今週のお稽古は、鯉桶水指の扱いを先週に引き続きしました。
今回は長板二つ置きでおこないました。
蓋置の置く位置と香合の置く位置が違う(地板の上左角)だけで、手前は全く平点前、先週と全く同じです。
先週と変わったところでは、お花が、
あざみです。
余談ですが、かつて詩や歌を詠むお友達から、あなたはあざみのような方ですね、と再三いわれたことがあります。
あざみの葉って、とげとげしいし、緑の中にエンジ色の花がひときわ目立つので、う~ん、そうですか、と生返事。「あざみの歌」ご存知ですか、と聞かれ、1番の歌詞だけは何となく知っています、とお答えしました。2番、3番は素敵ですね、美しいわね、と言われて、早速調べてみました。
以下、あざみの歌の歌詞、
①山には山の愁いあり、 ②高嶺の百合のそれよりも、
海には海の悲しみが、 秘めたる夢をひとすじに、
まして心の花ぞのに、 くれない燃ゆるその姿、
咲きしあざみの花ならば。 あざみに深きわが想い。
③いとしき花よ、汝はあざみ、
こころの花よ、汝はあざみ、
さだめの径ははてなくも、
かおれよせめてわが胸に。
お福の世代の方ならメロディーはご存知ではないかしら。私は好きでした。
伊藤久夫さんや倍賞千恵子さんなどが歌っていました。
歌詞をよんで、どこが~?です。
横道にそれました。
お茶碗と薄器を変えました。
薄器は薬器で根来塗り、お茶碗は青楓のお茶碗です。今、庭の楓も緑が清々しいです。
ウグイスとホトトギスが競い合って啼いています。
ホーホケキョ、チョットコイ。目を凝らすのですが、残念ながら姿を見ることができません。
庭で今咲くのは、
アヤメ。
?
今年はシランの花がチラリホラリ、半夏生はまだ化粧しません。
白のシランもご覧の通り、
やっと1本だけ咲いていました。
夏つばきのピンクといわれていますが、ピンク色は、花びらにピンクの筋が入っているだけ。
シモツケがもう少しで満開です。
と、それから、
あざみです。
梅雨入り前の初夏の陽気、やっておきたいことが数あれど、一向に進みません。
若い時はしゃかりきに片付けましたが、まっいいか、もういいや、の連続です。
はい、七か条のご誓文、あせらず、急がず、頑張らず、肩ひじ張らず、振り返らず、のびやかに、ゆっくり生きる、でございます。