おはようございます。
一昨年、速水御舟の名樹散椿のモデルとなった京都の地蔵院の五色八重咲散椿を初めて見て感動したが、同じ椿が川崎にもあることを昨年9月の105回院展で知った。大矢紀の大樹・五色八重咲散椿図である。その絵のモデルは地蔵院のではなく、その子孫で樹齢300年の古木で川崎の小学校にある、と記されていた。
調べると、その小学校は川崎市の新百合ヶ丘にある千代ヶ丘小学校であることを知った。そろそろ見頃になっているだろうと、昨日(3月17日)、いそいそと出掛けた。でも、今の小学校は無断で校庭に入れないはずと一抹の不安があった。でも、玄関口のインターホーンで用件を伝えると快く門を開けてもらえた。
その椿の大木はすぐ見つかった。校庭の高台に堂々と鎮座しておられ、大事に網で囲われていた。
この椿は、昭和56年(1981年)に金程(途中のバス停にこの地名があった)の農家から千代ヶ丘小学校に移植されたという。五色八重咲散椿の名の通り、一本の木で五色の花を咲かせ、そして、まるで山茶花のように、花びらを散らす。
赤色が目立つが、ピンク、白、斑の程度がいろいろの花など五色はある。
散った花びらもうつくしい。上も下も満開!今が最高の見頃!
椿なのに、花まるごとではなく、花びらで散っている。
幹も見事!
大矢紀画伯の絵をもう一度、見てみよう。根元が忠実に描かれている。
素晴らしい川崎の五色八重咲散椿でした。本家の京都にも是非、もう一度!
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!
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