とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「学校制度はチャンスを平等にしたのではなく、チャンスの配分を独占してしまった」(折々のことばより)

2017-10-19 17:10:28 | 折々のことば
10月17日の朝日新聞の「折々のことば」より。学校関係者といて耳の痛い言葉である。

「学校制度はチャンスを平等にしたのではなく、チャンスの配分を独占してしまった」(イヴァン・イリッチ)

学校は、生まれ落ちた境遇とは無関係にすべての人に開かれたものとして設計されたはずなのに、人を「能力」という単一の物差しで測ることで、人を選別する装置と化した。学校が学びを独占し、地域社会のもつ教育の力は痩せ細っていった。メキシコを活動拠点としたオーストリアの思想家は、教育を消費サービスと考える趨勢(すうせい)に抗(あらが)う。『脱学校の社会』(東洋〈あずまひろし〉・小澤周三訳)から。(鷲田清一)
学校が学校という制度になって以来、ひとつの価値観が支配するようになる。それは制度というものの宿命なのであろうか。制度には複数の価値観が共存するようなものはないのであろうか。あるとすればどのように学校を改革すればいいのであろうか。そもそも今の時代に何が必要な学力なのか。

根本を見失ったまま日本の教育はどこかへ行ってしまった。
コメント
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