8月29日に上田市の旧・武石村(たけしむら)側から美ヶ原高原に向かいました。
松本市・武石峠に向かう県道を左折し、山道に入りました。濃い緑の森を抜けるつづら折りが続く山道を上り、白樺林を抜けると、標高2000メートルの広大な草原である美ヶ原高原に出ました。高原はある程度晴れていましたが、松本市の北側方向から高原に向かって雲が上ってきて視界を遮り、槍ヶ岳や白馬岳(しろうまだけ)などの北アルプスの山々は拝めませんでした。
日差しが強く直射日光はきつく感じますが、高原に吹く風は涼しかったです。上田市武石の美ヶ原高原美術館近くの駐車場から、標高1990メートルの牛伏山まで散策しました。木道の周りに、この季節の花の主役であるマツムシソウ(松虫草)があちこちに咲いています。

マツムシソウは、昆虫のマツムシが鳴き始める晩夏のころに咲く野草なので、「マツムシ」という名前がつけられました。気品のある薄紫の花が見事です。標高の高い草原は風が強いためか、点々と咲くマツムシソウは背の低く、地表をはっている感じでした。マツムシソウの一部は8月初めから咲き始めているので、最盛期を少し過ぎた感じでした。マツムシソウには、アカタテハやアゲハチョウ、アブなどが群がっています。その周りをアカトンボなどが多数飛んでいます。初秋の雰囲気です。
ウメバチソウ(梅鉢草)の群落が所々にありました。やはり背の低いものばかりです。森林の中でなく、日差しの強い高原で、こんなに多くのウメバチソウを見たのは初めてでした。

ハクサンフウロ(白山風露)もあちこちに咲いていますが、環境が厳しいためか、ピンクの花がやや小ぶりでした。山道の周りには、エゾリンドウ(蝦夷竜胆)が多数咲いています。緑色の草原の中で、濃い紫色の花が目立ちました。

リンドウをみて、やはり秋が近づいていると感じました。
牛伏山の周りは広大な牧場です。牛が多数放牧されていました。草を食んでいます。絵に描いたような牧歌的な風景です。

美ヶ原高原からはビーナスラインを通って、和田峠、霧ヶ峰高原、車山高原、白樺湖と抜けました。車山高原から白樺湖までの区間では、夕日に浮かび上がる富士山の上部が遠くの雲の上に見えました。高い地点からは、遠くのいろいろなものが見えると感心しました。これも高見の見物なのでしょうか。
松本市・武石峠に向かう県道を左折し、山道に入りました。濃い緑の森を抜けるつづら折りが続く山道を上り、白樺林を抜けると、標高2000メートルの広大な草原である美ヶ原高原に出ました。高原はある程度晴れていましたが、松本市の北側方向から高原に向かって雲が上ってきて視界を遮り、槍ヶ岳や白馬岳(しろうまだけ)などの北アルプスの山々は拝めませんでした。
日差しが強く直射日光はきつく感じますが、高原に吹く風は涼しかったです。上田市武石の美ヶ原高原美術館近くの駐車場から、標高1990メートルの牛伏山まで散策しました。木道の周りに、この季節の花の主役であるマツムシソウ(松虫草)があちこちに咲いています。

マツムシソウは、昆虫のマツムシが鳴き始める晩夏のころに咲く野草なので、「マツムシ」という名前がつけられました。気品のある薄紫の花が見事です。標高の高い草原は風が強いためか、点々と咲くマツムシソウは背の低く、地表をはっている感じでした。マツムシソウの一部は8月初めから咲き始めているので、最盛期を少し過ぎた感じでした。マツムシソウには、アカタテハやアゲハチョウ、アブなどが群がっています。その周りをアカトンボなどが多数飛んでいます。初秋の雰囲気です。
ウメバチソウ(梅鉢草)の群落が所々にありました。やはり背の低いものばかりです。森林の中でなく、日差しの強い高原で、こんなに多くのウメバチソウを見たのは初めてでした。

ハクサンフウロ(白山風露)もあちこちに咲いていますが、環境が厳しいためか、ピンクの花がやや小ぶりでした。山道の周りには、エゾリンドウ(蝦夷竜胆)が多数咲いています。緑色の草原の中で、濃い紫色の花が目立ちました。

リンドウをみて、やはり秋が近づいていると感じました。
牛伏山の周りは広大な牧場です。牛が多数放牧されていました。草を食んでいます。絵に描いたような牧歌的な風景です。

美ヶ原高原からはビーナスラインを通って、和田峠、霧ヶ峰高原、車山高原、白樺湖と抜けました。車山高原から白樺湖までの区間では、夕日に浮かび上がる富士山の上部が遠くの雲の上に見えました。高い地点からは、遠くのいろいろなものが見えると感心しました。これも高見の見物なのでしょうか。