お福さんの日記

徒然なるままに、風の吹くまま気の向くまま、茶の湯、庭に咲く花、野菜作りなど、日常の出来事を綴ってみました。

お福畑のこと。

2025-03-20 15:48:37 | お茶

画像が多くてなが~くなりそうです。さら~っとスクロールしてください。

 

先週、今週のお稽古。

三月になりましたので、釣り釜になりました。

先週今週とお床は同じ、

「白圭尚可磨」~はくけいなおみがくべし~ 大徳寺官長 高田明甫老師筆

お花は、

先週。ユキヤナギにフキノトウ、花入れは備前耳付き。

今週。サンシュユに西王母椿、花入れは白磁徳利。

お菓子は、

先週。ヨモギ餅を作りました。

お干菓子は、

ハワイに出張していたということで娘のお土産、クッキー。

今週。カステラを焼いて、餡子をはさみました。切れ端です。でもねぇ、切れ端がおいしいんですよ。

お干菓子は、落雁とカルメ焼きだったのですが、写真撮り忘れました。

点前座は、

吉野棚を設え、薄器は薬器、水指は色絵金地花丸流水紋。蓋置は釣り釜なので五徳がありませんので五徳の蓋置です。

平点前のお稽古の方の点前座の設えは、先週今週ほぼ同じ。

口伝でのお稽古の方は、四ヶ伝のお稽古でした。

 

さてお福の畑、

今はこんな感じです。大分収穫済みなのです。

のらぼうな。

サラダ用シュンギク。

ホウレンソウ。

摘み取り用サンチェ。

サラダ用水菜、もうトウが立ち、花が咲き始めてしまいました。まだ柔らかいんですが。

キャベツ。

サニーレタス。

キャベツのようですが、チリチリした葉っぱで何というのか忘れてしまいました。

ラディッシュ。

ブロッコリー。

ダイコン。

玉ネギ。

こちらの玉ネギはマルチにしましたが、大分育ちが違います。

昨日植え付けたレタスやカリフラワー。

今日蒔いたホウレンソウとコマツナ。

こちらも今日蒔いたニンジン、コカブ、とチンゲンサイ。左上の方はエンドウ。

ジャガイモも植え付けてありますが、まだ芽は出ていません。

あたたかくなりますので、比較的早く芽がでて育ってくれると思います。が、はたしてお福の口に入ってくれるでしょうか。どんなに肥料したり、手間暇かけても天候に非常に左右されますので、天候不順ですと収穫できるかどうかわかりません。

天候が順調ですとほっといても育っちゃうんですよねぇ。

農家の方を尊敬するお福です。農家の方のつくる野菜はきれいで形が揃って美味しそうですものね。

お福もがんばるよ~。

 

畑の近くで、フキノトウがまだ沢山出ていました。

いっぱい摘んできました。またフキ味噌を作ろうかと思います。空のように青いのはバケツの色でーす。

こちらは先日つくったフキ味噌です。田舎のお惣菜ですが、お福はこういったものがいいんだわ~。

 

庭にも大分お花が咲いて春らしくなってきましたよ。

フクジュソウ。

マンサク。

サンシュユ。

枝垂れ梅、今年は花数が少ないです。

紅梅。

ハクモクレンの蕾。

枝垂れ桃。

侘助。白とピンクの侘助は今年は花芽がパーラパラでした。

枝垂れ梅、ピンク。

ゲンカイツツジ。

ヤブツバキ。

西王母ツバキ。

とにかく季節感バラバラです。枝垂れ梅や枝垂れモモがいま同時に咲いていたり、

白の枝垂れ梅とピンクの枝垂れ梅が同時に咲いていたり(例年ですと白がたそがれてくるとピンクが咲き出します)、今年の陽気、何だかおかしい。

たっちゃんの花壇。

 

クリスマスローズがようやく咲きました。

まだまだこれから、という株もありますが、

鉢植え、

地植えでは、

ぜーんぶ綺麗に咲き揃ったらまたUPしてみます。

今やっとこれだけ咲いています。はやく全員揃わないかなぁ、と、うらめしく見つめるお福です。

 

長くなりました。最後まで目を通していただきほんとにありがとうございます。

今日は春分の日、彼岸の中日です。お寺さんにお布施を届け、お墓参りをし、畑で種蒔き、そしてこれから赤飯を炊き、お煮しめを煮て仏壇に供えます。

下ごしらえはしてあります。さぁ、もう一仕事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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いちご大福

