アクリル樹脂(アクリル板)の加工について紹介します。
神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)公式ブログです。
「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。
丸井工業は金属板(鉄板・ステンレス板・アルミ板・銅板・など)を材料とする精密板金加工だけでなく、金属以外の材料を使った加工品の注文も頂いています。たとえば、アクリル樹脂(アクリル板)を使ったケース(BOX)・パネル・銘板などもその一部です。アクリルを含めて樹脂加工は協力会社に依頼しますがもちろん丸井工業が認める品質で出来上がってきます。アクリルの加工品にはシルク印刷をしたりネジを加工して板金で作ったパネルなどに取り付けたりと使われ方は様々です。
▲ アクリル板で作ったカバーです
▲ このカバーは接着剤により加工されていますが超音波接着や曲げ加工もできます
▲ アクリルにはネジの加工やシルク印刷・彫刻などもできます
▲ アクリルの切断面の拡大部分です 切断面の白い部分は研磨をすると透明になります
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精密板金の丸井工業
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ハーフパンチを使ったスポット溶接の位置決めについて紹介します。
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フロントパネル(操作パネル)の組立を板金部品単体から完成まで見てみたいと思います。
計測器や通信機など、ケース前面操作部の事をフロントパネル(操作パネル)と言っています。スイッチやLED・表示部を取り付けるので用途に合わせてその形状は様々です。一番上の大きな部品がパネル本体でそこに板金部品をスポット溶接とアルゴン溶接(TIG溶接)によって取り付けていきます。このパネルの様にスポット溶接部品が多い場合は取付の位置を決める為にハーフパンチを使います。ハーフパンチとはNCTで行う穴加工の際、穴をあけきらない状態いわゆる「半抜き」で止める加工の事です。板金から飛び出した円柱状の出っ張りを取り付けたい相手側に加工したハーフパンチに差し込む事で位置が決まるので正確で早い作業が行えます。写真の様に細かな同一の形状をした部品を製作する場合はミクロジョイントを使い部品同士を連結した状態で加工すれば効率も上がります。
▲ パネルと言ってもその形状は様々です 写真はサンプルに組み立てるパネルの部品です
▲ パネル本体部分にはハーフパンチ凹が裏面からパネル表面に向けて加工されています
▲ 上部に加工したハーフパンチ凸を パネル本体部に加工した凹に差し込み位置決めをします
▲ 部品はスポット溶接・アルゴン溶接によって本体に溶接されています パネル裏面
▲ スポット溶接の跡やアルゴン溶接の跡などをサンダーにより削り慣らした状態です パネル表面
▲ パネルの表面には黒のメタリック塗装 溶接の跡は綺麗に無くなります
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精密板金加工で使う工具「サンダー」について紹介します。
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精密板金加工ではNCT加工機やレーザー加工機の様なプログラムにより加工を行う大型設備とは別に、作業者が手で持って使う工具という道具があります。精密板金加工で使う工具は沢山ありますが、その中で今回は溶接などの仕上を行う工具“サンダー”について簡単に説明します。サンダーは前方の円盤部分がヤスリになっていて高速で回転します。平らに仕上げたい(削りたい)部分を高速で回転している円盤に押し当てて徐々に削られて行く部分を作業者が目で出来栄えを確認しながら作業を進めて行きます。サンダーは仕上げる製品によって大きさやパワーが違う物を選び使用します。また前方の円盤にはいろいろな種類の物があり交換する事により切断したり磨いたりする事もできます。
▲ 丸井工業で標準的に使われているサンダーです
▲ 前方にある円盤が高速で回転します 削り(仕上げ)たい部分をこの円盤に当てます
▲ 平らな面になるまで凸った部分を削ります 削られた金属が花火の様に飛び散っています
▲ 溶接した状態のままの製品 均一な平らな面になるように削ります
▲ 仕上げた状態の製品 光っている部分がサンダーで削った跡です
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