とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

チア団体の統一を

2017-02-28 10:32:04 | どう思いますか

 インターネットで産経新聞の記事が出ていた。「チア国内団体 解決へ未来志向で動けるか」というタイトルで、チア団体が国内に二つの団体があるために悪影響が出そうだという記事だ。このことについて少し申し上げたい。

 まずは記事を引用させていただく。

 日本チアリーディング協会は約30年前に設立された老舗で、国内最高峰の日本選手権開催などで幅広く活動。上部団体の国際チアリーディング連盟による世界選手権なども開催してきた。強豪大学などが所属し、実力の優位性は、チアジャパンの関係者も認める。

 一方、2010年に発足した新興勢力のチアジャパンは国内で認知度が低く、JOCの加盟や準加盟の条件となっている「1競技1団体」も影響して身動きが取れない。強みはIOCの暫定承認を受けたICU傘下という立場だ。競技発祥国の米国に本部を置くICUは09年に世界選手権を初開催。世界的な普及を目的に、日本にも直系の傘下団体を置いた。

 

 上記が記事の一部である。チアリーディングというとNHKでも放送されているアクロバティックなものを想像する人が多いであろう。これが「日本チアリーディング協会」の大会である。レベルも高く、それは間違いない。

 ただし、上の記事で触れていないのは、現在の日本のチア人気は、アクロバティックなものよりも、ダンス系のものだということだ。「チアジャパン」は3団体の連合団体で、チアダンス系の学校が多く参加している。また、ジュニア世代も含めると、明らかに参加人数は「日本チアリーディング協会」よりも多いのである。

 両団体とも大会は非常に盛況である。この競技がこれが学校教育の中に位置づけられ、スポーツの1競技として認められていくことはいいことであり、必要なことである。

 お互いの歩み寄りは絶対に必要である。

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目まい

2017-02-27 11:36:15 | 日記

 

 昨日から目まいに悩まされている。  ぐるぐる回るようなひどい発作ではないが、ふわふわ揺れているような感覚だ。もともと三半規管が弱く、乗り物酔いもひどかったので、目まい体質だったのだろうが、若いころは目まいは他人事だと思っていた。しかし、実際になってみると苦しい。

 目まい体操をテレビで紹介していた。試してみたが、うまくいかない。やり方が間違っているのか。

 休養するしかない。でも、この程度で仕事を休めるはずもなく、結局いつもと変わらない。だからつらい。

 でも春は近づいている。日差しがやさしい。もう少しがんばってみよう。

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プレミアムフライデー

2017-02-25 11:27:38 | お題
 プレミアムフライデーが導入され話題になっている。とは言え、話題にしているのは主にマスコミで、一般的には冷めているような印象が強い。そもそもよくわからないのはプレミアムフライデーの意義である。

 インターネットで調べてみると、プレミアムフライデーは働き方改革の一環としての意義と、消費拡大につながるという意義の二つが書かれている。

 ではそもそも働き方改革というのは何なのだろうか。考えてみると、ワークシェアの拡大を狙っているのではないかと考えられる。今日本の労働社会は狭いパイを少ない人数で分け合っている状況である。だから狭いパイを多くの人数に分けることを目的としたのが「働き方改革」の本質なのではないだろうか。とすれば当然次に起こるのは、一人当たりの給料が減るのではないかという不安である。この不安が解消されない限り、働き方改革は成功するとは思われない。

 これに伴い、さらに疑問に感じる点がある。日本は今労働不足である。大企業はこうやって働き方改革が進んでいき、ワークシェアが進んでいくかもしらないが、中小企業はさらに人材不足が深刻になってしまう。逆に経済が混乱してしまうのではなかろうか。

 果たしてプレミアムフライデーが働き方改革につながるのかは、疑問である。

 消費拡大についてはどうだろうか。現在日本は少子高齢化が異常なまでに進行してしまっている。日本人はだれもが、老後が心配でたまらない。年金が本当にもらえるのか、医療がしっかりと受けられるのか。そんな中で唯一信じられるものは自分のお金である。自分の稼いだお金をいざというときのために使わないでおく、これが日本人の「当たり前」である。「消費拡大」策はそこを無視しても成功しない。東京の大企業の比較的に裕福な人が、お金を使っても、「消費拡大」にはつながらないのである。

 では「プレミアムフライデー」が成功するためには何が必要なのか。それは「生きがい」創出である。余暇を増やし、老後の生きがいを見つけるための、趣味の拡大、新たな分野の学習などの時間と機会を与えること必要なのだ。。その機会によって新たな人間関係の構築され、人生が豊かになる。人生が豊かになれば、お金に対する執着が相対的に減り、今を大切にする意識が相対的に増える。

 インターネット時代は、そういう趣味の、あるいは共通の目的の友達を見つけやすい。そんな新たなコミュニティがこれからの時代の「生き方改革」として必要であり、それが「働き方改革」につながるのではないかと私は考える。
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これからの国語教育「言葉の気づき」④ 日本語の文法①