2025-03-10 14:27:20 | 日常の出来事

前回のブログ記事にいちご大福をUPしましたが、友人からいちご大福の作り方を教えて。出来たらUPしてほしいとメールがありましたので、お福流の作り方を書いていきます。

随分前のことですが、近くのアジサイの花を見にいったんですが、そこでいちご大福を売っている方にお会いしてとてもおいしかったので、作り方をその方に教えていただきました。

以来教えていただいたことにお福流にアレンジしたものなんですが。

では、

作り方、

あらかじめ、

① いちごを餡子で包み込んでおきます。今回は白あんを二つばかり。

② 片栗粉をひいたパッドも用意しておきます。

③ 蒸し器を用意して火にかけておきます。

 材料 もち粉 150g

    砂糖  150g

    水   200cc

④ 鍋に、もち粉と砂糖100g(後で50g)、水200ccをいれよく混ぜ、

 

  火にかけ練り上げます(最初は強火、だんだん中火以下で練る)。

練り上がったら、

⑤ 蒸し器で10分(沸騰)蒸します。

蒸し器にこねあがった(練り上がった)もちを直接いれても可ですが、お福は(蒸したもちをもう一度鍋に移し替えるので)鍋もとはいる蒸し器で蒸しています。

➅ 10分蒸しあがったら、残りの砂糖50gをいれて弱火で1~2分練って出来上がり。

パッドに片栗粉を押さえつけ、

⑦ その上にもちをあけ、10等分し、先程のあんと苺をつつんで、

出来上がり。

真ん中を苺の赤い色が見えるようにすると綺麗ですよ。

お粗末様でした。

 

先日のよく晴れた日、お隣の伊勢原市にある旧山口家住宅 雨岳文庫にドライブがてら行ってきました。

お福、古民家が好きなのでかねてから一度行って見たかったところです。

代官屋敷、今の役所だそうですが、大政奉還によって江戸幕府が終わり、代官屋敷も必要なくなったということだそうで、以前あったところから700mほど曳家をして現在のところに移されたそうです。

こちらが離れ。

梅園も開放されていました。

一本だけ桜があり満開でした。なんという桜だったんでしょうか。

残念ながら予備知識なく平日に行ったものですから、山口家の中を見学することが出来なかったんです。家の中を見たかったんですけれどね。

聞けば平日でも予約をして行けばよかったらしいです。

次回、予約をして行きたいと思っています。

 

ある日の夕飯、

菜雑煮、古漬け白菜、インゲンの佃煮、キュウリとモズクの酢の物、ゴボウとコンブの煮物、ニンジンのしりしり、ホウレンソウの胡麻和え。

鶏のから揚げ、生姜の甘煮、小松菜の調味漬け、ホウレンソウのお浸し、里芋の煮っころがし、ノラボウナのマヨネーズ和え、生野菜サラダ。

この日は三月三日、雛の節句の日です。

寿司種買ってきて握り寿司の夕飯です。天ぷらに小鉢二種。

すし飯を少し多めに炊きましたので、

おいなりさん、

五目御飯を作って、小分けして冷凍しておきました。

 

春めいてきてはいるんですね。フキのトウがあちらこちらに。

フキのトウの天ぷら。

そして、佃煮、フキ味噌を作りました。

お福、朝のご飯にフキ味噌大好きなんです。

 

でね、↑上記のようにお福の夕飯、畑の物ばかりなので、娘がご帰還の時は、おいしいお弁当を買って来てくれるんです、

ありがたや、ありがたや。

今回のご帰還では、ハワイに出張していたということで、お土産も、

ありがとね。一か月に一回は帰ってきてはくれます。その度にいろいろなお店のお弁当を買ってきてくれます。お福今は一人暮らしを満喫してはいますが、これから歳をとると寂しく感じてくるのかなぁ、と。

 

