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気ままに

大船での気ままな生活日誌

浄妙寺で原節子さんを偲ぶ

2015-11-26 18:37:05 | Weblog

原節子さんの訃報を聞き、早速、お住まいに隣接する浄妙寺に行ってきました(汗)。バス停を降りると、すぐに参道の入口だが、そこにテレビ局のクルーがいたのにはびっくり。この様子では、お住まいの方もマスコミがと、覗いてみたが、やっぱり、数名の新聞記者がたむろしていた。同居の親類の方にインタビューでもするのだろうか。

ぼくは、そこには長居はせず、すぐ浄妙寺へ。山門をくぐると、向かいに、原節子さんも、よく参拝されたであろう本堂が。

新聞記事によると、80歳を過ぎてからは、ほとんど外出されなかったようだ。せいぜい、人影がいない朝夕の境内を散策されたのではないだろうか。毎年、一番、早く染まる、真っ赤な紅葉もご覧になったはず。

でも、石段沿いの紅葉は、どれも、ようやく色づき始めたところだった。

花塚のうしろに、お住まいがある。これからは、これを原節子さんの供養塔としてお拝もう。

そのあと、八幡さま、建長寺、明月院、円覚寺と廻った。紅葉は、円覚寺がやや先行している感じで、多くは、ほんのり紅をさした紅葉だった。実は、明後日のクラス会の紅葉めぐりコースの下見も兼ねているのだ。午前中に、二か所ほど廻る予定だが、さて、どうしようか。二か月も前から決まっている日時なので、むづかしい。でも、天気は良さそうだ。

明月院の丸窓。ほんのり紅をさす。

明月院の栗鼠。ほんのり五郎丸ポーズ。あるいは、ほんのり猫だましポーズ。

円覚寺の門前は見頃に。

原節子さん、夕方も、もう一度。

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永遠の聖女 原節子さん逝く

2015-11-26 10:16:45 | Weblog

おはようございます。今朝、PCを開いたらびっくり。原節子さん死去の報。すでに9月5日に亡くなれていたようで、95歳だった。心よりご冥福をお祈りいたします。

ぼくは原節子さんの大フアンというか、神さまみたいな存在だった。だから、こんな日が、ぼくが生きている間に来るなんて、考えてもみなかった。まさに、ぼくにとっても、”永遠の聖女”なのである。

ぼくがこちらに越してきて、間もない頃、原節子さんが浄妙寺の近くにお住まいだということを知った。ある日、浄妙寺の境内で地元の人に、その話をもちかけたとき、あそこの家に住んでいますよ、と指差してくれた。お寺と隣接している、りっぱな家だった。このことは、今まで、ブログ上では黙っていた。その後、浄妙寺に行くたんびに、ひょっとしたら、原節子さんがお庭に出ているのではないかと生垣の隙間に目をやったり、話し声や原節子さんが弾くピアノの音が聞こえるてくるのではないかと耳をすました。一度もチャンスはなかったが、あの名女優と同じ空気を吸っているのだと思うだけでもうれしかった。

ぼくのブログに、”原節子”というキーワードを入れて、記事を探すと、延々と続き、いつまでたっても終わらない。それは、原節子主演の映画の感想文はもちろんのことだけど、ぼくが命名した”原節子桜”の記事がすこぶる多いからである。ぼくの家の近くに、むかし松竹の大船撮影所があって、昭和11年の開所記念に川沿いに桜並木が植栽された。それらが、現在も残っていて、その一本の桜に”原節子桜”と名付けたのだ。この桜は原節子さんのようにうつくしいばかりではなく、この桜並木の中で一番、先に開花し、かつ、最後まで花をつけているという、すごい桜なのだ。その開花から落花までに至る、毎年の記録記事が数十本はあるのだ(汗)。

さて、この春の原節子桜はどうだったか。自身のもつ、残り花最長記録、5月6日にも到達し、いよいよ新記録達成かと期待したが、5月7日の朝に散っていた。タイ記録に終わった。そのとき、ふと、高齢の原節子さんのことを想った。今、考えると、予感だったかも。

原節子さんが主演した小津安二郎作品は紀子三部作(東京物語麦秋晩春)をはじめ、主要作品のほとんどを見ているし、黒澤監督、成瀬監督のも。そして、原節子16歳の主演デビュー作、”新しき土”、そして、42歳、この映画を最後にスクリーンから姿を消す”忠臣蔵”(大石りくの役)もみている。

実際亡くなられた9月5日、ブログで調べてみると、ぼくは、めったにないバレエ観賞で、”眠れる森の美女”をみていた。この日、空前絶後の大女優が息を引き取ったのだ。また、眠れる森の美女のように、生き返ってくるような気がする。

在りし日の原節子さん

16歳デビュー

原節子42歳、この映画を最後にスクリーンから姿を消す。

 2013年川喜多映画記念館で”原節子展”

天国でやっとご一緒に

どうぞやすらかに

 

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