高句麗のコゴンム艦隊。
長山群島(サンチャン)。
部下:すべての海岸と約100の島は、準備万端でございます。
卑沙城(ピサ)城には、ヨクサルのコ・ジョンイを送りました。
軍師:このたびの戦は、卑沙城の周辺が決戦地になるでしょう。
ゴンム:
敵が上陸すれば、挟み撃ちにされる。
我が軍の長城お防御線も打撃を受けるだろう。
将軍あちは、みなそれを心得ています。
雨天が続いていたがここ数日は猛暑になった。
この霧が我が軍にとって好都合だ。
さらにそなたが先鋒に立つとは心強い。
だが初戦は厳しいものになるだろう。
我が艦隊が大同江(テドンガン)の水軍基地を出発し、10日で敵と出くわす。
敵軍は廟島(ミョド)列島から卑沙城へ向かっています。
☆廟島(ミョド)列島:遼東半島と山東半島の間の島々
明日の午前には、両軍が衝突するだろう。
ヨン・テス軍師:
敵の戦力は、当初の予想以上だった。
戦艦の総数はは我が軍の3倍近い。4000隻以上だそうだ。
先鋒の戦艦が3000隻。
その後を上陸艦隊、補給艦隊と護衛艦隊が続く。
我が軍の戦艦は800隻。護衛艦と補給艦で1300だ。
数では圧倒的に敵の勝ちだ。
敵の戦艦は大きいため、速度が遅く小回りが利かない。
一方我が軍の戦艦は小さいが素早く動ける。
我が軍の軍艦はすべて衝角般だ。
衝突して穴を開ける。
この作戦は敵にしられていない。
ほかにも我らに有利な点がある。
今年は梅雨が長引き天候がいつもと違う。
ちかごろは、毎日のように朝から昼間で海霧が発生している。
初戦はこの海霧を利用するのだ。
☆衝角般:船首に突起の着いた軍艦。
ゴンム:
攻撃艦隊を2つに分ける。
第一陣はヨン軍師とコ将軍に任せる。
第二軍は私とムン・ダル将軍が率いる。
第一軍が攻撃を仕掛ける間に、第二軍は迂回し敵の中心を狙う。
補給艦隊と上陸艦隊を狙うのだ。
作戦は以上だ。
それでは、各船にもどり任務を確認するのだ。