またまた長くなってしまいました。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

クリスマスローズがようやく花芽があがってきました。今年は随分遅いです。

クリスマスローズが咲いたら、ミニミニクラス会をお福んちでやることになっていたので、昨年の様子で日にちを設定していたんですが、変更を余儀なくされそうです。

楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大炉の稽古

2025-02-27 15:50:06 | お茶

今週と先週のお稽古。

二月のお稽古は大炉ですが、一週目は夜咄の茶事でしたし、二週目はお稽古お休み、大炉のお稽古も二回になってしまいました。

ブログの更新も少し間遠になってしまいました。

先週のお稽古です。

六畳間に臨時のお床を据えましたが逆光になってしまいました。

「且座喫茶」に円相が書かれています。

お花は紅梅(蕾)と寒芍薬(クリスマスローズ)、クリスマスローズはまだ殆どが花芽がやっと顔をだしたばかりですが、一株だけ咲いていました。

花入れは、焼き〆窯変のとっくり型。

薄茶点前。

お釜の下では炭があかあかと燃えています。

お菓子は、

いちごが旬なので、いちご大福を作りました。

いちご大福、おいしいですよね。少し余分に作って生徒さんにお持ちいただきました。

香合は、

巳年なので、巳年にちなんだ香合です。

写真があったのは、これだけ。

そして今週のお稽古、

お軸は先週と同じ「且座喫茶」

お花は、

ちょっと分かりずらいですが(どちらも蕾なので)、紅白の梅に紅白の椿。

花入れは常滑焼のとっくり型。

濃茶点前、

杉棚を設えました。

やはりお釜の下では、炭があかあかと。

お釜を上げると、初炭で入れた炭もかなり流れていました。

大炉では、後炭は、ほうらくに組みます、

「福」の字は、お福が書いたんです ほうらくの正面がわかりずらかったのでね。

裏千家独特の手前ですね。

初炭の時の香合は今週は、

黄瀬戸を使いました。

お菓子は今週は、芋羊羹を作ったんですが、写真撮り忘れました

 

お雛様のタペストリーがかかった茶の間で、

今日、ようやくパソコンに向かえました。

お茶いただきながらね。

このリンゴケーキね、

お友達が教えてくれたんですが、お福なりにアレンジして作ったんです。

フライパンを使ってとても簡単にできましたので、もう一度忘れないうちにもう少しスポンジ部分を厚めにして作ってみようかと思っています。

 

今回記事が少ないので、

昨晩と一昨晩の夕飯、

一昨晩は、硬焼きそばの野菜あんかけ、ポテトサラダ、生野菜サラダに焼き芋。

昨晩は、

ほうれんそうのクルミ和え、生姜の甘煮、キュウリとモズクの和え物、白和え、お香の物、

ほうれんそうのクルミ和えと白和えが少し時間がかかりそうなので、ご飯は冷凍しておぃた豆おこわを解凍しておき、チンでした。

 

今週は暖かかったですね。

来週は、雨の日が続くようです。空気が乾燥しているので、いいお湿りかもしれません。

木々の芽吹きも進み、お花の開花にも拍車がかかるかもしれませんね。

と、ここで終止符を打とうと思ったんですが、やはり書かねば

庭の草も畑の草もどんどん顔を出しそうです

お福、忙しくなります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今年も出しました、お雛様。

2025-02-16 15:32:05 | 日常の出来事

もう二月も半ばです。

今日はとても暖かいので、お雛様を出しました。

毎年同じ(当然ですが)お雛様で、毎年お尋ねくださる(喜)方にはお目だるいことと思います

孫姫編、

孫姫初節句につくった木目込みのお雛様。

孫姫七歳のお祝いの時に着たお着物と帯。

一番左はお宮参りに着た着物。

七歳のお祝いの日に履いた草履とバッグ、はこせことお扇子。

白いのはお宮参りの時のお帽子とよだれ掛けとお守り。

虫干しのつもりです。

掛け着は昨年出したと思うので今年は見送りです。

娘編、

衣装雛です。

七段飾りですが、もう全部出すのにはかなり労力が必要ですので

内裏様と三人官女、随臣の七人のみ。

こんな感じなんですけれど

五人囃子と衛士お三方はお出ましなく。

お福編、

自分で自分の為につくった木目込み立びな。

これは真多呂人形ではなくて百華という木目込みなんです。

真多呂は全般的に小さいですが、百華は大きいんです。

大きい方が見栄えはしますね。

木目込みの立ちびなは何人ものお友達につくって差し上げましたね。

つくって、と言われるとお福嬉しくてね。

 

今年は天候の為か、庭のお花が寂しいです。

侘助も、

こちらの侘助も、

曙椿も、蕾が硬く、何時花開くやら。

紅梅も、

白梅も、まったく花開く気配がありません。

僅かに、

藪椿だけがチラホラと。

満月ロウバイだけが、

今満開です。

そうそう、たっちゃんの花壇は、

すみれが寒さに負けず咲いています。

一番開花の気になるクリスマスローズも、福寿草もやっと花芽が顔を出してきたところです。

天候が不順なので花も悩ましく思っているのかもしれません。

 

で、昨晩の夕飯、

水菜と白菜の香の物、

切り干し大根とさつまあげ、里芋の煮物、

コンブとシイタケ、ゴボウの煮物、

ぶり大根、

ホウレンソウのおひたし、

ポテトサラダ、

ドライフルーツ入りヨーグルト、

と、ごはん、お味噌汁。味噌汁はネギと里芋。

はい、田舎料理オンパレードです。

 