2017-02-24 08:24:13 | 高校国語改革
【日本語の気づき5 文法編1 5文系は動詞が主役】

(実践例)
「英語で5文型を勉強しましたね。Sは主語、Vは動詞、Oは目的語、Cは補語でした。勉強していて不思議に思ったことはありませんか。S、O、Cは文の要素なのにVは品詞です。S、V、Oに合わせればVのところは述語になるのが自然です。なぜこうなるのでしょうか。」

 英語の話です。私は高校時代英語が得意ではありませんでした。その理由はおそらく中学、高校時代の英語の先生の教え方が悪かったのだと思います。あのころの先生たちは本当にわかって説明していたのでしょうか。ただ単語の意味だけを知っていたのではないでしょうか。説明が説明なっていなかったのです。

 特にわからなかったのは5文型でした。何を言っているのかわからない。高校卒業してからやっと自動詞と他動詞の違いが分かりはじめました。

 さて、5文型を考えていく場合、不思議に思うことがあると思います。SVOCそれぞれ何を指しているのでしょう。
  Sは主語。
  Oは目的語。
  Cは補語
です。それぞれ文の構成要素の名称です。それに対し、
  Vは動詞
です。品詞ですよね。なんでVだけが品詞なのでしょうか。これはわりと答えられない人が多い。

 正解は簡単です。5文型というのは動詞の分類だからです。主役はV、つまり動詞なのです。この動詞が来れば、こういう要素がこういう順番で並びますよという分類なのです。Vだけが異端児なのではなく、Vが主役なのです。

 このように教えるともっと英文法は理解しやすいのではないでしょうか。

【日本語の気づき6 文法編2 目的語って何】
(実践例)
「目的語って何ですか。」
「次の中で目的語はなんですか。
  ①ボールを投げる。
  ②リンゴを食べる
  ③ぼくは水が欲しい。
  ④ぼくは数学が好き。
  ⑤この道を通る。」

 英語の学習で「目的語」が出てくるので、国語の時間に生徒に「目的語」って何かを聞いてみます。するとしっかりと答えられる生徒はあまりいません。

 従来の学校の国語文法では「目的語」は存在していません。「目的語」にあたるものは、他のさまざまなものを含めて「修飾語」として扱われます。しかし、近年では国語教師も英文法をしっかり学んでいるので、日本語の「目的語」を存在していると考えてもいいと思います。逆に学校文法では目的語がないということを知らない国語教師のほうが多いのではないかと思われます。

 では日本語で「目的語」とは何を指すのでしょうか。「~を」となるものと言っていいと思います。

  ①ボールを投げる。
  ②リンゴを食べる。

 などの例文がすぐに思い浮かびます。これは英語の勉強ですでに考えたことがあるからだと思われます。「~を」を目的語にすると次のような例文が変に感じます。

  ③ぼくは水が欲しい。
  ④ぼくは数学が好き。
  ⑤この道を通る。

 ③、④は「目的語」のように見えるのに「を」ではなく、「が」が使われています。これはどういうことなのでしょう。これは、「目的語」をとるのは「動詞」だけであり、③の「欲しい」、④の「好き」は動詞ではないからです。③に関しては「欲しい」は英語では「want」で動詞になりますが、日本語では動詞ではありません。④の「好き」は本来「好きだ」です。英語では「like,love」であり形容動詞です。これも動詞ではありません。

 ⑤は「この道を」の部分が「目的語」と考えていいのかという問題です。これについては様々な意見があるようです。が、わたしは個人的には「目的語」と考えるべきなのではないかと思います。そのほうが整理しやすいからです。

 これらは英語の文法知識がある程度日本人にも定着しており、その知識を使って日本語を考えてしまう例だと思います。現代語の日本語文法は中学校で勉強するのですが、あまり多くの時間を費やしません。英語の文法は時間をかけて勉強します。その結果、日本語の文法を英語の文法知識で考えるようになります。これは悪いことではありません。そのためにも日本語と英語の文法用語の統一が必要になってきます。

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原発からの撤退(朝日新聞論題時評「東芝と原発」を読んで)

2017-02-23 13:22:49 | 社会
 今日の朝日新聞の小熊英二氏の論壇時評を読み、共感した。

 3.11以降、普通なら脱原発に進むはずなのに、政府は逆に原発の再稼働を強引に進めようとしている。それはなぜなのかを考えたとき、日本の企業が海外に原発を輸出しているので、日本の企業を守り、産業を持続させるためには原発に頼らざるを得ないのだと思っていた。しかし、今回の東芝の問題を見ると、原発の輸出はもはやこういう破滅的な結末しかもたらされないということがわかった。もはや原発にこだわる理由はなにもない。逆に将来に大きな負債を残しかねないのだ。

 小熊氏の論壇時評の最後をそのまま引用させてもらう。

 〈しかし、今やババ抜きの「ババ」となった原発を引き受けて国が破綻しても、それを助けてくれる「親方」はいない。もはや社会の変化を直視し、原発からの「勇気ある撤退」を決意する時である。〉

 その通りだ。久々にスッキリさせてくれる意見に出会った。
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