とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

一番責任を問われなければいけないのは『テラスハウス』ではないのか?(木村花さんの死について)

2020-05-26 18:23:11 | TV
 木村花さんが亡くなった。私はこの方を知らなかったので、この問題に発言することもおこがましく感じてはいる。しかし若い、しかも意欲にあふれた方が、誹謗中傷によって傷つき、命を失ったことに心を痛めている。ご冥福を心からお祈りしたい。

 さてこの出来事についてSNSのひどい書き込みに対する批判が目立つ。その通りである。異論はない。しかし、わたしはそれ以上に、番組の責任が大きいのではないかと思っている。

 『テラスハウス』というのは虚実入り混じった番組である。本人が実名で登場し、現実の出来事として進行していく。しかしそこにテレビカメラがあり、しかもテレビ的に展開させていくには演出があるはずだとも考えられる。だからこれを見ている人は、大きく分けて3種類いる。
①本当に事実だと思っている人
②台本があってその通りに演じていると思っている人
③その中間で、台本や演出はあるだろうが、そこに本心も混じっていると思っている人
以上の3種類である

 ①の本当に事実だと思っている人は、それこそ人間のありえない姿を見せられて、正義心からSNSに投稿してしまうだろう。

 ②のただの演出だと思っている人は、ドラマに対する書き込みと同じような感覚で投稿してしまうだろう。

 ③のその中間だと思っている人は、これが新しい形のテレビ番組であり、SNSに投稿することによってこの番組を盛り上げようとするだろう。

 もちろん誹謗中傷はあってはならないし、心ない書き込みは絶対にしてはいけない。しかしこの番組はそういうSNSの書き込みを容認していた、というよりもSNSでの盛り上がりを期待していたとしか思えないのだ。

 もし番組側がそういう書き込みを想定していなかったと主張するのならば、ひどい書き込みをされた出演者を助けるのは使命であるはずだ。そういう心身のフォローをやっていた形跡はない。

 フジテレビや、芸能人はSNS批判に世論を向かわせたいようで、それが一見成功しているようだが、それこそSNSを見てほしい。多くの人は問題の本質に気が付いている。番組の責任を問う声がどんどん大きくなっているのだ。

 まずは番組の検証が必要だ。BPOはこの番組を真っ先に検証しなければならない。
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とうとう安倍晋三氏はフジテレビでさえ干されている平井文夫上席解説委員しか頼る人がいなくなったらしい

2020-05-25 21:38:09 | 社会
 フジテレビに上席解説委員という役職があるようである。その職にいるのが平井文夫という方である。少し前には多少番組に出ていたが、出るたびに自分勝手な安倍晋三氏を露骨に擁護する無理な理屈をつける方であった。あまりに無理なためにフジテレビでさえ番組から姿を消してしまった。

 その平井文夫氏が今日の昼のフジテレビの番組に突然出てきて、とんでもないことを言った。平井氏は「日本は法治国家なので、法律に基づいていかないといけない。それに基づくと、実はテンピンはセーフって言うのは昔からある話」と言い出したというのだ。

 それに私が気が付いたのは、私のかつて書いた平井文夫氏に対する批判ブログが突然閲覧数が増えていたからである。「また、あいつやってしまったのか。」と思って検索してみたら、案の上、無理な安倍晋三氏の擁護を始めていたわけである。

 平井文夫氏が出てくると安倍晋三氏を守ろうとするあまり、あまりに無理が理屈を言うために、安倍晋三の支持率が下がるようなことしか言わない。しかもフジテレビの印象も悪くなる。よくこんな人が解説委員なんてやってられるものだと、誰もが驚くのである。それにも関わらず番組に出てきたというのは、よほど安倍晋三氏が頼る人がいなく、平井文夫氏が局内での権力を使って無理矢理に番組に出たからであろう。

 もはや、安倍晋三氏は閣内からも、党内からも相手にされなくなったのだろう。

 安倍さん、緊急事態宣言も解除したし、このタイミングで無理をしないでお辞めになったほうがよろしいのではないでしょうか。田崎史郎氏と平井文夫氏と世耕ちゃんと楽しい老後をおすごしください。
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酒井邦嘉著『チョムスキーと言語脳科学』を読みました。