ストーブの上の焼き芋と煮豆、炬燵に足をつっこみ、バレンタインの日に買ったチュコレートをかじり、ミカンを眺めながらの一日。

三月になると庭にも畑にも草が出始め、畑の野菜は一気に成長をはじめ、野菜料理の為に台所がいそがしくなる。

今がお福の充電期間なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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夜咄の茶事をしました。何年かぶりです。

2025-02-06 16:16:11 | お茶

コロナ以来何年かぶりで夜咄の茶事をしました。

社中だけのお稽古茶事です。

夜咄の茶事を書き終わって振り返りましたら随分と長くなってしまいました。どうぞスルーしてください。

夜咄の茶事は本来なら午後五時の席入りが通例ですが、お福んち〇〇社中では、午後一時の席入りで、廊下のカーテンを閉め切り、電灯を消してお部屋を夜のごとくに演出して行います。

午後五時から夜八時九時の時間帯は主婦にとっては忙しい時なのでね。

寄り付きで身支度をし、

”寄り付きにも行燈が用意されます”

待合でお客様のお揃いになるのをまちます。

お客さまお揃いになると、待合で汲みだしをいただき、

本日の汲み出しは、小吸い物椀にて生姜湯です。

”汲み出しの甘酒や玉子酒、生姜湯などで身も心も温もります”

待合の掛物は、

「知足常楽」~足るを知って常にたのしむ~ 光前寺道宣老師 筆

待合にも行燈が置かれています。

 

汲み出しをいただくと外腰掛待合に向かいます。

腰掛に向かう時は、雁行といって、正客さんが玄関に用意されていた手燭を持ち、連客さんの足元を照らしながら、列を作って進みます。

しばらく連客様、腰かけて亭主様のお迎えを待ちます。

腰掛の前にも暖をとるための手あぶりがおかれています。

本来なら松ぼっくり(松笠)などで火が熾されるのですが、松の木が枯れてしまって松笠が手にはいりませんでしたので、今回は竹炭で代用です。

 

亭主様、手燭を持ってお迎えにお出まし。

つくばいで手と口を清め、

つくばいには、寒い時季なので、湯桶に暖かい湯を準備します。

湯で手と口を清めます。

亭主様、手燭を持ってお迎えにきますと、正客様、連客様、揃って立ち、正客様と亭主様は手燭の交換を行います。

亭主様は、交換された手燭を持って水屋にもどり、お客様の席入りを待ちます。

お客様、正客様の手燭を頼りに露地を雁行し、蹲で手、口を清め、順次席入りします。

”廊下にも行燈が用意されます”

お客様、席入りされますと、お床のお掛物を拝見し、

「紅炉一点雪」相国寺有馬頼底老師 筆

お床には、亭主様が持ち帰った手燭が置かれています。

点前座も拝見し、

点前座に短檠(たんけい)が灯されています。

炉縁は遠山蒔絵、お釜は、古典明(猫)で肩霰菊水地紋。弘安(一二七八年~一二八七年)頃の作と思われます。

お客様席につかれると、

亭主様、お運びいただいた礼におでまし。

お正客様、茶事に招かれたお礼のご挨拶。

連客さま、順次ご挨拶をし、正客様は、待合の掛物や本席の掛物をお尋ねになり、清められた露地の風情に感謝の心を表します。

その後、夜咄ですので前茶がふるまわれました。

この時には、暦を表したお茶碗が使われます。この一年の来し方を振り返り、無事に生かさせて頂いている周りの環境や人々にも”ありがたい”と手を合わせ、今日の幸せに感謝し、一服をいただきます。ちょっと画像ではお茶碗が見えにくいですが。

その後、初炭手前があります。

香合の拝見を正客が所望し、香合が手燭が添えられて拝見に出されます。

出された香合を正客様自席に取り込まれ、拝見に回します。

香合は、

夜咄しなので、黒狸です。随分お腹の大きいたぬきですこと。香名は「梅ヶ香」香元は松栄堂。

お福、後から思ったのですが、香合は狐の香合があったら狐の香合にすればよかったと。

理由はあったんです。これからその理由がわかるかと。

香合の拝見が済むと、お点心が運ばれます。

お点心をいただく時だけ電気をつけました(笑)

