主婦年金問題

　現在、開会中の国会では、担当大臣の責任を求め、辞任要求まで出ている主婦年金問題があ
ります。

　幸い、我が女房には、私が現役をリタイヤした時にはすでに受給資格を満足しており、この問題
とは直接関係はありませんが、この問題で行われている国会論戦を見ていると納得できないもの
が多々あります。

　私には年金の話題が出てくる時、いつも目に浮かぶのが、前政権の変わった髪形をした担当の
大臣が欠陥だらけと思える制度を「この年金制度は１００年安心制度だ！」と国会答弁していた姿
です。

　私は何を寝言と聞いたのを思い出しますが、それから時を経ずして年金財政破綻の話題や国民
にとって優しい制度でないことが表面化すると共に、全く被保険者を馬鹿にした社会保険庁のでた
らめでずさんな仕事振りが現在の事態を招いているのではないかと思うのです。

　私は、前政権・現政権のどちらにも組するものではではありませんが、現政権には問題処理の不
手際に当然の責任がありますが、むしろこの問題の責任の根本は前政権にあるのは明らかにも関
わらず、まるで被害者の如くで、そのことの責任や反省は全くありません。

　公平に国民の一人として思うに、国民の暮らしを守るものなど何もなく、自己保身だけの不信だら
けの政治に更なる不信感が募ってきます。