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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

ありのままのあなたでいいから。人は、多かれ少なかれ、さまざまなことを抱かえているものだから

2023-05-25 00:48:33 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「2人で歩む」というタイトルで、46歳の女性が投稿されていました。


 五年間、お付き合いをした彼と、この春から一緒に暮らし始めました。

 最初は、男性サイズの大きな服を洗濯して干すときに新鮮さを覚えたり、一生懸命作った料理を「おいしい、ごちそうさまでした」と言われたことがうれしかったりしました。

 徐々に、彼がこの先も健康で、一緒に歩んでいけるようにサポートしていくことが、私の役割なんだ、という意識が芽生えてきました。

 私には、障害があります。

 それを「ありのままのあなたでいいから。人は、多かれ少なかれ、さまざまなことを抱かえているものだから」と言ってくれたのが、彼でした。

 今までずっと、頑張ることで、なんとか、何事も普通の人と同等に過ごしていけると信じて疑わなかった私。

 初めて耳にする言葉に、衝撃を受けると同時に「この人にずっとついていきたい」と思った瞬間が、今でもよみがえります。

 一緒に暮らすという二人の夢がかないました。

 毎日居てくれる、ということのありがたさを朝、目覚めて「おはよう」と声を交わした時に、かみしめます。

 仕事から無事帰ってきてくれた時にも、一日お疲れさまでした、と感謝の気持ちでいっぱいになります。

 これからも、ずっと、二人の世界観の中で、手と手を取り合って、人生を歩んでいきたいです。


 以上です。

>「ありのままのあなたでいいから。人は、多かれ少なかれ、さまざまなことを抱かえているものだから」と言ってくれたのが、彼でした。

 素晴らしい彼ですね、なかなかこのような言葉を言えません。

 評論家の小林秀雄さんの妹さんが、迷っていた結婚の相談の手紙を、兄 小林さんに送られた。

 小林さんの返答は、高見澤さんがそんなにお前を愛してくれるという事はほんとうにいい事だ。

 仲々人間がそういう事実を所有するといふ事は稀だといふ事を忘れてはいけぬ、一番忘れ易い事なのだ。

 高見澤(結婚相手)といふ人はいい人だ。

 世間でいふいい人といふのは気の弱い人といふ事だが、あの人は純粋だといふ
意味でいい人だ。

 世間では、大抵身内の結婚話の条件は、財産、将来性、学歴を先ず考えることにしているのに、全くそんな条件が一つもない高見澤の中に、兄は、人間の純粋性をみたのである。

 兄の目にはくるいはなかった。

 そのおかげで、私は恵まれた夫婦生活をおくることが出来、自分の好きなこと、やりたいことも出来た。

 今までの幸福、今ある恵みは、すべて兄のおかげといっても、うそではない。

 私の生活は、兄のたった一言からうまれた。あの人(高見澤さん)は純粋だといふ意味でいい人だ。









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