中日新聞の「中日春秋」に、下記の事が書かれていました。
中日春秋
2023年5月17日
星新一さんのショートショート『はい』は、コンピューターが人間を支配する未来を描く。昭和の作品
人間は、受信機のイヤリングから聞こえる「起きろ」「朝食をとれ」などという命令に「はい」と従って暮らす。
結婚相手選びも子育ての仕方も全て指示通りに。
従属に人間が疑問を抱くと、主人はこう説く。「おまえたち人間は、自分で自分がしまつしきれなくなったので、わたしにすべてをまかせたのではないか。わたしは決してまちがいをやらない」
小説の世界が現実になるのだろうか。
生成AI(人工知能)の権威ヒントン博士が「AIが人間より賢くなった場合、人間を支配しようとしてくる可能性がある」と開発の規制をNHKで訴えていた。
グーグルでAI開発に従事し、脅威を訴えるため退社した人。
AIは既に当初の想像より賢く、いずれ人間が意図せぬ方向に勝手に動いて制御不能になるのを恐れる。
質問を入力すれば文章で回答してくれるような便利さを人類は手放せないだろうが、付き合い方は考えねばなるまい。
近づくG7広島サミットの議題だが、実りある議論になるだろうか。
かのショートショートで、支配される人間はこんな思いを抱いた。
「指示に従っていさえすれば、考えることも不要で、あやまちをおかすこともなく、すべて安心なのだ」。
優秀であり、怠惰でもある人間。心配である。
以上です。
AIは便利ですが、怖いですね。
天才棋士・藤井聡太さんは、AIで勉強され、AIに勝っていらっしゃいます。
人間はAIを道具のように便利に使い、使われないようにしないとね。
問題になっている宗教のように自分の意思を失くすように洗脳されてはいけません。
AIは機械です、故障もするでしょう。
故障したAIの指示に従ったら、どんな不幸な目に遭うか分かりません。
人類が滅亡したりして。
恋人(森山良子)昭和44年