんか。それくらいのバイタリティーがあるのなら、巨悪をあばく方面に発揮してほしいのです。

 巨大な権力には何の抵抗もせず、つけ込むすきがある人間に徹底的につけ込んでいく。これはイジメと同じです。このような番組を垂れ流している日本のテレビは、外国の人から見れば北朝鮮の報道と同じレベルです。根拠のある報道をぜひお願いしたいと思います。
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なぜ東京だけ

2018-01-23 17:00:14 | 社会
 今日は私の住んでいる山形市でも雪がかなり積もっていた。そして道はツルツルだった。通勤時間もいつもの倍かかる。車の運転も緊張が続き、朝だけでとても疲れる。雪国以外の人は雪国は雪の生活に慣れていて、雪をそれほど苦にしないように思っているように感じられるが、そんなことはない。毎日毎日嫌なのだ。そして明日からは最強寒波がやってくるという。今から暗い気分だ。

 今日の朝のニュースは東京の雪の話題ばかりだ。確かに東京はあまり雪が降らないので雪になると混乱するのはわかる。しかし何年かに一度は起こることである。自然災害というほどのものではない。単なる自然現象である。それなのになぜこんなに大騒ぎをするのか。おそらく理屈ではおかしいと誰もがわかっているものと思われる。しかしやっぱり大騒ぎをする。自分勝手であることがわかりながら自分勝手をやってしまう。強者のおごりである。

 日本という国はこういう構造になっているのだ。だから沖縄に負担をかけても平気でいるし、原発は地方に押しつけ、恩恵は都会人が得る。

 民主主義は多数決が原則だ。その多数を都会が得てしまった。人間勝ち組についたほうが楽に生きられる。都会の繁栄はこれからも続く。田舎にしがみつく人は馬鹿だと言わんばかりの国の構造がゆるぎないものになっていく。

 たかが雪ではあるが、そんな嫌な気持ちになるような朝のニュースだった。
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小室哲哉さん、がんばれ!

2018-01-19 21:17:27 | 社会
 小室哲哉さんが「不倫報道」をきっかけとして引退することを表明した。残念であるし、一方では日本のマスコミの醜さにいらだちを覚える。

 以前私はこのブログで、ベッキーさんの報道に対して批判した。確かに不倫は悪いことかもしれない。しかしそれは当事者同士がつらい思いをしながら解決していくしかないものなのだ。メディアで袋叩きするような問題ではない。それなのにあの当時、何か月もベッキーさんをネタに世間は盛り上がっていた。私はなんて日本のマスコミは情けないのだと怒りを感じて批判したのである。

 今回の小室さんの報道を文春が報道するのは自由である。報道の自由とはそういうものだ。だから文春を批判するのはおかしい。しかしその報道をネタにして大きく取り上げるテレビのワイドショーは一体何なのだろうか。そこには他人のネタで儲けようとするいやしい根性しかない。

 もちろんそれを見ている視聴者も悪いのだろうが、それを言ったらおしまいだ。そんな屁理屈を言うやつがいるからおかしくなるのだ。ワイドショーが悪い。それを垂れ流すテレビ局が悪い。テレビ局は猛省すべきだ。いい加減にしろ。

 小室さんもつらいだろうが、もう少し気楽に考えてもらいたい。また音楽活動をしたくなったら、遠慮せずに復帰してほしい。とにかく精神的に追い込まれないようにみんなで守らなければならない。 
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