とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

1年前シリーズ ラーメンの「スープ」と「汁」

2017-10-22 19:05:26 | 1年前シリーズ
 1年前のブログを振り返るシリーズ。山形県はラーメン消費量日本一なのだそうだ。夏でも冷たいラーメンを食べるからだと思われる。これが良いことなのか悪いことなのか分からないが、その分塩分取りすぎで成人病にかかりやすいのは明らかだ。
  
 東北人にとってのラーメンと東京で食べるラーメンは基本的に発想が違うという話。

 東京のラーメンの話が雑誌などで紹介される機会が多く食べてみたくなる。実際に食べてみると、確かにおいしいのかもしれないが何かピンとこない。そのピンとこないのが何なのかと考えてみるとスープの質が違うのだ。

 東北人にとってスープはスープというよりも「汁」である。味噌汁がわりに飲むものという発想がある。だからあまりドロドロしていない。しかし東京のラーメンは濃厚なスープという印象が強い。だから一口一口味わうものだ。理屈では理解できるおだが、自分の求めているものとは違うのだ。

 私たちの舌の記憶というのは意外にはっきりと残っているようである。日常的に食べているものならばなおさら微妙な違いでもはっきり分かる。「たかがラーメン」でありながら、ラーメンには明確な舌の記憶が残る。そこには自己証明的な要素まで生まれてくる。日本人が執着してしまうのはそういうことなのだろう。

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『わろてんか』は苦戦中2

2017-10-22 06:52:00 | TV
 前回『わろてんか』に苦戦していると書いた。その原因が雑に作っていると書いた。しかし一番の理由はやっぱり脚本の問題であろう。てんが藤吉になぜそこまでほれ込むのかがわからないのである。

 てんにとって藤吉は言ってみればアイドルのようなものである。だから熱をあげるのはわかる。しかしその程度で結婚するまでに好きになるまで突っ走ってしまうという展開はありえないであろう。しかも藤吉は芸人としては使い物にならず、うその手紙を書いてよこすようなどうしようもない奴なのだ。熱が冷めて当然なのだ。それでも長いつきあいがあったのならば、まだ深いところでのつながりが生まれることがあるかもしれない。しかし二人はほとんど現実の場面での付き合いはなかったのだ。ふたりが結婚するという展開はあるはずがない。しかもそれを家族が認めるというのが不思議でたまらない。誰がどう考えたって無理やり熱をさめさせようとするであろう。あまりにリアリティがないのである。

 おそらく3週目までに藤吉とてんを結ばせるという展開が決められており、それを実現するために無理やりの展開を書いてしまったということなのだろう。しかしこれではてんと藤吉の関係が腑に落ちないままに進行していかなければいけない。視聴者にとってかなり厳しい。

 序盤に無理して急ぎ過ぎたのは今後に十分描きたいことがあるからだと思って、これからを期待したい。
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