2020-05-24 11:09:05 | 書評
 人間がどうして言葉を話すことになったのかというのは、人間にとっての一番大きな問題のひとつです。チョムスキーは『統辞構造論』で、人間の脳には文法能力が備わっていていて、それによって言語を習得するのだと唱えました。その『統辞構造論』を解説し、そしてその正しさを説明している本です。一部わかりにくい部分もありますが、チョムスキーの入門書としてはとてもいい本です。

 筆者が本来物理学者であることもあり、科学的な知見から解説していますし、脳のニューロンの実験によって実証的に解説しているところも説得力があります。

 人間は言葉があるからこそ、人間としての社会を作り上げてきました。一方では言葉によって「死」をおそれ、人間の醜さも生まれてきます。根本の言葉に対する興味は人類の最大のテーマです。その謎は解決できることはないのかもしれませんが、科学に力によって人類の謎にせまることは知的な興奮を与えてくれます。

 勉強になりましたし、今後とも勉強していきたいと思わせてくれる本でした。
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安倍晋三氏は問題のすり替えをするな

2020-05-22 08:06:08 | 政治
 政府は21日、検察官を含む公務員の定年延長を盛り込んだ国家公務員法改正案を廃案にする方針を固めたという。検察庁法改正案の今国会での成立見送りを受け、秋の臨時国会での継続審議を目指していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で雇用環境が急速に悪化する中、公務員の定年延長の必要性は薄れたと判断したのだという説明だ。あきらかにこれは問題のすり替えである。黒川氏のマージャン問題が事前にわかり、検察庁法の成立が困難になったのが明らかになった瞬間に、それをつじつま合わせするために、国家公務員の定年延長問題にすり替えたのである。

 国家公務員の定年延長問題は長年かけて検討してきたものである。しかもこれは年金支給との関連で出てきたものである。定年延長が成立しなければ年金支給も遅らせることができない。それは国家財政にとって決していいことではない。少なくとも全体の設計を考えなければならない問題なのだ。国家公務員の定年延長をやめるならば、その関連の問題を一から考え直さなければならず、少なくとも「思い付き」でいい始めてはいけないことなのである。

 世耕弘成参院幹事長が改正案の議論に疑問を呈したということだが、この人はまともなことを言ったためしがない。黒川氏のマージャン問題を事前に察知し、それをごまかそうと必死に無い知恵しぼって考えた愚かな「思い付き」なのだ。新型コロナの影響で確かに苦しんでいる人が多く、ある程度の支持を得られる案ではあるが、全体的に見ていない。この「思い付き」によって、また官僚の徹夜が続くことになる。

 もはやこの政権は、保身のために自分勝手な思い付きでしか政治をしていない。崩壊している。まともな政治ができていない状態に陥った。

 この混乱の中で、この無政府状態ならば、今すぐ内閣総辞職したほうがいい。
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シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』を見ました。

2020-05-21 05:39:50 | 映画評
 シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』を見ました。坂東玉三郎と尾上菊之助が白拍子花子を演シネマ歌舞伎『京鹿子娘二人道成寺』を見ました。華やかな舞台ですが、「芸」の奥深さを厳しさを感じさせられる舞台でもありました。

 白拍子花子を玉三郎と菊之介がシンクロして踊ります。ちょっとした違いなのですが、印象はまるで違います。玉三郎の芸の素晴らしさが際立ってしまう舞台でした。能面のように表情はほとんど変化しないのですが、顔の向きや首の降り方が違い、玉三郎は表情の変化を感じられます。それに対して菊之助は無表情に踊っているようにしか見えません。踊りも玉三郎は緩急があります。

 もちろん菊之助が下手なわけではありません。同じ動きをしているからこそ、ちょっとした違いが目立ってしまうのです。「芸」の奥深さがわかります。ドキュメンタリーのような発見がありました。

 近年の玉三郎は自分の芸を継承しようと様々な試みをしています。頭が下がります。

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