お客様、お点心をお召し上がりです。

お福も席中でお相伴させていただきました。

お点心、

今回は、お福、信玄弁当にしました。下段がご飯で黒米(古代米)を炊き込み、お赤飯風に。中段にはいわゆる強肴で、玉子焼、ひりょうず、しいたけ、ワラビ、花豆と白お多福豆の煮豆、なの花の天ぷら、キンカンの甘煮でした。上段は、鯛のコブ締めの加減酢。

小皿は、ブリの西京焼き、水菜のお香の物。

土瓶蒸しは、エリンギ(マツタケではありませーん)、タケノコ、シメジ、鶏肉、エビ、ギンナン。

朝五時から頑張って、おいしくつくったはずだったのですが、お福、席中お相伴して食べてもちっとも美味しく感じられません

お点心の後は、縁高で主菓子が運ばれ、

「吹雪」喜月製 ご亭主様のお持たせです。

お菓子を召し上がっていただき、お中立をお願いしました。

この時もお客様、正客様が手燭をもち、雁行して腰掛待合へ。

この時、用を足される方は用をたします。

お客様がいなくなった席中は、掛け軸がはずされ、石菖がお床に置かれます。

石菖は、ロウソクの油煙を吸収してくれると言われています。

点前座には、水指、お茶入が荘り付けられて、席中が改まると、お客様を後座の席に迎えます。

お水指は萩焼で、十二代田原陶兵衛 造

初座では、ご亭主様がお迎えに行きましたが、後座では、喚鍾(かんしょう)が鳴らされ、

鍾の音が聞こえてくると客はつくばって聞き、初座の時と同じように雁行して席入りします。

後座では夜咄は、続き薄茶で行います。

まずは濃茶が練られます。

各服点てにて濃茶を客全員がいただかれますと、続いて薄茶が点てられます。

手あぶりがはこばれ、

煙草盆がはこばれ、

お干菓子がはこばれます、

落雁(笹りんどう)、カカオビーンズ。

一服目の薄茶は次客さんがいただき、その間に正客様は茶入とお仕覆の拝見を請います。

本日の茶入は、白丹波の窯変肩衝で、正元直作 造 

お仕覆は、鳥入いちご錦。

拝見物を正客様とりこまれますと、順次薄茶が各服点てにて点てられます。

お客様全員薄茶を召し上がられますと、お茶杓、お棗、と蓋置の拝見が正客様より所望されました、

茶杓は、宗旦(利休の孫で、千家を裏千家、表千家、武者小路千家の三家に分けた方)作(写)、銘「宗旦狐」 宗旦狐は、相国寺の宗旦稲荷に祀られる狐の像で有名ですね。

~おおかたの 世捨て人にはこころせよ 着物は着てても、きつねなりけり~

とにかく、宗旦狐にまつわる伝承はあじわいがあります。長くなるので、内容は省きますが。

お棗は、唐松錆び塗り大棗 道場宗廣 作

蓋置は、

桐竹蒔絵竹蓋置 黒田正玄 作 鵬雲斎の花押がありますね。

最後に箱炭斗にて、止め炭、立ち炭になります。

止め炭は、どうぞごゆるりとという意味で炭をつぎます。

立ち炭は、客は長びくことなく辞去しなくてはならないので立ち炭となります。

最後に退出の挨拶をして一座建立となります。

 

終わって全員の写真を撮り忘れました

 

二月二日は節分でした。三日と思われた方が多くいらっしゃったようですね。

立春の前の日が節分ですね、三日が立春でしたので二日が節分だったんですね。

菩提寺の妙唱時では節分に節分法要があり、豆まきが行われます、

袋に入った豆やお菓子がまかれます。袋の中には景品がいただける番号が入った袋があります。お福はティッシュペーパーと台所布巾が当たりました。随分いろいろな景品がありましたよ。

お福んちでは、

ヒイラギにイワシの頭を刺して玄関に。

でもすぐにイワシは何者かに持っていかれました。

で、

節分の日の夕飯は、お蕎麦と決まっています。

翌日は、お寺さんでまかれた当たりのない豆と、お福んちでお福ひとりで昨晩まいた豆ののこりと拾った豆(八粒)とで豆おこわを炊くんです。

以前はね、たっちゃんが鬼の面をかぶってお福んちに豆まきに来てくれたんですけれどね。

福は~うち、鬼も~うちってね。

で、三日の日の夕飯。

 

夜咄の茶事は長くなってしまいました。後から撮った画像もありますが、生徒さんが撮ってくれた画像を追いながら、かいつまんで書いてきましたら長くなってしまいました。

よくお分かりいただけなかったんではないかと思いますが、最後まで読んでいただいてほんとにありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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